[ 三回戦 ] 国士舘 VS 雪谷

2018年4月7日、春季東京大会三回戦
神宮第二球場

スタメン

※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

雪谷
8 高梨
7 吉倉
6 深津
3 清水
5 菅谷
9 河野
2 本田
4 織原
1 佐藤

国士館
5 石田
8 内藤晃
3 倉田
9 門間
7 田中
6 嶋崎
4 内藤真
2 赤川
1 井田

昨秋の都大会ではベスト4に進出した国士舘と、都立の強豪チーム雪谷の一戦。

先攻は雪谷、国士舘は背番号10左腕の井田投手が先発。1回表、雪谷はヒットのランナーを一人出しますが後続続かず無得点に終わります。

代わって守りにつく雪谷の先発は、エース右腕の佐藤投手。

1回裏、国士舘は先頭の石田選手がセンター前ヒットで出塁すると、続く内藤晃選手の犠打が、サードへの内野安打となり無死12塁のチャンスを作ります。

3番・倉田選手のセンターフライと、内藤晃選手の二盗で1死23塁とすると、4番・門間選手のセンターへの犠牲フライで1点を先制。
さらにサードへの送球が逸れる間に1点を追加し、2-0とリードします。

7 田中中飛

2回表、雪谷は1死から6番・河野選手のセンターオーバーのフェンス直撃の2塁打でチャンスを作るも、自身の三盗失敗等でチャンス生かせず無得点に終わると、国士舘は3回裏、先頭1番・石田選手が四球で出塁すつと犠打と、3番・倉田選手のレフト前ヒットで1死13塁と追加点のチャンス。

この場面で4番・門間選手はセカンドゴロに倒れますが、併殺崩れの間に石田選手が3点目のホームを踏み3-0とリードを広げます。

国士舘は5回裏も1死から2番・内藤晃選手が四球で出塁。
盗塁と外野フライで進塁し2死3塁とすると、4番・門間選手がレフト前に運び1点を追加。
4-0と国士舘がリードし、前半5回を終了します。

国士舘はさらに6回裏も先頭6番・嶋崎選手がレフト線を破る2塁打と、さらに雪谷・吉倉選手がボールの処理を遅れてしまっている間に一気に3塁まで進みます。

続く内藤真選手が死球で繋ぐと、8番・赤川選手の打球はセンターオーバーの走者一掃のタイムリー2塁打となり、6-0と大量リードと変わっていきます。

雪谷も度々ランナーを出し、7回表も1死から5番・菅谷選手のセンター前ヒットと、続く河野選手の死球等で2死23塁のチャンスを作りますが、ここも後続続かず無得点に終わります。

6点差ついての7回裏。
あと1点でコールドゲームが成立する展開で、国士館は2死走者なしとなりますが、ここで4番・門間選手、初球振りぬいた打球は放物線を描いて、レフトスタンドへサヨナラホームラン！

劇的な幕切れで国士館がベスト16入りと、夏の西東京大会でのシード権を獲得しました。

勝った国士館は、石井投手、草薙投手と力のある左投手陣にまた強力な1ピースが入ってきました。
ストレートの球速は目測ですが、恐らく130半ば前後だろうと思いますが、右打者の外へ逃げるようなボール、シュートでしょうか。
変化球を効果的に使い、7回で8奪三振。
力のある雪谷打線を寄せ付けませんでした。

一方秋は下位を打ってたイメージのある門間選手が、背番号19ですが4番に座り、7点中5点に絡む大活躍。
この春だけでなく、夏に向けてもさらに面白いチームに仕上がってきているのではと思いました。

雪谷はこれが実力ではないと思います。
7点差つきましたが、「打ち込まれた」というより国士館の試合巧者ぶりが際立った一戦。

雪谷もチャンスは作っていただけに、あと一本が早いイニングで出ていれば、また違った展開になったのではと思います。
夏はノーシードですが、都立の強豪として上位、甲子園を狙い東東京を盛り上げて欲しいと思います。

雪谷
000 000 0=0
201 012 1x=7
国士舘

7回コールドゲーム

雪佐藤－本田
国井田－赤川

雪 H5 E2
国 H7 E0

本塁打
国門間①

※公式記録ではありません
雪谷

国士舘