2018年、第100回全国高校野球選手権大会の京都大会の予想を語ってみたいと思います。
昨年の6月末に上京して以来、全く京都の高校野球を観戦できていないため、インターネットの情報や、下級生の頃に観戦した現3年生たちを想像しての、イメージだけの予想なので悪しからずご了承くださいませ。
予想
乙訓、京都翔英、立命館宇治、東山、龍谷大平安の5強が中心
毎年京都は「ラッキーゾーン」と「死のグループ」がはっきりと分かれる印象なのですが、今大会は有力チームがうまくバラけた印象です。
今大会、軸になりそうなのは、秋春と京都大会を連覇。
センバツでも1勝を揚げた府立の乙訓、秋準優勝、春4強と安定感のある京都翔英、春準優勝で秋4強の立命館宇治、春4強の東山、秋春とも4強入りを逃したものの厚い戦力を擁する龍谷大平安の5チームが中心になりそうです。
まず4強単位でグループを考え、Aブロックには乙訓と龍谷大平安が入りました。
それぞれ、8強入りするために、龍谷大平安は力のある府立の京都八幡、4回戦で大谷あたりが上がってきそうなゾーン。
簡単ではありませんが、小寺投手、島田投手の140キロを超す両右腕に、高校通算50本越ですでにプロ注目とも言われる、現西武ライオンズで平安OBの炭谷選手の甥・松田選手など豪華な選手層を擁するだけに、その戦いぶりに注目が集まります。
そして乙訓は小早川体制で強化されている京都両洋と初戦。
さらに勝ち上がれば、昨夏の代表校、京都成章と洛星の勝者が待ち構えます。
京都成章も昨年の北山投手、川岸選手などが抜けましたが、上林投手、北村投手と下級生の頃から経験を積んだ選手が残っているだけに、波に乗ってくると怖い存在。
初戦の対戦相手、洛星も昨年のセンバツで21世紀枠かと注目を集めた際の水江投手らが残っているだけに、以降の大会で調子が上がってきませんが侮れないチーム。
北部の実力校・日星、古豪・京都学園なども入り乙訓は8強までかなり苦労しそうなクジを引いてしまった印象です。
そしてBブロックには足立監督になってすっかり復活モードの東山、福知山成美がシード入り。
東山は比較的恵まれた印象を受けますが、4回戦で実力校の府立北稜が待ち構えそうな組み合わせ。
福知山成美も全盛期であれば、一気に突破しそうですが同じ北部の実力派府立校、宮津や綾部などが入り予断を許さない組み合わせ。
Bブロックは東山が有力かと思いますが、一発勝負の夏だけにどんなドラマが待っているか、目が離せません。
さてCブロックには安定感ある京都翔英と、春大躍進の同志社国際がシード入り。
京都翔英が8強に入るためには、初戦屈指の好カードになった実力派の公立・塔南と、立命館の勝者が恐らく4回戦で対戦することになりそう。
立命館も昨春4強のメンバーが残るだけに、ノーシードと言え、その潜在実力はシード同レベルといえるのでないでしょうか。
そして同志社国際は厳しい組み合わせ。
初戦で中堅の京都共栄、次は秋8強の京都国際でしょうか。
そして4回戦では今大会評判もよく、復活を目指す京都外大西が恐らく上がってくるのではないでしょうか。
シードの意地をかけて同志社国際の奮闘を期待したいところです。
このブロック、京都翔英リードも、勢いに乗ってくると同志社国際、京都国際、京都外大西も非常に怖い存在。
最後がDブロック。
こちらは立命館宇治と北嵯峨がシード入り。
北嵯峨は初戦を勝つと、次に鳥羽と洛北の勝者が待ちます。
公立ばかりのブロックですが、実力校が揃っただけにここはどこが8強に残るか興味深いところです。
一方立命館宇治。
今チーム、西成投手はじめ能力の高い選手も集まり、非常に安定し、夏は宇治以来の甲子園が視野に入るチームではないかと感じます。
昨夏、昨秋と4強入りした実力派府立の西城陽と恐らく3回戦で争うことになりそうですが、この前半の山を突破すると一気に4強まで駆け上がって不思議でありません。
いつもながらノーシード校にも実力校が多い京都大会。
5強が中心と考えますが、どんなクライマックスが待っているのか楽しみです。
本命:立命館宇治
対抗:乙訓
要注意:龍谷大平安、京都翔英、東山
組合せ
Aブロック(シード:乙訓、龍谷大平安 他:京都成章、大谷など)
1回戦
東稜 - 桃山
日星 - 京都明徳
京都成章 - 洛星
2回戦
前半(勝者は8強)
龍谷大平安 - 京都八幡
東稜・桃山の勝者 - 加悦谷
堀川 - 紫野
大谷 - 海洋
後半(勝者は8強)
京都学園 - 同志社
日星・京都明徳の勝者 - 朱雀
網野 - 京都成章・洛星の勝者
京都両洋 - 乙訓
Bブロック(シード:東山、福知山成美 他:綾部、北稜など)
1回戦
西京 - 莵道
園部 - 北稜
洛水 - 西舞鶴
2回戦
前半(勝者は8強)
日吉ヶ丘 - 東山
西京・莵道の勝者 - 東舞鶴
久御山 - 園部・北稜の勝者
京都廣学館 - 城陽
後半(勝者は8強)
宮津 - 綾部
洛水・西舞鶴の勝者 - 福知山
京都すばる - 鴨沂
京教大附 - 福知山成美
Cブロック(シード:京都翔英、同志社国際 他:京都国際、京都外大西など)
1回戦
城南菱創 - 東宇治
京都文教 - 嵯峨野
田辺 - 京都外大西
2回戦
前半(勝者は8強)
塔南 - 立命館
山城 - 城南菱創・東宇治の勝者
桂 - 京都工学院
府立工 - 京都翔英
後半(勝者は8強)
京都共栄 - 同志社国際
京都国際 - 京都文教・嵯峨野の勝者
舞鶴高専 - 花園
須知 - 田辺・京都外大西の勝者
Dブロック(シード:立命館宇治、北嵯峨 他:鳥羽、西城陽など)
1回戦
向陽 - 西乙訓
京産大附 - 木津
2回戦
前半(勝者は8強)
北桑田 - 洛東
南丹 - 洛南
向陽・西乙訓の勝者 - 北嵯峨
洛北 - 鳥羽
後半(勝者は8強)
京産大附・木津の勝者 - 南陽
洛西 - 峰山
西城陽 - 亀岡
大江 - 立命館宇治