[ 三回戦 ] 城東 VS 足立新田

[ 三回戦 ] 城東 VS 足立新田

2018年10月21日、秋季東京大会 三回戦
八王子上柚木球場

スタメン

※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

足立新田
7 牟田口R
8 小川L
3 本野L
1 瀧口R→9
5 穐山L
2 藤田京R
6 村井R
4 藤田修R
9 彦坂L→1 小泉R

城東
1 兼松L→7→1→7
9 原川L→1→9→1
8 今井颯L
2 三好R
3 設楽L
7 陶R→9→7→H 島川→7 鰐渕R→9
4 松崎R→H6 清水R
5 木村L
6 峯岸R→4

観戦記

都立勢同士の対戦。
足立新田の有馬監督が、城東監督時代(1999年には甲子園出場)、甲子園にでた年に城東野球部に入ってきたのが、今の城東監督である内田さんという師弟対決となりました。
(※内田監督は3年時、現・文京監督の梨本さんの下で甲子園出場)

先攻は3塁側の足立新田。
まず守る城東の先発は、背番号7番・左スリークオーター気味の兼松投手。

城東の兼松投手

1回裏、足立新田は先頭・牟田口選手が投手強襲ヒット(三安打)で出塁。
1死後、3番・本野選手のレフト線の飛球を、城東・陶選手が見失ったか、その前に落としてしまいヒット。

1死12塁から4番・瀧口選手がセンター前へ弾き返し、まず1点を先制します。

瀧口選手のタイムリーヒット

尚12塁から、5番・穐山(あきやま)選手が、センター前ヒットで繋ぎ1死満塁とすると、城東は早くも背番号17・吉澤選手を伝令に走らせ間を作ります。

しかし直後、6番藤田京選手がセンター前ヒットでさらに1点追加。

本野選手が2点目のホームイン

尚続く1死満塁のチャンスは生かせませんが、2点を先制します。

代わって守りにつく、足立新田はエース右腕瀧口投手が先発。

足立新田の瀧口投手

1回裏、城東は1死後2番・原川選手がセンター前ヒットで出塁。
3番・今井颯選手のライト前ヒットで、1死13塁のチャンスを作ります。

ここで足立新田も、早くも背番号15・野中選手を伝令に走らせます。

伝令解けた直後、今井颯選手が二盗を決めると、4番・三好選手のセカンドゴロ(投手強襲)の間に原川選手がホームイン。
1点を返します。

原川選手がホームイン

尚2死3塁から、5番・設楽選手が四球で繋ぐと、6番・陶選手の投手への飛球が、瀧口選手の目に、陽が入ったか捕球出来ず(記録ヒット)同点に追いつきます。

陶選手の打球は同点タイムリーで、今井颯選手がホームイン

2回表、足立新田は2つの敵失から、1死23塁のチャンスを作りますが、後続続かず無得点に終わります。

3回表から城東は、レフトで先発出場のエース左腕、原川投手へ継投します。
(兼松選手はレフトへ)

城東の原川投手

代わり端、7番・村井選手のレフト前ヒット等で、2死12塁のピンチを招きますが、足立新田も攻めきれず無得点に終わります。

直後の3回裏、城東は1死から4番・三好選手がレフト線2塁打で出塁すると、続く設楽選手がライト前へ弾き返し、三好選手がホームを狙いますが、タッチアウト。

城東もチャンスを生かすことが出来ません。

三好選手がホームでタッチアウト

4回の攻防。
まずは足立新田が先頭1番、牟田口選手のライト前ヒットから、2死3塁のチャンスを作りますが後続続かず無得点に終わります。

直後の城東。
1死から7番・松崎選手、8番・木村選手が連続レフト前ヒットで、12塁のチャンスを作ると、9番・峯岸選手のセカンド後方への飛球が、ポテンヒットとなり1死満塁になります。

1番・兼松選手がセカンドゴロで、ホームフォースアウト。
2死満塁と変わりますが、2番・原川選手が押出しの四球を選び1点を勝ち越します。

木村選手が勝ち越しのホームイン

その直後の5回表、足立新田も1死から6番・藤田京選手が、レフト線2塁打で出塁すると、2死満塁までチャンスを広げますが無得点に終わります。

ピンチとチャンスが目まぐるしく入れ替わる展開。

5回裏、城東は先頭4番・三好選手が四球で出塁すると、設楽選手のセカンドゴロで2塁へ進塁。

6番・陶選手のショートゴロは敵失を招き13塁。
すかさず二盗、7番・松崎選手が四球で繋ぎ1死満塁としたところで、足立新田は背番号11番・右の小泉投手へ継投します。
(瀧口選手はライトへ)

足立新田の小泉投手

その代わり端、8番・木村選手がセンター前タイムリーヒットで、2点を追加。

5-2とリードを広げ、1時間半近く要してようやく前半5回を終えます。

木村選手のタイムリーヒット

しかし落ち着かないこの試合。
すぐに6回表、足立新田は先頭2番・小川選手がレフト前ヒットで出塁すると、続く本野選手が死球で12塁とします。

ここで城東は、再び兼松投手へ継投。

城東の兼松投手

4番・瀧口選手をセカンドゴロに打ち取るも、併殺を焦ったか、2塁へ悪送球。
ボールが3塁側ベンチへ転々とする間に、2者が生還。
4-5とし、尚無死2塁とします。

敵失で足立新田2点返す

一気に勢いづく足立新田は、5番・穐山選手がライトオーバーの3塁打で同点に追いつきます。

同点タイムリー3塁打の穐山選手

さらに1死後、7番・村井選手がライトへ犠牲フライ。
この回、相手のミスに乗じ4点を奪い逆転に成功します。

穐山選手が逆転のホームイン

その裏、城東も2死12塁のチャンスを作るも無得点に終わると、大きな波もなく試合は9回の攻防へ。

9回表、足立新田は先頭7番・村井選手がレフトオーバーの2塁打で出塁し、チャンスを作りますが無得点に終わります。

するとその裏、城東は5番・設楽選手が四球で出塁すると、犠打と内野ゴロで2死3塁とします。

この場面で8番・木村選手は、ショートゴロに倒れたかと思われましたが、やや二遊間に寄った打球。

処理を焦ったか村井選手が、ファンブルしてしまい土壇場で同点に追いつきます。

設楽選手が同点のホームイン

延長にもつれたこの試合。
まず10回表、足立新田は先頭2番・小川選手が死球で出塁。

城東はこの場面で再度、原川投手へ継投します。

城東の原川投手

3番・本野選手がセンター前ヒットを放つと、4番・瀧口選手もレフト前ヒットで無死満塁とします。

絶好のチャンス。
5番・穐山選手のカウント3-1となりますが、ショートフライに倒れ、6番・藤田京選手はサードゴロ併殺打。

足立新田は決定的なチャンスを生かせず、無得点に終わります。

その直後10回裏、城東は先頭2番・原川選手がセカンド内野安打で出塁すると、3番・今井颯選手のショートフライが敵失誘い無死12塁。

一打サヨナラの場面で4番・三好選手がセンター前ヒット。
無死満塁とチャンスが広がります。

足立新田は背番号15・野中選手を伝令に走らせますが、流れは城東。

5番・設楽選手が押出し四球を選び、サヨナラ勝ち。
両者ミスも目立った試合になりましたが、城東が都立勢唯一のベスト8入りを果たしました。

原川選手がサヨナラのホームイン
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スコア

足立新田
200 004 000 0=6
200 120 001 1x=7
城東

延長10回

足 1瀧口、11小泉 - 2藤田京
城 7兼松、1原川、7兼松、1原川 - 2三好

足 H15 E3
城 H15 E3

個人成績

打撃成績

※公式記録ではありません
足立新田

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席 第六打席
7 牟田口R 三安打(投強襲) 遊ゴロ失 右前安打 二飛 二飛 二直
8 小川L 空振三振 投犠打 投犠打 左前安打 三ゴロ 死球
3 本野L 左前安打 遊飛 二ゴロ 頭部死球 一ゴロ (原)中前安打
19 瀧口R 中前安打(1) 一邪直 遊ゴロ (兼)二ゴロ失(2) 左前安打 左前安打
5 穐山L 中前安打 (原)四球
投牽制死
一ゴロ 右越3塁打(1) 空振三振 遊飛
2 藤田京R 中前安打(1) 中飛 左線2塁打 中飛 空振三振 三ゴロ併殺打
6 村井R 空振三振 左前安打 四球 右犠飛(1) 左越2塁打
4 藤田修R 一飛 捕逸
四球
捕邪飛 中飛 二飛
9 彦坂L 二ゴロ失 空振三振 遊安打(投強襲)
1 小泉R 空振三振 空振三振

城東

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席 第六打席
1717 兼松L 三邪飛 二安打 二ゴロ 中飛 三邪飛 遊飛
9191 原川L 中前安打 右飛 押出四球(1) 四球 中前安打 二安打
8 今井颯L 右前安打
二盗
見逃三振 右飛 投犠打 左飛 遊飛失
2 三好R 二ゴロ(投強襲)(1) 左線2塁打 四球 三ゴロ 空振三振 中前安打
3 設楽L 四球
三盗
右前安打
二盗死
二ゴロ 一強襲安打 四球 四球(1)
797 陶R 一安打(1)
二盗
見逃三振 遊ゴロ失
二盗
H 島川 一飛
79 鰐渕R 投犠打
4 松崎R 左飛 左前安打 四球 空振三振
H6 清水R 遊ゴロ
5 木村L 一ゴロ 左前安打 (小)中前安打(2) 二ゴロ 遊ゴロ失(1)
64 峯岸R 空振三振 右前(二後方ポテン)安打 二飛 遊ゴロ 右前安打

投手成績

足立新田

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
1瀧口 4 1/3 9 4 3 3 4
11小泉 4 2/3 6 3 2 4 0

城東

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
7兼松 2 5 0 2 2 2
1原川 3 0/3 5 4 1 0 0
7兼松 4 0/3 3 1 4 4 0
1原川 1 2 0 0 0 0

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