2019年5月19日、第71回春季関東大会 2回戦
上尾市民球場
スタメン
※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません
駿台甲府(山梨2)
8 藤澤L
7 小林R
4 杉田L
5 池田R
3 依田L
9 戸塚R
1 大須賀L→1 藤井L
2 有賀R
6 一瀬R→H 西尾R
東海大菅生(東京1)
8 今江R
2 小山L
6 成瀬R
3 杉崎R
7 西垣R
4 石田L
9 外岡L
5 中村洸L
1 中村晃L
短評
まず守りにつく東海大菅生、先発はエース左腕の中村晃太郎投手。
1回表、駿台甲府は先頭・藤澤選手がライト前ヒットで出塁すると、杉田選手のサードゴロが敵失を誘い無死12塁とします。
1死後、4番・池田選手の当たりはショートゴロ。
この打球処理をサードでフォースアウトを狙うも悪送球に。
藤澤選手が一気にホームを狙いますが、ここは菅生守備陣、エラーの後の処理が落ち着いていました。
ホームクロスプレーでアウト。
ピンチを凌ぎます。
代わって守りにつく駿台甲府の先発は、エース右腕・大須賀投手。
1回裏、東海大菅生は先頭・今江選手が四球で出塁すると、盗塁と内野ゴロで1死3塁とし、3番・成瀬選手がライト前にタイムリーヒット。
初回のピンチに耐えた東海大菅生がまずは先制、1-0とします。
2回表も駿台甲府は2死23塁のチャンスを作りますが、ここもあと一本が出ずに無得点に終わります。
すると3回裏、東海大菅生の打線がつながります。
1死走者なしから、4番・杉崎選手が四球で出塁すると、続く西垣選手がレフト前ヒット。
さらに石田選手が四球でつなぎ1死満塁とします。
この場面で7番・外岡選手がライト前に2点タイムリーヒット。
3-0とします。
さらに8番・中村洸星選手のセカンドゴロが野選を誘い1点追加。
尚1死13塁から、二盗も決め23塁とすると、9番・中村晃太郎選手がフルカウントからレフト前に2点タイムリーヒット。
この回一挙5点を追加し、6-0と序盤で大きなリードを掴みます。
ここで駿台甲府は背番号11番、左の藤井投手へ継投します。
立ち上がりやや不安定な内容だった、中村晃太郎投手も、中盤以降は完璧な投球内容。
伸びのあるストレートと、切れ味抜群の変化球のコンビネーションで三振も量産していきます。
東海大菅生は5回裏にも西垣選手のライトフェンス直撃の2塁打から、無死13塁のチャンスを作ると、7番・外岡選手のセカンドゴロの間に1点を追加し7-0とさらにリードを広げます。
1点を返さないとコールドゲームが成立する7回表も、駿台甲府は先頭6番・戸塚選手を死球で出塁させますが、後続が続けず結局7-0のままコールドで東海大菅生が勝利。
準々決勝ではドラフト候補と言われる、村田投手を擁する春日部共栄との対戦が決まりました。
まず勝った東海大菅生。
春の都大会ではやや研究もされてしまったか、中村晃投手が苦しむ場面も目立ちましたが、この試合は課題の立ち上がりをなんとか切り抜けると、中盤以降は全く付け入る隙を与えず7回を完封。8奪三振の好投で「完全復活」を印象付けました。
打線も相変わらず好調。
2年生スラッガーの杉崎選手には当たりが出ませんでしたが、その前後にも強打者が揃うので非常に完成度の高いチーム。
ますます夏の西東京大会への注目が高まります。
一方敗れた駿台甲府。
序盤にあと一本が出ていれば、また違った展開もあったと思います。
7点差はつきましたが、大須賀投手も力強いボールも目立ちましたし、さすが強豪が揃う山梨の代表チームだと思います。
今後の課題は、東海大菅生のような「巧チーム」対策でしょうか。
個々のポテンシャルは高いチームだと思いますので、夏へ向かって巻き返しを期待します。
イニング詳細
一回表 駿台甲府
東海大菅生はエース中村晃先発
7 小林 フルカウントから三ゴロ失
4 杉田 2-2から変化球に空振三振
5 池田 1-2から遊ゴロ失(3塁悪送球)→小林が本憤死、尚2死23塁
3 依田 1-0から一ゴロ中村晃18球(18球)
一回裏 東海大菅生
駿台甲府はエース大須賀先発
2 小山 初球二盗、2-1から二ゴロ→1死3塁
6 成瀬 2-2から右前安打→1点
3 杉崎 1-1から二盗、フルカウント7球目四球
7 西垣 1-1から遊ゴロ→2死13塁
4 石田 初球一ゴロ大須賀25球(25球)
二回表 駿台甲府
1 大須賀 1-1から遊強襲安打
2 有賀 初球中前安打
6 一瀬 0-2から二ゴロ→2死23塁
8 藤澤 1-1から左飛中村晃14球(32球)
二回裏 東海大菅生
5 中村洸 1-2から遊飛
1 中村晃 2-1から二安打
8 今江 2-2から左前安打
2 小山 1-2から遊ゴロ大須賀24球(49球)
三回表 駿台甲府
4 杉田 2-2から一ゴロ
5 池田 0-2から変化球に空振三振中村晃10球(42球)
三回裏 東海大菅生
3 杉崎 ストレートの四球
7 西垣 初級左前安打
4 石田 フルカウント7球目を四球駿台は羽鳥が伝令
9 外岡 初球右前安打→2点、尚13塁
5 中村洸 0-1から二盗、2-2から二ゴロ野選→1点、尚13塁
1 中村晃 1-0から二盗、フルカウントから左前安打→2点
大須賀27球(76球)
駿台は11左の藤井へ継投
8 今江 1-1から遊ゴロ併殺打
藤井3球(3球)
四回表 駿台甲府
9 戸塚 2-2から変化球に空振三振
1 藤井 2-2から中前安打
2 有賀 1-2から空振三振中村晃15球(57球)
四回裏 東海大菅生
6 成瀬 初球遊ゴロ
3 杉崎 2-2から8球目左飛藤井11球(14球)
五回表 駿台甲府
8 藤澤 2-1から一ゴロ
7 小林 2-2から6球目変化球に空振三振中村晃13球(70球)
五回裏 東海大菅生
4 石田 初球投安打(犠打狙い)→13塁駿台、竹田が伝令
9 外岡 0-1から二ゴロ→1点、尚1死2塁
5 中村洸 0-1から左前安打→本憤死
1 中村晃 初球遊飛
藤井11球(25球)
六回表 駿台甲府
5 池田 1-2から変化球に空振三振
3 依田 2-2から6球目、投直
中村晃14球(84球)
六回裏 東海大菅生
2 小山 1-1から右越2塁打
6 成瀬 1-0から二ゴロ→2死3塁
3 杉崎 1-1から右飛藤井12球(37球)
七回表 駿台甲府
1 藤井 2-2から6球目中飛
2 有賀 フルカウントから見逃三振
6 一瀬→代打 西尾 1-2から空振三振
スコア
駿台甲府
000 000 0=0
105 010 x=7
東海大菅生
7回コールドゲーム
駿 1大須賀R、11藤井L - 2有賀
東 1中村晃L - 2小山
駿 H4 E0
東 H10 E2
個人成績
打撃成績
※公式記録ではありません
駿台甲府
選手名 | 第一打席 | 第二打席 | 第三打席 |
8 藤澤 | 右前安打 | 左飛 | 一ゴロ |
7 小林 | 三ゴロ失 | 投ゴロ | 空振三振 |
4 杉田 | 空振三振 | 一ゴロ | 三飛 |
5 池田 | 遊ゴロ失 | 空振三振 | 空振三振 |
3 依田 | 一ゴロ | 二ゴロ | 投直 |
9 戸塚 | 右飛 | 空振三振 | 死球 |
1 大須賀 | 遊強襲安打 | ||
1 藤井 | 中前安打 | 中飛 | |
2 有賀 | 中前安打 | 空振三振 | 見逃三振 |
6 一瀬 | 二ゴロ | 二ゴロ | |
H 西尾 | 空振三振 |
東海大菅生
選手名 | 第一打席 | 第二打席 | 第三打席 | 第四打席 |
8 今江 | 四球 二盗 |
左前安打 | (藤)遊ゴロ併殺打 | 左飛 |
2 小山 | 二ゴロ | 遊ゴロ | 中飛 | 右越2塁打 |
6 成瀬 | 右前安打(1) 二盗 |
遊ゴロ | 遊ゴロ | 二ゴロ |
3 杉崎 | 四球 | 四球 | 左飛 | 右飛 |
7 西垣 | 遊ゴロ | 左前安打 | 右越2塁打 | |
4 石田 | 一ゴロ | 四球 | 投安打 | |
9 外岡 | 二飛 | 右前安打(2) 二盗 |
二ゴロ(1) | |
5 中村洸 | 遊飛 | 二ゴロ野選(1) 二盗 |
左前安打 | |
1 中村晃 | 二安打 | 左前安打(2) | 遊飛 |
投手成績
駿台甲府
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
1大須賀 | 2 1/3 | 6 | 4 | 0 | 6 | 6 |
11藤井 | 3 2/3 | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 |
東海大菅生
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
1中村晃 | 7 | 4 | 1 | 8 | 0 | 0 |