2017年1月27日(金)、第89回のセンバツ出場校が発表されました。
個人的に大注目をしていた21世紀枠は岩手の不来方(こずかた)、高知の中村、岐阜の多治見の3チーム。
中村は40年ぶり2回目。その当時は阪急などで活躍した山沖投手を擁し準優勝。12人のチームで「二十四の瞳」と話題になったチームでした。今回は21世紀枠といえ、土佐や明徳義塾といった実力校を倒し秋季高知大会を優勝している実力派のチームです。
そして不来方、多治見は春夏通じての初出場ですが、多治見も秋季岐阜大会を優勝。不来方もわずか10名の部員ながら岩手大会を準優勝。その後の東北大会も甲子園の常連、八戸学院光星に接戦を演じた実力チームです。残念ながら故郷京都から初出場が期待された洛星は補欠校となりました。
次に、北海道から北海第一が2年連続2回目の出場。
昨年は初戦で千葉の木更津総合に敗退。
今年はその悔しさを晴らして欲しいですね。
東北からは御馴染みの2チームが出場。
まずは東北チャンピオンの仙台育英(宮城)が2年ぶり12回目。今年も長谷川投手という評判の高いサウスポーを擁し、悲願の初優勝なるか注目が集まります。
そしてもう1チームは盛岡大付属(岩手)が4年ぶり4回目の出場。
昨今大型選手が目立つ岩手勢。今チームも平松投手など層の厚いチーム。
21世紀枠の不来方と合わせて岩手勢が2チーム出場するのは長いセンバツ史上初めてとなりました。
関東からは昨夏甲子園覇者の作新学院(栃木)が5年ぶり10回目の出場。
大黒柱だった今井投手が西武に入団。新しいチームに代わりましたが、夏春連覇に挑みます。
関東2位で出場は東海大市原望洋(千葉)。7年ぶり2回目の出場。前チームにはロッテに3位で入団した島投手がいましたが、今チームも速球派の金久保投手を擁しています。
次に前橋育英(群馬)が6年ぶり2回目。
昨夏の甲子園を経験したメンバーも多く残り楽しみな存在。
機動破壊で有名な健大高崎(群馬)も2年ぶり3回目の出場となりました。
昨秋の決勝戦を観戦した東京は早稲田実が4年ぶり21回目。日大三が6年ぶり19回目のW出場となりました。
早稲田実は今大会注目の清宮選手に、都大会決勝でもサヨナラホームランを放った野村選手らスター選手がそろいますが、日大三にも金成選手といった注目選手が所属し活躍が期待されます。
次に北信越からは福井工大福井が2年連続5回目の出場。
昨秋の明治神宮大会は初戦敗退ながら、優勝した履正社と1点差の好ゲームを演じました。
高岡商(富山)も7年ぶり5回目の出場です。
東海からは静岡(静岡)が2年ぶり16回目の出場。
共に速球派の左の池谷投手、右の竹内投手を擁し上位進出を狙います。
至学館(愛知)は春初出場(夏は第93回大会に出場し、東大阪大柏原に8-1で初戦敗退)。当時話題になった「J-POP風校歌」が甲子園に流れるか、注目です。
近畿は昨秋明治神宮大会を優勝した履正社(大阪)が3年ぶり7回目。
前回は決勝で近畿対決、龍谷大平安に敗れましたが準優勝。
今大会は安田選手という注目のスラッガーを擁し、初の甲子園チャンピオンを目指します。
神戸国際大付(兵庫)は7年ぶり4回目。猪田捕手らを中心に総合力の高いチームです。
甲子園常連の大阪桐蔭(大阪)は3年連続9回目。
根尾選手、藤原選手などのスーパー1年生を擁し今年も優勝候補の一角を占めてくると思います。
滋賀学園(滋賀)は2年連続2回目の出場。
前回のベスト8進出に貢献した神村投手、後藤捕手も残り総合力の高いチームです。
昨年のセンバツを制した智辯学園(奈良)は2年連続11回目の出場。
太田選手らも残り連覇に挑みます。
昨年は悔し涙を飲んだ報徳学園(兵庫)が3年ぶり21回目。
名将永田監督がこの大会を最後に勇退されるとのこと。有終の美を飾れるか注目。
そして「神宮枠」として高田商(奈良)も23年ぶり3回目の出場となりました。
中国からは宇部鴻城(山口)が2年ぶり3回目の出場。
嶋谷選手らを擁し、春甲子園初勝利を目指します。(夏は第94回大会で2勝)
市呉(広島)は春夏通じて初出場。
創志学園(岡山)は2年連続3回目の出場となります。
四国からは甲子園常連の明徳義塾(高知)が2年連続17回目の出場。
昨年は無念の初戦敗退。四国王者として久しぶりの上位進出を目指します。
そして帝京五(愛媛)は48年ぶり2回目の出場となりました。
ラスト、九州は福岡大大濠(福岡)が26年ぶり4回目の出場。
夏は第71回大会でベスト8まで進出していますが、春はまだ甲子園未勝利。
三浦投手、古賀捕手の注目バッテリーを擁して虎視眈々と上位を狙います。
東海大福岡(福岡)は32年ぶり2回目の出場。
東海大五から校名代わり初の甲子園出場となりました。
名門熊本工(熊本)は10年ぶり21回目の出場。
前回出場時はベスト4まで勝ち進んでいます。
そして最後は秀岳館(熊本)は2年連続3回目の出場。
昨年は横浜DeNAに3位で入団した松尾選手、ソフトバンクに3位入団の九鬼捕手などを擁し春夏ベスト4。
今大会も甲子園経験者を多く残し悲願の甲子園優勝なるか注目です。
この後は3月10日に組み合わせが決定。
3月19日に開幕します。
残念ながら我が京都勢は第79回大会以来、10年ぶりに出場ゼロと寂しい春になりました。
京都勢は夏への巻き返しを期待したいです。
いよいよ球春到来!
楽しみです。