[ 二回戦 ] 札幌大谷 VS 国士舘

[ 二回戦 ] 札幌大谷 VS 国士舘

2018年11月11日、第49回明治神宮野球大会
高校の部 二回戦
神宮球場

スタメン

※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

札幌大谷(北海道)
6 北本R
4 釜萢
2 飯田R
3 西原
8 石鳥R
5 佐藤L→5 小関
9 佐野L
7 中川征R
1 阿部→H1 増田R→1 太田

国士舘(東京)
4 黒川R
9 渡辺伸R
6 鎌田L
3 黒澤L→3 山田R
7 冨田R
8 森中L
2 澤野R→H 渡辺彪L→2 吉田
1 白須R→1 石橋L→1 山崎R→1 中西→H 松室L
5 遠山L→H 伊藤L

観戦記

秋季東京大会の3回戦から、これで5戦連続の観戦になる国士舘と、初戦を勝ち上がってきた札幌大谷の戦い。

先攻は札幌大谷、まず守る国士舘は、東京大会では背番号3を背負いながら、先発投手の役割を果たし、この大会から新たにエースナンバーを背負った、右の白須投手が先発。

国士舘の白須投手

初回の札幌大谷、まず1番・北本選手がレフトへ2塁打で出塁。
2番・釜萢(かまやち)選手もセンター前ヒットで続き無死13塁とチャンスを広げます。

3塁に進む北本選手

するとすかさず3番・飯田選手の打席。
釜萢選手が二盗を決め23塁とした後、センター前へ2点タイムリーヒットを放ちます。

飯田選手の2点タイムリーヒット

さらに盗塁と内野ゴロで1死3塁とし、5番・石鳥選手のショートへの内野安打で1点を追加。

初戦の龍谷大平安戦に続き、札幌大谷はこの試合も初回に、大量点に近い先制点を奪います。

石鳥選手の内野安打で飯田選手がホームイン

代わって守りにつく札幌大谷。
先発は背番号18、長身左腕の阿部投手。

長身の阿部投手

1回裏、国士舘は先頭黒川選手が四球で出塁、続く渡辺伸選手が送り1死2塁とすると、3番・鎌田選手のバントは投手正面の打球でしたが、阿部投手の処理がやや遅れ内野安打に。
1死13塁とします。

鎌田選手の内野安打

さらに盗塁と四球などで2死満塁とチャンスを広げます。

3塁に進む黒川選手

しかし6番・森中選手が内野ゴロに倒れ、得点を挙げることは出来ません。

札幌大谷は直後の2回表、1死から1番・北本選手が四球で出塁すると、国士舘は早くも継投に。
東京大会では11番を付けていた、背番号17、左中継の石橋投手へ継投します。

国士舘の石橋投手

しかし流れを止められず、釜萢選手の打席、ボークで2塁進塁を許すと、釜萢選手はレフト前へタイムリーヒット。
1点を追加。
4-0とリードを広げます。

北本選手がホームイン

2回裏から、札幌大谷は背番号11、右の増田投手へ継投。

札幌大谷の増田投手

国士舘はその代わり端、2死走者無しから9番・遠山選手が四球で出塁。
すると1番・黒川選手の打球は1塁線を破り、タイムリー3塁打に。
1点を返し1-4とその差を縮めます。

遠山選手がホームイン

しかし札幌大谷は3回表、先頭4番の西原選手がショート内野安打で出塁すると、5番・石鳥選手の打球は右中間を破る2塁打。
無死23塁とチャンスを広げ、1死後、7番・佐野選手がレフト前へ2点タイムリーヒット。

6-1とさらにリードを広げていきます。

石鳥選手が6点目のホームイン

国士舘は4回表の札幌大谷の攻撃から、東京大会ではエースナンバーを背負い、決勝でもクローザーの役目を果たしてきた、右の山崎投手へ継投します。

国士舘の山崎投手

しかし代わり端、先頭1番・北本選手がセンター前ヒットで出塁すると、2番・釜萢選手が死球で繋ぎ、飯田選手の犠打で1死23塁とチャンスを広げます。

3塁に進む北本選手

しかしここは後続続かず無得点に終わります。

札幌大谷は5回表にも2死走者無しから、8番・中川征選手のサード内野安打をきっかけに、9番・増田選手、1番・北本選手が連続四死球で満塁としますが、2番・釜萢選手が空振り三振で無得点。

国士舘もようやく、東京大会同様に、ピンチは作るもあと一本は許さない「土俵際の強さ」を見せ始めます。

序盤大きく試合が動いたこの試合も、徐々に落ち着き始め、6回、7回は両チーム大きなチャンスもなく、試合は終盤8回裏へ。

国士舘は1死から2番・渡辺伸選手がセカンド内野安打で出塁、盗塁と外野フライで1死3塁としますが、途中出場の4番・山田選手がキャッチャーへのファールフライに倒れ無得点に終わります。

山田選手は捕邪飛で無得点

9回表の札幌大谷の攻撃から、国士舘は4人目の、背番号18右の中西投手へ継投します。

国士舘の中西投手

札幌大谷は1死から5番・石鳥選手がレフトオーバーの2塁打で出塁、6番・佐藤選手の内野ゴロで3塁へ進むと、7番・佐野選手の打球はファースト強襲の内野安打に。
1点を追加して7-1とリードを広げます。

タイムリーヒットの佐野選手

6点差を追う最終回の国士舘。
先頭5番・冨田選手がレフト前ヒットで出塁も、後続続かず2死1塁と場面が変わります。

国士舘はここで代打攻勢。
8番・中西投手への代打、松室選手がレフト前ヒットでまず繋ぎます。

松室選手のヒット

さらに9番・遠山選手への代打・伊藤選手も、ライト前へ弾き返し満塁とします。

このチャンスに上位打線。
1番・黒川選手が意地のライトへタイムリー2塁打で2点を返します。

タイムリー2塁打の黒川選手

ここで、好投続けてきた増田投手に代わり、札幌大谷は背番号17、右サイドの太田投手へ継投します。

札幌大谷の太田投手

尚2死23塁のチャンスが続く国士舘でしたが、最後は途中出場、2番・渡辺彪選手がセンターフライに倒れ試合終了。

最後に一矢報いた国士舘ですが、前半の大量失点が響き、札幌大谷が勝利。
ベスト4にコマを進めました。

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スコア

札幌大谷
312 000 001=7
010 000 002=3
国士舘

札 18阿部、11増田、17太田 - 2飯田
国 1白須、17石橋、11山崎、18中西 -2澤野、12吉田

札 H14 E0
国 H8 E0

個人成績

打撃成績

※公式記録ではありません
札幌大谷

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
6 北本R 左2塁打 四球 (山)中前安打 死球 四球
二盗死
4 釜萢 中前安打
二盗
(石)ボーク
左前安打(1)
死球 空振三振 左前安打
2 飯田R 中前安打(2)
二盗
二ゴロ併殺打 投犠打 遊ゴロ 遊飛
3 西原 二ゴロ 遊安打 中飛 遊ゴロ (中)凡退
8 石鳥R 遊安打(1) 右中間2塁打 遊ゴロ 見逃三振 左越2塁打
5 佐藤L 一ゴロ 三ゴロ 右飛 中飛 二ゴロ
5 小関 四球
9 佐野L 二ゴロ 左前安打(2) 三邪飛 中前安打 一安打(1)
7 中川征R 三ゴロ 三安打 二ゴロ併殺打 四球
1 阿部
H1 増田R 空振三振 遊ゴロ 四球 中飛 中飛
1 太田

国士舘

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
4 黒川R 四球 右線3塁打(1) 遊ゴロ 投ゴロ 右2塁打(2)
9 渡辺伸R 三犠打 三ゴロ 二ゴロ 二安打
二盗
(太)中飛
6 鎌田L 投安打
二盗
一ゴロ 二ゴロ 中飛
3 黒澤L 左飛 右飛 空振三振
3 山田R 捕邪飛
7 冨田R 四球 投ゴロ 左前安打 左前安打
8 森中L 遊ゴロ 二ゴロ 投ゴロ 遊飛
2 澤野R (増)二邪飛 見逃三振
H 渡辺彪L 空振三振
2 吉田 左飛
1 白須R
1 石橋L 一飛
1 山崎R 空振三振 一邪飛
1 中西
H 松室L 左前安打
H 松室L 右前安打
5 遠山L 四球 二ゴロ 左飛

投手成績

札幌大谷

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
18阿部 1 1 2 0 0 0
11増田 7 2/3 7 0 4 3 3
17太田 1/3 0 0 0 0 0

国士舘

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
1白須 1 1/3 4 2 1 3 3
17石橋 1 2/3 4 0 0 3 2
11山崎 5 4 3 2 0 0
18中西 1 2 1 0 1 1

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