2018年11月4日、秋季東京大会 決勝
神宮球場
スタメン
※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません
国士舘
4 黒川R
9 渡辺伸R→3
7 冨田R
3 黒澤L→9 松室
8 森中L
2 澤野R
6 鎌田L
1 白須R→H 秋生R→1 山崎R
5 山田R→5 遠山L
東海大菅生
4 石田L
8 今江R
2 小山L
3 杉崎R
6 成瀬R
5 中村洸L
7 大里L
9 鈴木L
1 中村晃L
観戦記
9月8日に約270チームが参加し始まった秋季東京大会。
いよいよファイルに残った2チームでの頂上対決。
勝ったチームは、来年春の第91回選抜高校野球大会への出場が事実上決まる大一番。
1塁側が4年ぶり3回目の優勝、4回目の選抜出場を目指す東海大菅生。
対するは3塁側。
10年ぶり6回目の優勝、9回目の選抜出場を目指す国士舘。
12時にプレイボール。
先攻は国士舘、まず守る東海大菅生の先発は、キレのいい変化球で三振も奪える、エース左腕、中村晃太郎投手。
国士舘はその立ち上がり、1死から2番・渡辺伸選手が四球で出塁すると、二盗を決め先制のチャンスを作ります。
3番・冨田選手は三振に倒れますが、4番・黒澤選手がレフト前に先制のタイムリーヒット。
1点を先制します。
さらに5番・森中選手がピッチャー内野安打で繋ぎ、6番・澤野選手が四球で、さらに1死満塁の大チャンス。
ここで7番・鎌田選手が右中間(右)を真っ二つに破る、走者一掃のタイムリー3塁打。
3点を加え4-0といきなりビッグイニングを作ります。
代わって守りにつく国士舘。
先発はこれまで通り、背番号3番・右の白須投手。
1回裏、エラーのランナーを出しますが、落ち着いて後続を断ち、無失点と上々の立ち上がりを見せます。
立ち上がり、国士舘打線に捕まった中村晃投手でしたが、2回に黒川選手にヒットを許した後は、完全に立ち直り、付け入る隙を与えません。
反撃したい東海大菅生は、3回裏、先頭8番・鈴木選手がチーム初安打を、ライト前へ放ち出塁しますが、後続続かず無得点に終わります。
続く4回裏も東海大菅生は、1死から3番・小山選手がセンター前ヒットで出塁、二盗を決めた後、4番・杉崎選手のセンターフライで3塁まで進みますが、あと一本が出ずに無得点に終わります。
それでも東海大菅生。
5回裏三度チャンス。
先頭6番・中村洸選手がレフト前ヒットで出塁すると、続く大里選手もレフト前に連続ヒット。
8番・鈴木選手が送り、1死23塁とすると9番・中村晃選手がライト前に2点タイムリーヒット。
2-4とその差を2点に縮め、後半戦へ移ります。
東海大菅生の中村晃投手が、完全にリズムに乗り6回表の国士舘の攻撃も3人で終わらせると、その裏、東海大菅生は先頭4番の杉崎選手がレフト線2塁打で出塁します。
この後2死3塁となり、7番・大里選手が四球。
8番・鈴木選手も死球で2死満塁と一打同点のチャンスを作りますが、あと一本が出ずに無得点に終わります。
4-2と2点リードの国士舘。
7回からは継投へ。
左の石橋投手を挟まずに、エース右腕・山崎投手に10年ぶりの優勝を託します。
代わり端、2番・今江選手にピッチャー強襲ヒットを打たれますが、後続を落ち着いて切り、無失点に抑えます。
対する国士舘打線ですが、3回以降1人のランナーも出すことが出来ず、リードしてるも防戦一方の展開に。
8回裏、東海大菅生は先頭5番・成瀬選手が137キロストレートをライト前に運ぶと、続く中村洸選手もライト前に。
7番・大里選手が送り1死23塁とし、2死後、9番・中村晃選手のサードゴロが敵失(1塁悪送球)を誘い1点。
3-4と一点差に詰め寄ります。
尚2死13塁と一打同点の場面。
国士舘はサードを遠山選手へ変更し、守備を固めます。
注目集まる1番・石田選手との対決。
ここは山崎投手に軍配があがり、東海大菅生同点には追いつけません。
9回裏、東海大菅生の攻撃。
山崎投手も1死から迎えた3番・小山選手には、この試合最速の139キロのストレートを連発し気合い充分。
セカンドゴロに打ち取り優勝まであと1人。
しかし東海大菅生も最後まで諦めず、4番・杉崎選手がレフト前ヒットで意地を見せましたが、反撃もここまで。
国士舘が10年ぶり6回目の優勝をはたしました。
優勝インタビューでは、永田監督から国士舘史上最も弱いチームでスタートしたと、自嘲気味に話されてましたが、まさに一戦一戦粘り強く。
夏までの「左3人衆」のような超高校級の選手は今チームには見当たりませんが、タフでまとまったチーム力で、見事東京の頂点に返り咲きました。
東海大菅生も素晴らしいチームで、最後まで国士舘を苦しめました。
まだ現状なにも分かりませんが、この試合内容は、来春選抜代表で、関東大会で8強止まりの4校と東海大菅生で、ラスト1枠が比較になることが濃厚なため、プラス材料になったのではないかと思います。
勝った国士舘の明治神宮大会、来春甲子園での活躍を期待したいと思います。
スコア
国士舘
400 000 000=4
000 020 010=3
東海大菅生
国士舘は10年ぶり6回目の優勝
国 3白須、1山崎 - 2澤野
東 1中村晃 - 2小山
国 H4 E2
東 H11 E0
個人成績
打撃成績
※公式記録ではありません
国士舘
選手名 | 第一打席 | 第二打席 | 第三打席 | 第四打席 |
4 黒川R | 中飛 | 中前安打 | 一ゴロ | 二直 |
93 渡辺伸R | 四球 二盗 |
投犠打 | 見逃三振 | 空振三振 |
7 冨田R | 空振三振 | 二ゴロ | 右飛 | 三ゴロ |
3 黒澤L | 左前安打(1) | 一ゴロ | 左飛 | 二飛 |
9 松室 | 投安打 | |||
8 森中L | 遊ゴロ | 二ゴロ | 二ゴロ | |
2 澤野R | 四球 | 遊ゴロ | 空振三振 | 遊ゴロ |
6 鎌田L | 右中間(右)3塁打(3) | 二ゴロ | 空振三振 | |
1 白須R | 空振三振 | 三ゴロ | ||
H 秋生R | 遊飛 | |||
1 山崎R | ||||
5 山田R | 二ゴロ | 遊ゴロ | 遊ゴロ | |
5 遠山L |
東海大菅生
選手名 | 第一打席 | 第二打席 | 第三打席 | 第四打席 | 第五打席 |
4 石田L | 捕邪飛 | 空振三振 | 投安打 | (山)一ゴロ | 中飛 |
8 今江R | 遊ゴロ失 二盗 |
左飛 | 捕邪飛 | 投強襲安打 | 二ゴロ |
2 小山L | 中飛 | 中前安打 二盗 |
三邪飛 | 投ゴロ | 二ゴロ |
3 杉崎R | 三邪飛 | 中飛 | 左線2塁打 | 三飛 | 左前安打 |
6 成瀬R | 中飛 | 三ゴロ | 捕邪飛 | 右前安打 | 中飛 |
5 中村洸L | 左飛 | 左前安打 | 二ゴロ | 右前安打 | |
7 大里L | 二ゴロ | 左前安打 | 四球 | 投犠打 | |
9 鈴木L | 右前安打 二盗死 |
一犠打 | 死球 | 投ゴロ | |
1 中村晃L | 捕邪飛 | 右前安打(2) | 遊ゴロ | 三ゴロ失(1) |
投手成績
国士舘
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
3白須 | 6 | 7 | 2 | 1 | 2 | 2 |
1山崎 | 3 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 |
東海大菅生
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
1中村晃 | 9 | 4 | 2 | 6 | 4 | 4 |