[ 準々決勝 ] 関東一 VS 立正大立正

2019年7月21日、第101回全国高校野球東東京大会準々決勝
神宮球場

1. スタメン
2. 短評
3. イニング詳細
4. スコア
5. 個人成績
- 5.1. 打撃成績
- 5.2. 投手成績

スタメン

※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

関東一
8 大久保L→8 吉安L
9 藤松L→H3 岡澤L→9 重政R
7 平川L
393 平泉R
2 野口R
4 村岡L
5 初谷L→H 根崎L→R 金森R
6 渋谷R
1 谷L

立正大立正
8 渡部L
6 大口R
7 本庄L
3 小坂R
5 亀山R→1 谷口
9 藏本R
4 藤縄L
2 溝口R
1 吉良R→1 濱R→5 久保薗R

短評

強豪私立同士の準々決勝対決は、シード関東一が先攻。
立正大立正の先発は背番号18、吉良投手。

1回表、関東一の攻撃を130キロ台中盤の伸びのあるストレートで三者凡退と、上々の立ち上がりを見せます。

代わって守りにつく関東一の先発は、背番号10の谷投手。

こちらも吉良投手の劣らない力強い140キロを越す、ストレートを主体に立正大立正の1回裏の攻撃を無失点に抑えます。

両投手がどれだけ踏ん張る展開になるかと思われたゲームでしたが、2回表、関東一の主砲・平泉選手が初球をレフトスタンドへソロホームラン。
均衡を破ります。

さらに5番・野口選手が138キロのストレートをライトへ2塁打を放つと、四球で2死満塁と場面が変わります。
ここで1番・大久保選手、2番・藤松選手に痛い連続死球を吉良投手が与え、関東一は2点をさらに追加。
3-0となったところで、立正大立正は背番号11番・サイドスローの濱投手に継投します。

関東一は4回表も先頭4番・平泉選手がレフト線へ2塁打で出塁すると、犠打で1死3塁とし、6番・村岡選手が初球をレフト前へ弾き返し1点追加。
4-0とリードを広げます。

谷投手の前になかなかチャンスを作れない立正大立正は4回裏、先頭3番・本庄選手が四球で出塁すると、1死3塁までチャンスを広げますが、後続が続かず無得点に終わります。

中盤は立正大立正の濱投手のスローボールに関東一打線も沈黙。
4-0のまま終盤8回表を迎えます。

この回、先頭5番・野口選手が死球で出塁すると、1死12塁にチャンスを広げ8番・渋谷選手のセンター前ヒットで野口選手がホームを狙いますが、ここは立正大立正の素晴らしい中継プレーの前にホームでタッチアウトになります。

2死12塁と変り、立正大立正はピンチを脱したかに思えましたが、続く谷選手に四球を与え2死満塁となり、打順1番に戻り大久保選手が押し出しの死球。
関東一が1点を追加し、5-0とします。

さらに途中出場、この試合初めての打席になる重政選手がレフトオーバーの走者一掃のタイムリー2塁打で3点追加。
8-0と大きくリードを広げます。

立正大立正はここでエースナンバーの谷口投手へ継投。

しかし、平川選手がレフト前にタイムリーヒット。
平川選手はセカンドを狙いアウトになりますが、この回一挙、5点を追加し、関東一が9-0と大量リードへと変わります。

試合はそのまま、直後8回裏の立正大立正の攻撃を三者凡退に谷投手が抑え、9-0でコールド勝ち。
関東一がベスト4に進出しました。

まず勝った関東一。
投手はこの試合を投げ切った谷投手、そして土屋投手と力のあるダブルエースで盤石の厚みを誇ります。
打線も、昨年の石橋選手（現：中日ドラゴンズ）のような超高校級の選手は不在ですが、俊足の大久保選手、長打力も備える平泉、平川、野口選手のクリーンアップは破壊力も十分。

久々の甲子園までこれであと2勝。
東東京を代表する名門復活なるか、いよいよ注目です。

そして敗れた立正大立正。
5回戦ではシードの紅葉川を倒すなど、実力校の存在感を十分に示したこの夏の大会でした。

関東一戦、序盤に点差がつきましたが、リリーフした濱投手の粘り強い投球で、中盤戦を引き締まった内容に持ち込みました。
最後は地力の違いでコールドゲームとなりましたが、色あせない大活躍の夏。

まずは3年生選手にはお疲れさまでしたとお伝えしたいと思います。
そしてこの試合、リリーフで好投した濱投手はまだ2年生。

新チームではチームを引っ張る存在になると思いますが、さらなる活躍を期待したいと思います。

イニング詳細

一回表関東一

立正は吉良先発

8 大久保 0-2から134キロに三飛
9 藤松 1-1から右飛（好捕）
7 平川初球136キロ二ゴロ

吉良6球（6球）

一回裏立正大立正

関東一は谷先発

8 渡部 3-1から四球
6 大口 2-1から一犠打→1死2塁
7 本庄 1-1から三ゴロ→2死2塁
3 小坂フルカウントから変化球に空振三振

谷18球（18球）

二回表関東一

3 平泉初球左本塁打
2 野口 2-2から6球目、138キロを右2塁打（MAX138）
4 村岡 3-1から四球
5 初谷初球投飛（犠打失敗）
6 渋谷 1-0から捕逸→23塁、3-1から四球→満塁
1 谷 1-0から137キロに一邪飛
8 大久保初球死球→1点
9 藤松初球死球→1点

吉良22球（6球）
立正は11濱に継投

7 平川 1-1から右飛
濱3球（3球）

二回裏立正大立正

5 亀山 2-2から139キロに空振三振
9 藏本 2-2から141キロに遊飛
4 藤縄 1-2から変化球に空振三振（MAX142）

谷14球（32球）

三回表関東一

3 平泉 2球目左線2塁打
2 野口初球投犠打
4 村岡初球左前安打→1点
5 初谷 1-0から二ゴロ（スーパーグラブトス）→2死1塁
6 渋谷 0-1から二盗、1-1から中飛

濱9球（12球）

三回裏立正大立正

2 溝口 1-1から136キロを中前安打
1 濱初球捕邪飛（犠打失敗）
8 渡部 1-2から変化球に空振三振
6 大口 2-2から7球目139キロを遊ゴロ

谷14球（46球）

四回表関東一

1 谷初球中前安打
8 大久保初球捕ゴロ（犠打失敗）→1死1塁
9 藤松初球二盗→送球逸れて3塁→0-1から捕邪飛
7 平川 0-2から死球
3 平泉 0-2から4球目右飛

濱10球（22球）

四回裏立正大立正

7 本庄ストレートの四球
3 小坂初球捕逸→2塁、2-2から6球目の変化球に一ゴロ→3塁へ
5 亀山 2-0から二飛
9 藏本初球右飛

谷13球（59球）

五回表関東一

2 野口フルカウントから一直
4 村岡 0-1から二ゴロ
5 初谷 2-0から一ゴロ

濱11球（33球）

五回裏立正大立正

4 藤縄 1-0から一ゴロ
2 溝口 1-1から三ゴロ
1 濱フルカウントから137キロに見逃し三振

谷11球（70球）

六回表関東一

6 渋谷 1-1から中飛
1 谷 3-1から一ゴロ
8 大久保 0-2から5球目を中前安打
9 藤松→代打岡澤初球二盗死

濱14球（47球）

六回裏立正大立正

8 渡部初球左飛
6 大口 2-2から6球目137キロに二ゴロ
7 本庄 1-1から一ゴロ

谷10球（80球）

七回表関東一

3 岡澤 0-2から4球目空振三振
7 平川 1-2から5球目一ゴロ
9 平泉 1-0から遊邪飛

濱11球（58球）

七回裏立正大立正

3 小坂 2-1から遊安打
5 亀山 0-1から中飛
9 藏本 1-2から5球目右飛
4 藤縄 1-1から左邪飛

谷14球（94球）

八回表関東一

2 野口 1-0から死球
4 村岡 0-1から投犠打→2塁
5 初谷→代打根崎 0-1から死球→代走金森

立正は平岡伝令

6 渋谷 0-2から中前安打→野口本憤死、2死12塁
1 谷ストレートの四球→満塁
8 大久保初球死球→1点
9 重政左越2塁打→3点

立正は谷口へ継投

7 平川 1-2から左前安打→1点、2塁狙いアウト

八回裏立正大立正

2 溝口 2-2から中飛
5 久保薗 2-2から投ゴロ
8 渡部初球左飛

谷11球（105球）

スコア

関東一
031 000 05=9
000 000 00=0
立正大立正

8回コールド

関 10谷R － 2野口
立 18吉良R、11濱R、1谷口R －2溝口

関 H9 E0
立 H2 E1

本塁打
関平泉（2回ソロ）

個人成績

打撃成績

※公式記録ではありません
関東一

選手名	第一打席	第二打席	第三打席	第四打席	第五打席
8 大久保	三飛	死球(1)	捕ゴロ二盗	中前安打二盗死	死球(1)
8 吉安
9 藤松	右飛	死球(1)	捕邪飛
H3 岡澤				空振三振
9 重政					左越2塁打(3)
7 平川	二ゴロ	(濱)右飛	死球	一ゴロ	(谷)左前安打(1)
393 平泉	左本塁打(1)	左2塁打	右飛	遊邪飛
2 野口	右2塁打	投犠打	一直	死球
4 村岡	四球	左前安打(1)	二ゴロ	投犠打
5 初谷	投飛	二ゴロ二盗	一ゴロ
H 根崎				死球
R 金森
6 渋谷	四球	中飛	中飛	中前安打
1 谷	一邪飛	中前安打	一ゴロ	四球

立正大立正

選手名	第一打席	第二打席	第三打席	第四打席
8 渡部	四球	空振三振	左飛	左飛
6 大口	一犠打	遊ゴロ	二ゴロ
7 本庄	三ゴロ	四球	一ゴロ
3 小坂	空振三振	捕逸一ゴロ	遊安打
5 亀山	空振三振	二飛	中飛
1 谷口
9 藏本	遊飛	右飛	右飛
4 藤縄	空振三振	一ゴロ	左邪飛
2 溝口	中前安打	三ゴロ	中飛
1 吉良
1 濱	捕邪飛	見逃三振
5 久保薗			投ゴロ