乙訓ベスト8かけて次戦は三重と

乙訓ベスト8かけて次戦は三重と

29日(木)、三重(三重)と日大三(東京)の二回戦は終盤まで0-0の接戦でしたが、6回3点、7回にも5点を追加した三重が8-0と快勝。
これで31日(土)の三回戦、ベスト8をかけて乙訓(京都)と対戦することが決まりました。

そこで過去の京都勢と三重勢の甲子園での対戦成績を調べてみたいと思います。

過去の対戦成績

センバツ

第41回大会(1969年)
平安 2 - 6 三重(優勝:三重)
第42回大会(1970年)
平安 3 - 6 三重(優勝:箕島)

通算:0勝2敗

夏の甲子園

第48回大会(1966年)
平安 7 - 2 三重(優勝:中京商業(現:中京大中京))
第87回大会(2005年)
京都外大西 4 - 1 菰野(優勝:駒大苫小牧(京都外大西は準優勝))
第97回大会(2015年)
鳥羽 4 - 2 津商業(優勝:東海大相模)

通算:3勝0敗

春夏通算

通算:3勝2敗

センバツでは京都勢は三重勢にまだ未勝利(と言っても平安と三重の対戦のみ)。
夏は京都勢が3勝0負と全勝で、合計するとわずか1勝ですが京都勢が優勢となっています。

今チームの両者の対決

昨年8月22日に練習試合で戦い、4 - 1、7 - 2で三重が乙訓に連勝。
ちなみに同時期8月10日は京都国際に9 - 1、11 - 8。
8月17日には西城陽に3 - 1、4 - 3とそれぞれ連勝。
新チームになってから京都勢には無敗を誇っているようです。
2017年中は新チーム37勝5敗3分となっています。

一方乙訓ですが三重以外とは、昨年8月12日、白山に5 - 6、6 - 4(白山は秋季三重大会ベスト8)。
新チームになってからは三重勢に1勝3敗とやや分が悪い印象。
2017年中は新チーム59勝14敗5分。
特に新チーム結成間もない、8月中にやや黒星が目立っています。

秋の公式戦データ

乙訓

チーム防御率:1.94
チーム打率:3割5分8厘
京都大会優勝、近畿大会ベスト4

三重

チーム防御率:2.91
チーム打率:3割1分5厘
三重大会優勝、東海大会ベスト4

感想

秋季大会は共に、乙訓が近畿準決勝で智辯和歌山に4 - 5。
三重は東海準決勝で東邦(愛知)に9 - 10とそれぞれ強豪相手に接戦の末敗れています。
投手もお互い複数いて、140オーバーの川畑投手(乙訓)、定本(三重)と本格派の投手も擁している点など比較的似たチームカラーと言えそうです。

三重の試合は実際に見たことがありませんので、あくまで数字ベースですが145キロ右腕の定本投手、143キロの山本投手、サイドハンドの福田投手と硬軟織り交ぜた厚い投手層は京都で言うなら龍谷大平安か。

打線も日大三の速球派、井上投手から3点奪い、三振も一つも奪われなかったことを見ると、いくら好投手2枚を擁する乙訓といえどもやや苦戦するか。

乙訓目線になってしまいますが、おかやま山陽戦のように、我慢しながら耐えて3~4点の勝負に持ち込みたいところではないかと思います。
昨秋の京都大会も決してラクな戦いは多くなく、準々決勝の鳥羽戦が10 - 7、準決勝の立命館宇治戦が2 - 0と接戦で勝ち切ることが出来るチームだと思いますので、センバツの京都勢としては2年前の龍谷大平安のベスト4以来となるベスト8入りに期待しています。

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