2017年5月20日、春季京都大会 準決勝
わかさスタジアム京都
スタメン
※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません
※立命館のスタメンが綾部になっていまあしたので修正しました(2018年7月5日)
龍谷大平安
8 石原
9 木村
3 中野
5 松田
7 岡田
2 田島
4 森川
6 大本
1 高井
立命館
8 高山
9 義村
2 平戸
3 三浦
4 藤野
6 広田
7 近藤
1 森山
5 辻本
観戦記
2年前の春季大会決勝戦と同じ組み合わせになった龍谷大平安と立命館の一戦。
先攻は平安、立命館の先発は背番号10の森山投手。
1回表、平安は1死から2番・木村選手がレフト前ヒットで出塁するも後続続かず無得点に終わります。
代わって守りにつく平安、先発は春季大会エースナンバーをつける高井投手。
その立ち上がり、立命館は先頭1番・高山選手が四球で出塁すると、続く義村選手が敵失で出塁。
無死12塁から3番・平戸選手のファーストへの強い打球がライト線を破り二塁打となって1点を先制します。
1死23塁から5番・藤野選手のセカンドゴロで義村選手がホームを狙うもこれはタッチアウト。
2死13塁となり、6番・広田選手の打席、2ボールノーストライクからファーストランナー藤野選手がやや飛び出し、平安・田島捕手が1塁へ牽制も二盗を決め、その隙にサードランナー平戸選手が準々決勝に続き本盗を成功させ2点目を挙げます。
2点を追う平安は3回表、1死から8番・大本選手がライトオーバーの二塁打で出塁すると、2死後、1番・石原選手のセンター前ヒットで1点を返します。
この回さらに2番・木村選手もレフト線への二塁打で2死23塁と一打逆転のチャンスを作りますが、この回の反撃は1点に終わります。
しかし勢いの出た平安打線は続く4回表。
先頭4番の松田選手がセンター前ヒットで出塁すると、二盗を成功させ無死2塁から、5番・ 岡田選手の右中間を破る三塁打で2-2の同点に追いつきます。
さらに続く6番・ 田島選手もライト線へ二塁打を放ち3-2と逆転に成功すると、立命館はエース多田投手へ継投します。
しかしその代わり端、7番・森川選手、8番・大本選手が連続四死球で出塁し無死満塁とすると1死後、1番・石原選手がセンター前ヒットで1点を追加。
さらに2番・木村選手の打席でバッテリーミスがあり1点を追加し5-2とした直後、レフト前に2点タイムリーヒットを放ち7-2とその差を拡げます。
この回さらに3番・中野選手の右中間を破る三塁打で1点を追加。
7点を挙げ逆転に成功した平安が8-2と大量リードする展開に変わります。
一方立命館打線は、1回表こそ高井投手の立ち上がり、隙をついて先制しましたが、2回から5回まではヒット1本、5つの三振を奪われ6点差のまま前半5回を終了します。
グラウンド整備が明けた7回表の平安の攻撃。
先頭5番の岡田選手が四球で出塁すると、犠打で1死2塁とし、7番・森川選手の打席ノーボール1ストライクから岡田選手が三盗を決めます。
1死3塁の好機で森川選手がセンター前に弾き返し1点を追加、9-2となって7回裏の立命館の攻撃を迎えます。
規程で1点以上挙げないとコールドゲームが成立する展開の中、1死から5番・藤野選手がセンター前ヒットで出塁しますが、立命館の反撃はここまで。
9-2で平安が勝利し決勝進出を決めました。
敗れた立命館ですが、この試合も1回表はこれまでの勢いそのままに、平安相手にも堂々とした戦いぶりだったと思います。
しかしこの試合は平安の総合力がそれを上回っていました。
エース高井投手は思い出すのは昨年の春季大会。
洛星戦で1回持たずにKOされた場面。
初回、立ち上がり乱れた際は、どこまで修正してくるのだろうかと思っていましたが、2回以降は完全に立ち直り、2塁も踏ませず被安打2、7奪三振と完全に立命館打線を抑え込みました。
また打線も京都共栄戦では湿りがちでしたが、この試合は力のある立命館の投手陣から12安打を浴びせて現時点での完成度の違いを見せつけた内容になりました。
立命館もコールド負けではありますが、準々決勝の京都成章戦でも感じましたが、甲子園を狙っていける実力は十分にあると思います。
多田投手、森山投手共に力のある好投手ですが、平安や、また先日の成章等、上位クラスになると甘く入れば捕まってしまうことも十分分かったと思います。
夏に向けて足りないことをしっかり克服し、優勝候補として堂々と本番を戦い抜いて欲しいと思います。
スコア
龍谷大平安
001 700 1=9
200 000 0=2
立命館
7回コールドゲーム
平 高井 - 田島
立 森山、多田 - 平戸
平 H12 E2
立 H3 E0
個人成績
【打撃成績】
龍谷大平安
選手名 | 第一打席 | 第二打席 | 第三打席 | 第四打席 |
8 石原 | 遊ゴロ | 中前安打(1) | 中前安打(1) | 二直 |
9 木村 | 左前安打 | 左線二塁打 | 投暴投(1) 左前安打(2) |
二ゴロ |
3 中野 | 二ゴロ併殺打 | 三ゴロ | 右中間三塁打(1) | 二ゴロ |
5 松田 | 遊ゴロ | 中前安打 二盗 |
遊ゴロ | 右飛 |
7 岡田 | 見逃三振 | 右中間三塁打(1) | 死球 | 四球 三盗 |
2 田島 | 中飛 | 右線二塁打(1) | 一ゴロ | 投前犠打 |
4 森川 | 空振三振 | (多)四球 | 中前安打 | 中前安打(1) |
6 大本 | 右越二塁打 | 死球 | 三振 スリーバント失敗 |
二ゴロ併殺打 |
1 高井 | 遊飛 | 見逃三振 | 捕前犠打 |
立命館
選手名 | 第一打席 | 第二打席 | 第三打席 |
8 高山 | 四球 | 遊ゴロ失 | 四球 |
9 義村 | 遊ゴロ失 | 二ゴロ併殺打 | 遊ゴロ併殺打 |
2 平戸 | 右線二塁打(1) 本盗(1) |
見逃三振 | 空振三振 |
3 三浦 | 左飛 | 右前安打 | 見逃三振 |
4 藤野 | 二ゴロ 二盗 |
中飛 | 中前安打 |
6 広田 | 投飛 | 遊ゴロ併殺打 | 左飛 |
7 近藤 | 空振三振 | 中飛 | 左飛 |
1 森山 | 遊ゴロ | 空振三振 | |
5 辻本 | 見逃三振 | 見逃三振 |
龍谷大平安
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
高井 | 7 | 3 | 2 | 7 | 2 | 2 |
立命館
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
森山 | 3 0/3 | 7 | 0 | 2 | 3 | 4 |
多田 | 4 | 5 | 4 | 2 | 6 | 5 |