2018年3月17日、春季東京大会 一次戦 第13ブロックAゾーン
府中工業グラウンド
スタメン
※場内アナウンスをメモしていますので効き間違いなどあるかもしれません
安田学園
7 ワタナベ
5 クマモト→6
2 須藤
8 森
3 ハマダ?→ワタナベ
1 清水 左
9 ヨコイ
4 ゴトウ
6 シマザキ→1→11
日大櫻丘
4 ハヤシ
8 ?
6 ヒラモト
3 オカザキ
9 スズキ
7 アサノ
5 オオタ
2 オギノ→2 サイトウ?
1 ワタナベ
観戦記
先日第90回センバツ大会の組み合わせ抽選が決まったばかりですが、かつてセンバツに出場した日大櫻丘(44回大会、甲子園優勝)、安田学園(85回、初戦敗退)の両チームが対戦。
まず先攻は安田学園。
まず守る日大櫻丘はエース右腕のワタナベ投手が先発。
1回表、安田学園は敵失のランナーを出しますが後続続かず無得点に終わります。
代わって守りにつく安田学園、先発はエース左腕の清水投手。
1回裏、日大櫻丘は四球のランナーを23塁にまで進めますが、こちらも後続続かず無得点。
両チーム静かな立ち上がりとなります。
まず試合が動いたのは3回表の安田学園。
1死から1番ワタナベ選手がレフト前ヒットで出塁すると、ショートのエラーで1死23塁とします。
2死後、森選手の一塁線へのゴロは敵失を誘い2者生還で2点を先制します。
(外野からで多少みづらかったですが恐らくセカンド内野安打と、その悪送球)
しかし日大櫻丘は直後の3回裏、1死から1番ハヤシ選手が左中間への2塁打で出塁すると、続く背番号8の選手の投手への犠打が内野安打となり13塁とすると、続くヒラモト選手のショートゴロかと思われた打球も足が速く内野安打。
1点を返します。
さらに死球で満塁とすると5番スズキ選手のライトへの犠牲フライで2-2の同点に追いつきます。
5回も両チームとも複数のランナーを出すものの、あと一本が出ずに2-2のまま後半戦へ。
まずチャンスを掴んだのは6回裏の日大櫻丘。
先頭6番アサノ選手がセンター前ヒットで出塁すると、続くオオタ選手の投手前への犠打を、安田学園・清水投手がセカンドへフィルダースチョイス。
続くサイトウ?選手が送って1死23塁とすると、9番ワタナベ選手が四球を選び満塁と絶好のチャンス。
しかしここで清水投手が踏ん張り、ハヤシ選手、背番号8の選手を連続で空振り三振に仕留め櫻丘は絶好のチャンスを生かすことができません。
ピンチの後にはチャンスあり。
直後の7回表、安田学園は1死後、1番ワタナベ選手がライト前ヒットで出塁すると、クマモト選手の内野ゴロの間に進塁し2死2塁とすると、3番・須藤選手の打球はレフトオーバーのタイムリー2塁打となり1点を勝ち越します。
さらに4番・森選手もレフト前に運び1点を追加。
2点を勝ち越した安田学園が4-2とリードします。
しかし直後の日大櫻丘。
1死後、4番オカザキ選手がライト前ヒットで出塁すると、続くスズキ選手もレフト前ヒットでつなぐと、アサノ選手が送り2死23塁と一打同点のチャンス。
ここで7番オオタ選手の打球は左中間を深々と破る同点のタイムリー二塁打。
4-4とまたも試合を振り出しに戻します。
8回表、安田学園は2死23塁と勝ち越しのチャンスを作りますが無得点に終わると、直後の8回裏からショートを守っていたシマザキ選手へ継投。
8回裏、日大櫻丘は先頭9番ワタナベ投手に代打、背番号18のコイズミ?選手を送ると、期待に応えレフト前ヒット。
さらに続くハヤシ選手がセカンド強襲?ヒットで続くと、2番背番号8の選手の投手前の犠打が内野安打となり無死満塁となります。
ここで3番ヒラモト選手の一塁線の打球はファーストベースに当たり大きく跳ね上がりファールゾーンに転がる間に2点を勝ち越します。
一気に流れを引き寄せた櫻丘は続く4番オカザキ選手もレフト前に2点タイムリーヒット。
4点を勝ち越して、安田学園は背番号11の選手に継投します。
この回さらに1点を追加し9-4と大きくリードを広げた日大櫻丘が、9回表は背番号11の投手に継投し、4番森選手にはセンターオーバーの三塁打を浴びましたが、後続をしっかり抑えそのまま逃げ切り勝利しました。
安田学園の試合は昨秋の帝京戦以来。
その試合の感想通り、この試合もポテンシャルの高さは随所に見せていましたが、あと一歩踏ん張れず2度リードしましたが逆転負け。
手元でカウントしたものですので、公式記録ではありませんが、清水投手も二けたの三振を奪うなど奮闘を見せたものの、春は早くも終戦。
夏に向って再度チームを立て直し、本番での巻き返しを期待します。
勝った日大櫻丘。
レフト側には多くの恐らくOBの方も詰め掛けて盛り上げに一役買っていました。
かつての甲子園優勝校も近年は野球部の強化は特になく、厳しい戦いも目立ちますが、この試合、安田学園にリードされながらも粘り強く戦い、最後の最後に突き放しての勝利でした。
選手名が分かりませんが2番の背番号8の選手をはじめ、足の速い選手が多く、打ち取ったかと思った打球での内野安打もいくつかありました。
少し守備は乱れた場面もありましたが、チーム一丸となって私立の強豪チームを撃破しました。
あと1勝で2次戦へ。
古豪復活を期待したいと思います。
スコア
安田学園
002 000 200=4
002 000 25x=9
日大櫻丘
安 清水、シマザキ、11 - 須藤
日 ワタナベ、11 - オギノ、サイトウ?
安 H11 E1
日 H11 E3
個人成績
【打撃成績】
※公式記録ではありません
安田学園
選手名 | 第一打席 | 第二打席 | 第三打席 | 第四打席 | 第五打席 |
7 ワタナベ | 三ゴロ | 左前安打 | 遊飛 | 右前安打 | 左前安打 二盗 |
56 クマモト | 遊ゴロ失 | 遊ゴロ失 | 遊安打 | 二ゴロ | 遊ゴロ |
2 須藤 | 中飛 | 右飛 | 左前安打 | 左越二塁打(1) | (11)遊飛 |
8 森 | 空振三振 | 二安打(1) 一悪送球(1) 二盗 |
左飛 | 左前安打(1) | 中越三塁打 |
3 ハマダ | 三ゴロ | 一ゴロ | 右飛 | ||
キノウチ | 死球 | ||||
サカモト | 空振三振 | ||||
1 清水 | 二ゴロ | 中飛 | 左直 | 空振三振 | |
代打不明 | 二ゴロ | ||||
9 ヨコイ | 左前安打 | 中飛 | 三ゴロ | 中飛 | |
4 ゴトウ | 二飛 | 遊ゴロ失 | 空振三振 | 中前安打 二盗 |
|
61 シマザキ | 投ゴロ | 一ゴロ | 二ゴロ | 捕飛 | |
背番号11 |
日大櫻丘
選手名 | 第一打席 | 第二打席 | 第三打席 | 第四打席 | 第五打席 |
4 ハヤシ | 空振三振 | 左中間二塁打 | 四球? 牽制死 |
空振三振 | 二強襲安打 |
背番号8 | 四球 | 投安打 | 投ゴロ失 | 空振三振 | 投安打 |
6 ヒラモト | 出塁 | 遊安打(1) | 捕邪飛 | 左飛 | 一安打(2) |
3 オカザキ | 遊ゴロ | 死球 | 四球 | 右前安打 | 左前安打(2) |
9 スズキ | 見逃三振 | 右犠飛(1) | 右飛 | 左前安打 | (11)捕犠打 |
7 アサノ | 三振 | 空振三振 | 中前安打 | 投犠打 | 死球 |
5 オオタ | 三振 | 死球 牽制死 |
投ゴロ野選 | 左中間二塁打(2) | 捕逸 三ゴロ(1) |
2 オギノ | |||||
2 サイトウ? | 三振 | 一邪飛 | 投犠打 | 右飛 | 二ゴロ |
1 ワタナベ | 見逃三振 | 空振三振 | 四球 | (シ) | |
H コイズミ? | (シ)左前安打 | ||||
R 背番号17 |
安田学園
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
清水 | 7 | 7 | 7 | 10 | 4 | 4 |
シマザキ | 0/3 | 5 | 0 | 0 | 4 | 5 |
背番号11 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 |
日大櫻丘
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
ワタナベ | 8 | 10 | 1 | 2 | 4 | 3 |
背番号11 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 |