2016年10月8日、秋季京都大会準決勝
わかさスタジアム京都
スタメン
※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません
スターティングメンバー
京都翔英
9 新田広
7 田中
6 阿部
2 川本
7 新田大
3 岡田
5 大谷
4 山本
1 内橋
乙訓
9 吉田
8 横山
5 池田
3 大宅
2 牧
7 宮田
4 松本
1 冨山
6 大上
観戦記
初優勝し、センバツに出場した2012年の以来、秋季大会の決勝進出がかかり、そして浅井監督就任後、春季大会、夏の大会と京都では無敗が続く京都翔英と、秋は初の決勝進出を目指す公立の乙訓の対戦。
まず守る乙訓は背番号10の左腕、冨山投手。

1回表の京都翔英は、2死から3番・阿部選手がライト線にヒットで出塁しますが、後続続かず無得点に終わります。

替わって守りにつく京都翔英は、エース内橋投手が先発。

1回裏の乙訓。
先頭の吉田選手がセンターへヒット、さらに翔英の守備の乱れをつき、2塁へ進塁。無死2塁とチャンスを作ります。
続く横山選手が犠打で送ると、3番池田選手がセンターへ犠牲フライを放ち、1点を先制します。

1点を追う展開になった京都翔英は、直後の2回表。
先頭5番・新田大選手が四球で出塁すると、岡田選手がセンター前ヒットでチャンスを広げると、犠打で1死23塁と一打逆転のチャンス。

ここですかさず、 山本選手のセカンドゴロの間に同点に追いつきます。

さらに2死3塁の場面で9番・内橋選手がファーストへの強襲ヒットを放ち田中選手が勝ち越しのホームイン。
2-1と翔英が逆転に成功します。

1点リードのまま迎えた5回表の京都翔英。
先頭9番・内橋選手がセカンドへの内野安打で出塁すると、1死後、2番・田中選手が左中間を破る二塁打を放ち1死23塁と絶好の追加点のチャンスを作ります。

しかしこのチャンスで、期待の3番・阿部選手、4番・川本選手が凡退し無得点に終わり2-1のまま前半5回を終了します。
5回裏に冨山投手に代打(伊佐選手)が送られていましたので、6回表から、乙訓はエース右腕の川畑選手がマウンドへ上がります。

次の1点が重要になったこの試合、動いたのは7回表の京都翔英。
先頭8番・山本選手がライトオーバーの三塁打で出塁します。

ここで翔英は内橋投手に代えて、背番号19の林ヶ谷選手を代打に送り、期待に応えライト前へタイムリーヒット。
3-1と2点差にリードを広げます。

直後の7回裏の乙訓の攻撃から、翔英はショートの阿部選手がマウンドへあがります。

8回表、京都翔英は先頭4番・川本選手がライト前ヒットで出塁すると、続く新田大選手の投手前犠打を、川畑投手がファーストへ暴投し無死23塁と絶好の追加点のチャンスを作ります。

しかしこの絶好のチャンスで、翔英は後続続かず無得点に終わります。
すると、直後の8回裏の乙訓。
1死から1番・吉田選手がレフト前ヒットで出塁すると、2死から3番・池田選手がレフトオーバーの二塁打で吉田選手がホームイン。
2-3と1点差に迫ります。

試合はジリジリと乙訓の流れへ。
9回裏の乙訓。
先頭の6番・宮田選手がレフト前ヒットで出塁します。

ここで送るかと思われた乙訓は積極的な攻撃。
続く松本選手には強行策。さらにランナーもスタートを切って、一気に勝負を決めにかかりますが、打球は無常にもショート正面に。
併殺打に倒れ、そのまま試合終了。
京都翔英が3-2で決勝進出と、近畿大会への進出を決めました。
まず勝った京都翔英。
チャンスはありましたが、それらを生かせず、それが終盤の接戦につながりました。
新チームは、抑え投手の役割も持つ阿部選手が中心のチームでしょう。
打線は鋭い当たりを上位から下位まで飛ばす力があるだけに、走塁含め、効果的な得点力アップが勝って尚且つ、今後の課題になってくるかと思います。
一方敗れた乙訓。
終盤の勢いはお見事。
最終回の攻撃に関しては、送るという選択肢を押される方もいるかと思いますが、勝つための選択。やむをえなかったと思います。
ここまで勢いに乗って勝ち進んできましたが、前チームの上野投手のような絶対的な精神的な支柱はまだいないと思います。
チーム力の高さが今チームの特徴ですが、さらなるレベルアップと、悲願の甲子園へは個々の力アップにも期待したいと思います。
スコア
京都翔英
020 000 100=3
100 000 010=2
乙訓
翔 内橋、阿部 - 川本
乙 冨山、川畑 - 牧
翔 H9 E2
乙 H7 E3
個人成績
【打撃成績】
京都翔英
選手名 | 第一打席 | 第二打席 | 第三打席 | 第四打席 | 第五打席 |
9 新田広 | 右飛 | 中飛 | 右飛 | 二ゴロ併殺打 | 二ゴロ |
7 田中 | 遊飛 | 二ゴロ失 | 左中間二塁打 | 二ゴロ失 | 一ゴロ |
6 阿部 | 右線安打 | 一前犠打 | 二飛 | 二直 | |
2 川本 | 中飛 | 二ゴロ | 空振三振 | 右前安打 | |
7 新田大 | 四球 | 二ゴロ | (川)中前安打 | 投ゴロ失 | |
3 岡田 | 中前安打 | 死球 捕牽制死 |
二ゴロ併殺打 | 一直 | |
5 大谷 | 投前犠打 | 三ゴロ | 三ゴロ | 二飛 | |
4 山本 | 二ゴロ(1) | 一ゴロ | 右越三塁打 | 投ゴロ | |
1 内橋 | 一強襲安打(1) | 二安打 | |||
H 林ヶ谷 | 右前安打(1) | ||||
4 瓜田 | 右飛 |
乙訓
選手名 | 第一打席 | 第二打席 | 第三打席 | 第四打席 |
9 吉田 | 中前安打 中失 |
二飛併殺打 | 死球 三盗死 |
左前安打 |
8 横山 | 投前犠打 | 右飛 | 三振 (スリーバント失敗) |
中飛 |
5 池田 | 中犠飛(1) | 遊ゴロ | 遊飛 | 左越二塁打(1) |
3 大宅 | 中前安打 | 左飛 | パスボール 四球 |
四球 |
2 牧 | 三ゴロ | 遊ゴロ | (阿)一ゴロ | 右飛 |
7 宮田 | 右飛 | 中前安打 牽制死 |
遊ゴロ失 | 左前安打 |
4 松本 | 右飛 | 投ゴロ | 右飛 | 遊直併殺打 |
1 冨山 | 空振三振 | |||
H 伊佐 | 四球 | |||
1 川畑 | 空振三振 | |||
H 薪谷 | 左飛 | |||
6 大上 | 中前安打 | 投ゴロ | 中飛 |
【投手成績】
京都翔英
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
内橋 | 6 | 4 | 2 | 2 | 1 | 1 |
阿部 | 3 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 |
乙訓
選手名 | イニング | 被安打 | 与四死球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 |
冨山 | 5 | 5 | 1 | 1 | 2 | 2 |
川畑 | 4 | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 |