5月1日、3日に太陽ヶ丘球場、峰山球場で1回戦8試合が行われ、ベスト8が揃い、夏の大会のシードチームが決定しました。
【太陽ヶ丘球場】
5月1日
搭南 3 – 1 京都文教 ※観戦記
京都国際 4 – 0 北稜 ※観戦記
5月3日
龍谷大平安 11 – 4 洛星(8回コールドゲーム) ※観戦記
京都外大西 6 – 5 京都明徳 ※観戦記
【峰山球場】
5月1日
宮津 6 – 3 東舞鶴(延長13回タイブレーク)
日星 9 – 0 東稜(7回コールドゲーム)
5月3日
京都廣学館 6 – 1 京都八幡
京都翔英 5 – 1 北桑田
【準々決勝の組み合わせ】
搭南 - 宮津
京都国際 - 日星
龍谷大平安 - 京都外大西
京都廣学館 - 京都翔英
一次戦は波乱が多かった印象がありますが、残った8チーム。
京都国際、日星、龍谷大平安、京都翔英の4チームが秋季大会もベスト8に残ったチーム。
その他の4チームも秋季で負けた試合を振り返ると、搭南が鳥羽に9回サヨナラ負け。
宮津は龍谷大平安相手に7回終了時点まで1-2という大接戦(終わってみれば1-8と8回コールド負け)
京都外大西は秋季準優勝で、センバツベスト8の明石商業と、近畿大会で熱戦を繰り広げた福知山成美に1点差負け。
京都廣学館は日星相手に8回終わった時点では1-2という大接戦(終わってみれば1-10でスコア的には大敗)。
すべて二次戦に出場しており、ベスト16で敗退したものの、それぞれ互角に戦い敗れたチームばかり。
すなわち秋の時点からベスト8に残ったチームとは遜色のない戦いを見せていたチームばかり。
福知山成美、東山といった今シーズン前評判の高いチームや、昨夏代表の鳥羽、プロ注目の上野投手擁する乙訓、昨夏京都大会準優勝の立命館宇治などの「有名チーム」がノーシードになりましたが、今春勝ち残った8チームは決してフロックではなく、今シーズンの京都で安定した力を見せてきたチームばかりです。
実力派の勝ち残った準々決勝、搭南と宮津は公立勢同士ですが、監督はそれぞれかつて指揮されていた学校(搭南奥本監督は京都成章で甲子園準優勝、宮津守本監督は峰山でセンバツ出場)で甲子園経験もあり、かつ今チームは京都きってのWエースを擁する似たようなチームカラー同士の対決。
白熱した投手戦を期待したいです。
京都国際と日星は秋季大会準々決勝の再戦。
延長10回の熱戦の末、秋は国際に軍配があがっていますが、左の好投手・波多野投手や、野手陣もW上野選手や松田選手などの強打者を並べた日星に、経験豊富な土居選手、野崎選手などを擁し、投手層も厚い国際との一線は実力派同士の好勝負が期待できます。
龍谷大平安と京都外大西は、京都が全国に誇るツートップの久しぶりの対決。
2年前のセンバツ優勝に、今年のセンバツベスト4に比べ、昨今、京都大会で公立相手に惜敗が続く京都外大西と近年の成績では平安が圧倒的にリードしていますが、かつてささやかれた「京都外大西は平安に強い」通りのゲームができるのか?
興味の尽きない「京都のゴールデンカード」です。
京都廣学館は今チームはゴールデン世代と早くから噂されていました。
好投手・鹽見投手や、赤坂選手などの強打の野手陣と噂どおりの実力派。
対する京都翔英は榎本世代でセンバツに出場して以来、すっかり京都のトップクラスに定着したものの、以降あと一歩で甲子園を逃しています。
今チームは秋ベスト4の後、突然太田監督が退任され、名門東邦OBで仙台育英のコーチや、名古屋産業大監督などを歴任されてこられた浅井監督が赴任。
プロ注目の石原捕手らの強打線と、廣学館の対決は見ものです。
準々決勝も目の離せない戦いばかり。
どんなドラマが待っているのか、ファンの一人として大いに試合を楽しませていただきたいと思います。
頑張れ京都の高校球児たち!