報徳学園 VS 関西学院

2016年4月3日、春季兵庫大会阪神地区Aブロック二回戦

鳴尾浜臨海公園野球場

【スタメン】※球場から発表がありませんので正式な情報は不明です。

報徳学園

背番号9(福元or佐藤?)
背番号8(阿部?)
背番号2(金丸?)
背番号3(新免?)
背番号4(小松田?)
背番号6(河野?)
背番号5(福元or庄田?)
背番号7(田村?)
主島

関西学院

背番号9
背番号5
背番号7
背番号3
背番号8
背番号6
背番号4
背番号2
背番号11

先行は報徳学園。
関西学院の先発は背番号11の右腕。

関西学院の先発右腕

報徳学園は線番号9の選手がライト前にヒットで出塁。
昨秋の近畿大会通りであれば福元選手でしょうか?
続く打者が連続サードゴロでランナーは3塁へ進塁。
2死3塁のチャンスに背番号3の選手。
恐らく昨秋の近畿大会では3番を打っていた新免選手でしょうか。
空振り三振に倒れ無得点に終わります。

一方の報徳学園の先発はエース左腕の主島投手。

報徳学園エースの主島投手

関学先頭の背番号9の選手がセンター前ヒットで出塁すると、続く背番号5の選手が犠打で1死2塁とします。
さらに背番号7の選手のプッシュ気味のショートへのセーフティバントが決まり1死13塁とチャンスが拡大。
ここで4番・背番号3の選手がライト前にタイムリーを放ち、関学がまず1点を先制します。

関学先制の場面
関学先制打を放った4番打者

立ち上がり苦しむ主島投手に対し、関学は続く背番号6の選手がレフト前にヒットで1死満塁とさらにチャンスを拡大します。
しかしここは主島投手が粘り、後続を断って関学初回の攻撃は1点に終わります。

2点を追う報徳は3回表、この回先頭の9番主島選手がセンター前にヒット。
関学のセンターが打球をやや後ろに逸らしてしまった隙に一気に2塁を陥れます。
さらに続く背番号9の選手が2打席続けのヒットをレフト前へ運び、無死13塁とチャンスを広げます。

3塁に進塁する主島選手

ここで2番の背番号8の選手(恐らく阿部選手)が三振に倒れますが、1塁走者が盗塁を決め1死23塁とします。
さらに続く3番打者の捕手(恐らく金丸選手)がセンター前に2点タイムリーを放ち、報徳が逆転に成功します。

逆転タイムリーヒットを放つ報徳・金丸(?)選手
セカンドランナーが還り報徳逆転!

報徳は4回表にも、この回先頭の6番・背番号4の選手(恐らく小松田選手)がライト前ヒットで出塁。
この後、犠打や関学の失策などで2死13塁と追加点のチャンスを迎えますが、主島選手がセカンドゴロに倒れ無得点に終わります。

直後の4回裏、関学は2死走者無しから、7番の背番号4の選手が四球を選ぶと、続く背番号2の選手がセンター前にヒットでチャンスを拡大させます。
ここで先発投手の背番号11の選手に代打で背番号19の選手が登場しますが、ライトフライに倒れ無得点に終わります。

5回表から関学は背番号10の左腕投手がマウンドへ。

関学2番手の背番号10の左腕

しかしこの回先頭で、この試合当たっている背番号9の選手(福元or佐藤?)がレフト前に3本目のヒットを放ち続く、背番号8の恐らく阿部選手の打席で盗塁を決められると、関学は早くも3番手の背番号18の右腕がマウンドに上がります。

関学3番手の背番号18の右腕

内野ゴロで1死3塁となり2死後、4番の恐らく新免選手がセンター前に弾き返し報徳が3-1とリードを広げます。

打球処理の間に2塁へ進む3点目のタイムリーを放った新免(?)選手

2点のビハインドに変わった関学ですが、直後の5回裏、2死から3番、4番の背番号7、背番号3の選手に連打が生まれ2死13塁としますが、続く背番号8の選手が投手ゴロに倒れ無得点に終わります。

7回表から関学は背番号20の右腕が4番手のマウンドに上がります。

関学4番手の背番号20の右腕

主島選手から始まる打順を3人で打ち取ると、7回裏、関学は大きなチャンスを作ります。

1番からの好打順で背番号9の選手がセンター前にヒットで出塁。
続く打者の犠打が失敗しますが、3番の背番号7の選手がセーフティバントを決め12塁とします。
さらに4番、背番号3の選手の打席、カウント1-1からのボール球を後ろに逸らし1死23塁。

関学背番号9の選手が3塁へ!

自身も四球を選び1死満塁と関学が大きなチャンスを迎えます。

ピンチにマウンドに集まる報徳ナイン

しかし続く背番号6の選手をファーストフライに打ち取り、さらに途中出場の背番号17の選手が見逃し三振に倒れ、関学、絶好のチャンスを生かすことができません。

関学は9回表からエースナンバーの右腕が5番手のマウンドに上がります。

関学5番手のエースナンバーを背負った右腕

9回表、報徳の7番から始まる打線を3人打ち取ると、最終回の関学の攻撃を迎えます。

1番からの好打順でしたが、背番号9の選手が見逃し三振に倒れ、続く背番号5の選手がセンターフライと簡単に2死ランナー無しとなります。
迎えるは3番の背番号7の選手、しかしここも空振りの三振に倒れ、報徳学園が3-1で阪神地区Aブロックの準決勝へコマを進め、関西学院は夏の大会をノーシードで迎えることが決まりました。

勝った報徳学園。
このチームは秋の武庫荘総合戦北大津戦に続いて3試合目の観戦。
いずれも主島投手が先発完投していますが、この試合は被安打10、奪三振5つ、与四死球は2つと、観戦した試合の中では、一番内容が悪かったように思います。

心なしかストレートの伸びも北大津戦より鈍いような印象を受けました。
しかしそれでも終盤は関学に得点までは与えないというオーラを出していたのはさすが今秋、プロ注目と言われるだけの好投手たる所以でしょうか。

報徳学園は夏甲子園を目指すチームだと思いますので、敢えて勝ちゲームで苦言を言えば、秋からの打線の強化でしょう。
この試合も7安打と関学の5人の投手陣に抑えられた印象。
これから始まるさらなる強豪との戦いでは攻撃力の強化が必須だと感じました。

一方ドラフト候補とも言われる主島投手。
この試合が一番調子が悪かったように思えますが、それでも最小失点に「ノラリクラリ」と抑えてしまうのがこの投手の真骨頂でしょうか。

主島投手が大量失点というシーンは想像しづらいため、いかに援護点を取れるかが報徳にとって最大の課題ではないかと思います。

対する関西学院。
タラレバになりますが、初回のチャンスであと1点を取りたいところでした。
実力的には、夏の甲子園、兵庫代表の有力候補である報徳学園と互角に戦ったわけですから、底力は十分持っていることを証明したと思います。

夏に向けての課題とすれば、この試合5投手を繰り出しましたが、強豪相手でも一人で投げきれる軸になる主戦投手を確立すること。
投打の軸がしっかりとしてくれば地力は十分にあることを証明しましたし、また名門報徳を上回るスタジアム全体を巻き込むだけのファンを持っているチーム。
これも夏の大一番では流れを引き寄せる大きな要因になってくるのではと思いました。

夏に向けて兵庫の名門2チーム、報徳学園、関西学院。
残された課題を解決するためにも、悔いのない日々を過ごして欲しいと思います。

試合終了後の整列

報徳学園
002 010 000=3
100 000 000=1
関西学院

報 主島
関 背番号11→10→18→20→1

報H7 E0
関H10 E2

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