京都学園 VS 南陽

2016年4月10日、春季京都大会1次戦Dゾーン一回戦

京都学園高校北グラウンド

【スタメン】※一般に発表されていないため不明、また外野からの観戦でほとんど写真はありません。
※一部選手名が分かってきましたので訂正しています(4月13日)

今シーズンの京都学園の試合は、昨秋の伏見工業戦鳥羽戦に続きこれが3試合目の観戦。
冬にどれだけチーム力が上がってきたか楽しみです。

その鳥羽戦では左の藤本投手がエースナンバーでしたが、南陽戦では右のピッチャーがエースナンバーを付けています(岡田投手)。

京都学園

1回表の南陽、先頭打者がライト前にヒットで出塁。
次の打者が犠打で送り1死2塁としますが、3番、4番打者が内野ゴロに倒れ無得点に終わります。

南陽の先発はエースナンバーの右腕(農本投手)。

南陽

ストレートに力のある好投手です。
1回裏、京都学園の攻撃を三振1つを含む三者凡退と上々の立ち上がりを見せます。

2回表の南陽、簡単に2死を取られた後、7番打者のライトフライは平凡な当たりに見えましたが、これをライトが落球。
走者は一気に2塁へ進みますが、続く打者の打球はバックネット屋根に当たりグラウンドルール適用でアウト。
この回も先制のチャンスを逃します。

3回表から5回表までは、京都学園エース右腕の前に三振3つを奪われ、南陽打線はノーヒットに抑えられます。

しかし、南陽エースも4回まで三振4つ、許したランナーは四球の一人のみと完璧な投球内容で京都学園に付け入る隙を与えず投手戦の様相を見せます。

先に試合が動いたのは5回裏の京都学園。
この回先頭の5番打者が死球で出塁するとすかさず二盗。
この試合始めて京都学園が得点圏にランナーを進めます。
続く6番打者がセカンドゴロの間にセカンドランナーが3塁へ進塁。
さらに7番打者が死球で1死13塁となり、8番打者がスクイズを決め1点を先制します。

この後、1死満塁としたと思いましたが、アウトカウントを数え忘れていたようです・・・
恐らく1番打者がライトフライに倒れ追加点を奪うことが出来ません。

6回表、南陽は先頭の9番打者がライト前ヒットで出塁。
続く1番打者が犠打で送りますが、これは1-4-3と渡りダブルプレー。
チャンスを生かすことができません。

背番号がよく見えないのですが、6回裏から恐らく南陽は背番号10の右腕に継投(坂本投手)。

2死から4番を打つ背番号9の選手、鳥羽戦と同じであれば内田選手でしょうか・・・
ここまで恐らくノーヒットが続いていましたが、京都学園初安打で出塁。
この後、続く打者が死球で2死12塁と追加点のチャンスを迎えますが、ここは後続続かず無得点に終わります。

続く7回裏も京都学園は先頭の恐らく7番打者がセンター前ヒットで出塁しますが、無得点に終わります。

8回表から京都学園は左の背番号10の投手へ。
これは藤本投手でしょうか??

先発右腕は恐らく7回を投げて、被安打2、奪三振5、与四死球は0で無失点と完璧な内容でした。

代わった左腕が8回表の南陽打線を三者三振と素晴らしい内容で抑えると、その裏、京都学園打線が爆発します。

背番号8の1番打者(瀬戸選手?)がセンター前ヒットで出塁すると、すかさず二盗を決めます。
続く2番打者が四球を選び無死12塁とすると、3番の背番号7の選手がセンターオーバーの2塁打で京都学園が貴重な追加点。
2-0とリードを広げさらに無死23塁とします。

この背番号7の選手、大内選手でしょうか・・・
それとも背番号1の選手が大内選手だとすると・・・

さらにチーム初安打を挙げた背番号9の選手がこの試合2本目のヒットをレフト前へ運び、3-0とリードを広げます。

勢いに乗った京都学園打線は続く恐らく5番打者もセンター前に運び4-0とリードを広げさらに無死13塁。
ここでパスボールで無死23塁(バックネット裏スペースが狭いため3塁ランナーは自重)とし、恐らく6番打者がセンターへ犠牲フライを放ち5-0とここまで苦しんだ打線が火を吹き、京都学園が大量リードとなり9回表の南陽の攻撃を迎えます。

しかし、最後の南陽の攻撃も三振2つを含む三者凡退で、あっさり試合終了。
京都学園が勝ち、次戦は秋ベスト16の京都外大西との対戦が決まりました。

まず勝った京都学園。
この試合は南陽の投手陣の前に苦戦しましたが、投手陣は素晴らしい内容。
2人の継投で被安打2、奪三振は10(5つづつ)、与四死球は0で完封しました。
2番手で登板した恐らく藤本投手でしょうが、秋に見たときより自信に満ち溢れ逞しくなったように思えました。

ナイスピッチングの京都学園2番手の左腕投手(右)

ここに右アンダースローの出利葉投手なども控えるはずですし、投手陣の層はかなり厚みを増してきたと思います。

打線も苦しみながらも、最後に地力の違いを見せ、突き放した内容は秋からの成長の跡を十分に感じれました。
今シーズンの京都学園の真価を問うには次戦の京都外大西は願ってもない相手ではないでしょうか。
期待したいと思います。

一方敗れはしましたが南陽。
前半は、秋に鳥羽と互角に戦っている今シーズンの京都学園と五分に渡り合いました。

恐らく継投したと思いますが、先発右腕はやや先制点を取られた5回当たりは疲れか、ノーヒットを意識したか、勿体無い内容でした。

夏までまだ3ヶ月。
失礼ながら、この日の京都学園グラウンドでの試合は、第一試合の京都すばる、向陽戦と合わせ、京都の上位常連であるすばる、京都学園がそれぞれコールドもあると思っていました。

しかし、向陽、南陽ともディフェンスがしっかりとして、夏の本番に向けて侮れないといった印象を与えるには十分な内容。
勝った京都学園には名門復活を期待したいですし、敗れた南陽また向陽にも大きな期待を夏に抱きたいと思います。

南陽
000 000 000=0
000 010 04x=5
京都学園

南 農本、坂本 - 森下
京 岡田、藤本 - 洞井

南H2 E0
京H6 E1

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