2019年4月13日、春季東京大会 四回戦
ダイワハウススタジアム八王子球場
スタメン
※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません
小松川
7 水野R→1
1 松村L→7
9 武者L
3 澤砥R
8 石井R
6 水橋R
4 大関R
2 矢井R
5 侘見R
日大三
4 前田L
8 渡辺L
5 柳舘L
3 宇津木R
9 塚越R
7 大城R
2 佐藤R
6 石田R
1 児玉L→1 廣澤R
短評
小松川の先攻で始まった試合、まず守る日大三の先発は、背番号11番左の児玉投手。
1回表、小松川はヒットのランナーを一人出しますが、後続続かず無得点に終わります。
代わって守りにつく小松川の先発は、エース左腕の松村投手。
1回裏、日大三は1死から2番・渡辺選手が四球で出塁すると、3番・柳舘選手がレフト前ヒットで12塁とし、4番・宇津木選手の内野ゴロの間に2死13塁と、先制のチャンスを作るもあと1本が出ずに、無得点に終わります。
しかし日大三は続く2回裏。
先頭6番・大城選手が右中間を破る3塁打で出塁すると、1死後8番・石田選手がセンターへ犠牲フライを放ち1点を先制します。
その後、両チームの投手が持ち直し、1-0のまま迎えた5回裏。
日大三は1死後、2番・渡辺選手、3番・柳舘選手が連続四球で出塁。
4番・宇津木選手の当たりも、ショート後方への飛球。
一瞬追いついたかと思いましたが、これを落球(記録ヒット)で満塁とすると、5番・塚越選手がライトへ犠牲フライ。
1点を追加し2-0とします。
6回表から、日大三は背番号10番・右の廣澤投手へ継投します。
その「立ち上がり」を小松川打線が捕えます。
先頭2番・村松選手がセンター前ヒットで出塁。
さらに盗塁で2塁へ進塁すると、3番・武者選手のセカンドゴロが内野安打となり無死13塁とチャンスを広げ、さらに4番・澤砥選手の打球も三遊間の深い位置への内野安打。
3連打で1点を返します。
1-2とその差1点で迎えた直後の6回裏。
ここまで大接戦のゲーム展開からは、想像も出来ない幕切れが待っていました。
日大三は先頭8番・石田選手が四球で出塁すると、9番・廣澤選手が送り1死2塁とすると、1番に返り、前田選手がセンター前に弾き返し1点を追加します。
さらに2番・渡辺選手が四球でつなぎ、2死後、4番・宇津木選手がセンター前へタイムリーヒット。
この回2点目で4-1とその差をジリジリと引き離します。
さらに塚越選手、大越選手も連続タイムリーヒットで2点を追加。
6-1となり、尚2死12塁で小松川は、レフトの水野選手へ継投します。
しかし、日大三打線の勢いは止まらず、7番・佐藤選手の右中間の飛球が走者一掃のタイムリー2塁打となり8-1となります。
さらにこの回、2回目の打席になる石田選手が四球でつなぎ、9番・廣澤選手の打席、2度のバッテリーミスで1点を追加。
廣澤選手、前田選手、渡辺選手と4連続四死球で10-1。
2死満塁となり、3番・柳舘選手がセンターへ弾き返しこの回9点目。
11-1と二桁10得点差がついたところで、コールドゲームが適用。
日大三、最後は打線が爆発しベスト8進出を決めました。
序盤は強豪・日大三を相手に堂々たる試合運びを見せた小松川でしたが、最後は「眠れる獅子」が目覚めたような打線のつながりを見せた日大三が、スコア的には貫禄勝ちを見せました。
まだまだ「三高らしからぬ」試合運びも目立ちますが、こうやって勝ち進んで試合勘を育みながら、一歩一歩今年の日大三は強くなるタイプなのかもしれません。
投手陣が強力だけに、この6回のような打線のつながりが、もっと早いタイミングで出始めると、面白くなると思いますので、引き続き試合運びに注目していきたいと思います。
一方、敗れた小松川。
この春は見事なベスト16入りで、夏の東東京大会のシード権を確保しました。
目立った大型選手がいるわけでないですが、よくまとまった公立らしい好チーム。
この試合もサードの侘見選手のファインプレーなど、随所に見せ場を作り中盤まではどうなるか分からない好勝負でした。
この時期に、全国クラスの強豪と公式戦で戦えたのは、夏にむけて大きな財産になったと思います。
夏のさらなる飛躍に期待したいチームです。
イニング詳細
一回表 小松川
日大三は11左の児玉先発
1 松村 2-2から二安打
9 武者 初球二ゴロ→2死1塁
3 澤砥 2-1から遊ゴロ児玉14球
一回裏 日大三
小松川はエース左腕、松村先発
8 渡辺 フルカウントから四球
5 柳舘 初球左前安打
3 宇津木 フルカウントから二ゴロ→2死13塁
9 塚越 初球右飛松村17球
二回表 小松川
6 水橋 0-2から変化球に空振り三振
4 大関 1-2から中飛児玉16球(30球)
二回裏 日大三
2 佐藤 1-0から三直(好捕)
6 石田 2-1から中犠飛→1点
1 児玉 1-1から遊ゴロ失
4 前田 2-2から右前安打
8 渡辺 0-1から三ゴロ松村18球(35球)
三回表 小松川
5 侘見 0-2から空振り三振
7 水野 1-0から中飛児玉9球(39球)
三回裏 日大三
3 宇津木 0-1から遊ゴロ
9 塚越 初球二直松村8球(43球)
四回表 小松川
9 武者 フルカウントから8球目三ゴロ失
3 澤砥 0-2から空振り三振も、捕逸で2塁へ
8 石井 2-1から遊直児玉18球(57球)
四回裏 日大三
2 佐藤 1-2から三ゴロ
6 石田 3-1から四球
1 児玉 1-1から二ゴロ松村14球(57球)
五回表 小松川
4 大関 1-2から遊ゴロ失(トンネル)
2 矢井 0-2から三犠打
5 侘見 3-1から四球日大三、井上が伝令7 水野 2-2から7球目遊ゴロ
児玉23球(80球)
五回裏 日大三
8 渡辺 ストレートの四球
5 柳舘 3-1から四球
3 宇津木 初球遊安打(飛球落球)
9 塚越 初球右犠飛→1点、尚13塁
7 大城 四球→満塁
2 佐藤 フルカウントから投飛
六回表 小松川
日大三は10右の廣澤へ継投
9 武者 0-2からボール球を捕手弾き二盗、1-2から二安打→13塁
3 澤砥 2球目を遊安打→1点
8 石井 初球捕犠打→1死23塁
6 水橋 2-2から左飛
4 大関 初球遊ゴロ
六回裏 日大三
1 廣澤 初球投犠打
4 前田 初球中前安打→1点
8 渡辺 フルカウント8球目で四球
5 柳舘 0-1から中飛→2死13塁
3 宇津木 1-0から中前安打→1点、尚13塁
9 塚越 1-1から左前安打→1点、尚12塁
7 大城 左前安打→1点、尚12塁小松川は右の水野へ継投
松村がレフトへ2 佐藤 右中間への飛球も飛んだコースよく2塁打→2点
6 石田 3-1から四球
1 廣澤 初球捕逸で23塁→2球目暴投で1点、尚2死3塁→ストレートの四球
4 前田 ストレートの四球
8 渡辺 1-0から死球→押出1点
5 柳舘 2-2から中前安打→サヨナラ勝ち
スコア
小松川
000 001=1
010 019x=11
日大三
6回コールドゲーム
小 1松村L、7水野R - 2矢井
日 11児玉L、10廣澤R - 2佐藤
小 H4 E1
日 H10 E2
個人成績
打撃成績
※公式記録ではありません
小松川
選手名 | 第一打席 | 第二打席 | 第三打席 |
71 水野 | 空振三振 | 中飛 | 遊ゴロ |
17 松村 | 二安打 | 二ゴロ | (廣)中前安打 二盗 |
9 武者 | 二ゴロ | 三ゴロ失 | 二安打 |
3 澤砥 | 遊ゴロ | 空振三振 捕逸 |
遊安打(1) |
8 石井 | 見逃三振 | 遊直 | 捕犠打 |
6 水橋 | 空振三振 | 二ゴロ | 左飛 |
4 大関 | 中飛 | 遊ゴロ失 | 遊ゴロ |
2 矢井 | 空振三振 | 三犠打 | |
5 侘見 | 空振三振 | 四球 |
日大三
選手名 | 第一打席 | 第二打席 | 第三打席 | 第四打席 | 第五打席 |
4 前田 | 右飛 | 右前安打 | 右飛 | 中前安打(1) | 四球 |
8 渡辺 | 四球 | 三ゴロ | 四球 | 四球 | 死球(1) |
5 柳舘 | 左前安打 | 二ゴロ | 四球 | 中飛 | 中前安打(1) |
3 宇津木 | 二ゴロ | 遊ゴロ | 遊安打 | 中前安打(1) | |
9 塚越 | 右飛 | 二直 | 右犠飛(1) | 左前安打(1) | |
7 大城 | 右中間3塁打 | 三ゴロ | 四球 | 左前安打(1) | |
2 佐藤 | 三直 | 三ゴロ | 投飛 | (水)右中間2塁打(2) | |
6 石田 | 中犠飛(1) | 四球 | 四球 | 四球 | |
1 児玉 | 遊ゴロ失 | 二ゴロ | |||
1 廣澤 | 投犠打 | 暴投(1) 四球 |
投手成績
小松川
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
1松村 | 5 2/3 | 8 | 7 | 0 | 6 | 8 |
7水野 | 0/3 | 2 | 4 | 0 | 5 | 3 |
日大三
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
11 児玉 | 5 | 1 | 1 | 6 | 0 | 0 |
10 廣澤 | 1 | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 |