★お詫び★
この試合、最後を決めたのは立命館宇治の上西選手と書いていましたが、すみません・・・
立命館宇治の山下選手でした。
お詫びと訂正をします。
2015年7月26日、夏季京都大会準決勝
太陽が丘球場
スタメン
※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません
京都共栄
1 菅田
6 柿渕
2 大西
3 上羽
7 足立
8 岡本
4 倉掛
9 福田
5 南
立命館宇治
6 森田
5 上西
9 奈良
3 伊藤
7 藤岡
8 北原
2 百田
4 中原
1 山下
観戦記
昨日、共に準々決勝を勝ち上がった両チームが、炎天下続くわかさスタジアムで対決。
立命館宇治はエースの山下投手が先発。
山下投手、昨日の疲れが残っているのか、制球が定まりません。
先頭の菅田選手を四球で出すと、1死13塁のピンチを招きます。
ここで4番上羽選手のピッチャーゴロの間に1点を失います。
さらにここから連続四球で2死満塁となったところで、7番倉掛選手のセンター前タイムリーで2点目が京都共栄に入ったところで、ランナー(?)とサードコーチャーが接触したかどうかで、球場は大荒れ。
おさまらない卯滝監督の長い抗議は実らず、共栄に得点が認められます。
この後、試合再開すると続く福田選手もレフト前にヒットで3点目が共栄に入ります。
共栄はさらにこの後1点を追加し、1回表を終わって4-0と立命館宇治をリードします。
立宇治の山下投手は初回だけで与3四球と荒れてしまいました。
さて京都共栄、昨日の熱投明けで、エース浅井投手は温存。
こんなこともあるかと思いましたが、それなら亀岡戦
にリリーフした高槻投手らかと思いましたが、なんと野手として注目度が増している菅田選手がマウンドへ!
さすが、プロも注目し始めたと聞く菅田選手。
身体能力はズバ抜けていますね。
投手としてもストレートの速さは相当なものです。
しかし、菅田選手も初回から制球が定まりません。
先頭の森田選手をセンター前ヒットで出塁させた後、2死までこぎつけますが、4番の伊藤選手に死球を与えると、それを含めて5連続四死球で3点を失います。
2回裏も立命館宇治は、四球の上西選手を奈良選手がセンターオーバーの長打でホームに還すかというシーンがありましたが、ここはホームでタッチアウト。
立命館宇治、同点のチャンスを逃します。
一方の山下投手は、2回、3回は立ち直って四球は1つ与えますが、3奪三振と調子を上げていったかと見えました。
しかし4回表、またも3四死球で2死満塁としますが、足立選手を三振に取りこのピンチを凌ぎます。
しかし5回表2死13塁と、またも四死球をきっかけに京都共栄がチャンスを作ります。
ここでマウンドに上がっていた菅田選手がライトオーバーのタイムリー3塁打で2点を勝ち越し。
膠着していたゲームが再度動き始めます。
立命館宇治は6回裏に反撃。
先頭の上西選手を四球で出すと、続く奈良選手がショート強襲ヒットで無死12塁とすると、続く伊藤選手の犠打が成功し、1死23塁とチャンスを拡大させます。
続く藤岡選手が四球で歩くと満塁となり、北原選手の時にパスボールで1点を返します。
さらに、センター前に弾き返し、一気に同点となります。
ここで何があったか分かりませんが、菅田選手にアクシデントがあり、ベンチに下がってしまいます。
マウンドにはエースの浅井投手が上がります。
8回表に京都共栄は1死満塁のチャンスを掴みますが、ここで山下投手が踏ん張り無得点。
9回裏の立命館宇治も2死ながら13塁のチャンスを掴むも、無得点。
準決勝の第一試合は延長戦に入ります。
延長に入ると、両チーム決め手がなかなかなく、15回まで。
延長15回裏の立命館宇治は2死ランナーなしとなり、スタンドも「再試合」の文字が完全に見えたと思った矢先でした。
上西選手の放った打球はセンターオーバーとなり、2塁へ!
ここで上西選手が一気に3塁を狙うと、カットに入った共栄ショートからの三塁への送球がまさかの冒頭。
この機に一気に上西選手がホームインし、まさかまさかの劇的なサヨナラ勝ち!
稀に見る大熱戦になりました。
京都共栄、惜しくも決勝進出はなりませんでしたが、この春からの躍進には目を見張るものがありました。
こでまでは、北部で甲子園が見えるチームと言えば福知山成美を別格とすれば他は、峰山、府立工業、日星などが上がっていましたが本当にあと一歩のところまできました。
今年の主力、菅田選手、浅井選手らは間違いなく大学以降も野球を続けていくでしょう。
ひょっとすると、菅田選手はプロも見える逸材かもしれません。
この悔しさをバネに、大きく飛躍して欲しいと思います。
そして立命館宇治。
あと一つです。あと一つ。
センバツの静岡戦は本当に悔しかったと思います。
今日も前半、卯滝監督に怒鳴られている姿は、どこか頼りなく見えました。
しかし、最後の方にいくに従い、卯滝監督の指示を受けたあと、円陣をとく際、監督の声よりもはるかに大きな声で選手達が気勢を上げていたように感じました。
苦しんで苦しんで勝ち取った「王手」!
あと一つです。
甲子園に「忘れ物」を取りにいくために、明日の決戦、悔いのないように戦いぬいて欲しいと思います。
スコア
京共栄 400 020 000 000 000=6
立宇治 300 003 000 000 001x=7