2017年7月23日、第99回全国高等学校野球選手権東東京大会準々決勝
神宮球場
スタメン
※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません
帝京
5 佐々木
9 志田
6 田中悠
3 金村
2 田中麟
7 浅野
8 岡崎
4 遠藤
1 仁田
東海大高輪台
3 青木
8 森田
4 大久保
5 伊東
6 米澤
7 宮路
1 西原
2 木下
9 石川
観戦記
第93回大会以来、6年ぶりの甲子園を狙う第一シード帝京と、ノーシードから勝ち上がってきた東海大高輪台の一戦。
先攻は帝京。
東海大高輪台の先発は背番号20の西原投手。
1回表帝京は先頭・佐々木選手がセカンドへの内野安打で出塁しますが、後続続かず無得点に終わります。
代わって守りにつく帝京はエース仁田投手が先発。
1回裏、東海大高輪台は先頭・青木選手が左中間を破る二塁打で出塁すると、続く森田選手の内野ゴロの間に三塁へ進塁。
2死後、4番・伊東選手137キロのストレートに詰まりセカンドゴロ…かと思われましたがまさかのエラーで青木選手が先制のホームイン。
1-0と東海大高輪台がリードします。
東海大高輪台先発の西原投手はストレートのスピードは120キロ台ですが変化球のキレよく、3回表は7番・岡崎選手から始まる帝京打線を三者三振と圧巻の投球を見せます。
すると直後の3回裏、東海大高輪台は先頭・1番の青木選手がレフト前ヒットで出塁し、犠打で進塁すると3番・大久保選手がレフト前に弾き返し1点を追加、2-0とリードを広げます。
4回裏から帝京は背番号10の松澤投手へ継投。
トルネード気味のフォームからコンスタントに140オーバーのストレートを投げ、代わり端、4回裏の東海大高輪台の攻撃を2三振、1安打で無失点と抑えます。
2点を追う帝京は5回表。
先頭4番・金村選手がサードゴロエラーで出塁すると、犠打と外野フライで2死3塁とチャンスを作りますが後続続かず無得点に終わります。
6回表、帝京の攻撃から東海大高輪台は背番号10の鵜飼投手へ継投。
先発西原投手は、6奪三振、被安打1、無失点と素晴らしい投球を見せました。
西原投手とは異なり130キロ台半ばの力強いストレートも使いながら、6回表帝京、1番・佐々木選手には左中間を破る二塁打を打たれますが2奪三振無失点とまずまずの「立ち上がり」を見せます。
一方帝京・松澤投手も代わって3インニングで5奪三振、無失点と東海大高輪台の勢いを止め迎えた7回表。
1死から4番・金村選手がレフト前ヒットで出塁すると続く田中麟選手の打席、ボークで金村選手が二塁へ進んだ後、ライトスタンドに起死回生の同点ツーランホームラン。
2-2の同点となります。
しかし直後の7回裏。
東海大高輪台は先頭9番・石川選手がライト前ヒットで出塁すると、犠打と2番森田選手のファースト内野安打で1死13塁とします。
ここで3番・大久保選手の内野ゴロは併殺崩れとなり1点を勝ち越し!
帝京前田監督は、併殺打をアピール。
選手を一時引き上げさせての猛攻撃を見せ、勝負への執念を見せますが判定覆らず3-2と東海大高輪台が再びリードします。
1点リードした8回表から、東海大高輪台は注目のエース宮路投手へ継投。
代わり端8回表、先頭8番・遠藤選手にMAX143キロのストレートを見せるも四球で出塁させると、犠打の後、1番・佐々木選手がショートへの内野安打で1死13塁とピンチを招きますが、2番・途中出場の山名選手をサードゴロ併殺打にとって無失点に抑えます。
追い詰められた帝京ですが、9回表優勝候補の意地を見せます。
先頭3番・田中悠選手がライトスタンドに同点のソロホームラン。
土壇場で3-3の振り出しに戻します。
しかしドラマはまだ先にありました。
延長10回裏、東海大高輪台は先頭4番・伊東選手がサードゴロエラーで出塁すると、犠打と四球で1死12塁と一打サヨナラのチャンス。
ここで途中出場7番・丸山選手への代打・木村選手が左中間を破るサヨナラ安打!
4-3で東海大高輪台が勝ってベスト4に進出。
しばらく帝京の選手たちがそれぞれの守備位置で立ち上がれなかったのが印象的な、ベスト8のぶつかりあいに相応しい好勝負でした。
スコア
帝京
000 000 201 0=3
101 000 100 1x=4
東海大高輪台
帝 仁田、松澤 - 田中麟
東 西原、鵜飼、宮路 - 木下
帝 H7 E1
東 H12 E1
本塁打
帝 田中麟②、田中悠①