4月4日(水)、阪神甲子園球場で第90回記念選抜高等学校野球大会の第12日目。
決勝戦が行われましたので内容をまとめます。
[ 決勝戦 ] 大阪桐蔭(大阪)VS 智辯和歌山(和歌山)
内容
大阪勢と和歌山勢が選抜の決勝で対戦するのは、1970年の第42回大会で箕島と北陽(現:関大北陽)、1979年の第51回大会で同じく箕島と浪商(現:大体大浪商)に続き、39年ぶり3回目。
過去2度の対戦はすべて和歌山勢の勝利となっています。
また決勝で近畿勢同士が対戦するのは、昨年の履正社との大阪勢対決に続いて2年連続の快挙。
大阪桐蔭が勝てば2年連続3回目の選抜制覇、智辯和歌山が勝てば24年ぶり2回目の選抜制覇。
また大阪桐蔭が勝てば、36年ぶり史上3校目(第一神港商:現市立神港橘、PL学園以来)の春連覇がかかった大一番。
大阪桐蔭は背番号6の根尾投手、智辯和歌山は背番号18、2年生の池田投手が先発。
1回表、智辯和歌山は2人の死球の走者を置きますが、後続続かず無得点に終わります。
智辯和歌山は3回表もヒットの走者を2塁まで進めますが、注目の3番・林選手が凡退し無得点に終わります。
チャンスを作るもあと一本が出ない展開が続く智辯和歌山。
4回表も先頭4番・文元選手が敵失で出塁すると、5番・冨田選手、6番・黒川選手が連打で無死満塁と絶好のチャンス。
このチャンスも7番・高瀬選手が投手ゴロ併殺打(1-2-3)で2死23塁と変わりますが、8番・東妻選手がレフト前へ2点タイムリーヒット。
遂に均衡破り、智辯和歌山が2-0とリードを奪います。
しかし直後の4回裏、大阪桐蔭も先頭4番・藤原選手、5番・根尾選手が連打で無死13塁のチャンスを作ると、続く山田選手が死球で満塁とします。
このチャンスに7番・石川選手がショートゴロに倒れますが、セカンドへの送球がやや逸れてしまう間に1点を返すと、8番・小泉選手のセカンドゴロ併殺打の間に2-2の同点い追いつきます。
5回裏も大阪桐蔭は1死23塁と勝ち越しのチャンスを作るも無得点。
前半はお互いにもう少し得点が入りそうな展開でしたが、両投手が最少失点に踏ん張り同点で折り返します。
次の1点は大阪桐蔭でした。
7回裏、先頭8番・小泉選手が四球で出塁すると、智辯和歌山はエース平田投手へ継投。
犠打で1死2塁から、1番・宮崎選手がレフト前にタイムリーヒットを放ち3-2と逆転に成功。
すると続く8回裏も、先頭3番・中川選手が四球で出塁すると、暴投で無死2塁とし4番・藤原選手がレフトオーバーのへタイムリー2塁打で貴重な追加点。
さらに5番・根尾選手もレフト前へのタイムリーヒットでこの回2点追加。
5-2と3点リードで最終回を迎えます。
幾度も奇跡の逆転勝利を果たしてきた智辯和歌山。
9回表、先頭6番・黒川選手がヒットで出塁しますが、反撃もここまで。
大阪桐蔭が2年連続3回目の優勝で、記念すべき90回目の選抜大会は幕を閉じました。
スコア
000 200 000=2
000 200 12x=5
大阪桐蔭
大阪桐蔭は2年連続3回目の優勝
智 池田、平田、根来 - 東妻
大 根尾 - 小泉
智 H6 E2
大 H8 E2
二塁打
大 藤原
投手成績
智辯和歌山
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
池田 | 6 0/3 | 5 | 4 | 0 | 3 | 2 |
平田 | 1 0/3 | 3 | 1 | 0 | 2 | 2 |
根来 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
大阪桐蔭
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
根尾 | 9 | 6 | 4 | 6 | 2 | 1 |