[ 大学決勝 ] 慶應義塾大 VS 関西大

[ 大学決勝 ] 慶應義塾大 VS 関西大

2019年11月20日、第50回記念 明治神宮野球大会 大学の部決勝
神宮球場

スタメン

※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

慶應義塾大(東京六大学)
9 中村(4年・中京大中京)R
5 下山(1年・慶應義塾)L
87 柳町(4年・慶應義塾)L
2 郡司(4年・仙台育英)R
7 正木(2年・慶應義塾)R→H 橋本(2年・出雲)L→R8 渡部(2年・桐光学園)L
4 小原(4年・盛岡三)R
3 綿引(2年・慶應義塾)L
6 瀬戸西(3年・慶應義塾)L
1 高橋(4年・川越東)L

関西大(関西学生)
8 安藤(2年・西条)L→H 上田(4年・敦賀気比)
5 関本(4年・日高)R
3 上神(1年・佐久長聖)L
6 野口(2年・鳴門渦潮)L
7 吉川(3年・土佐)L→H 原(4年・大東)R→R9 里(4年・滝川二)L
2 久保田(2年・津田学園)R
9 倉川(4年・桜宮)L→H 松島(4年・履正社)R→7 本城(4年・履正社)L
4 坂之下(2年・大阪桐蔭)R
1 森(4年・鳥取商)L→1 肥後(4年・広陵)L→1 高野(3年・出雲商)L→H 西川(3年・聖光学院)R→R 濱田(3年・津田学園)R

短評

東の名門「早慶MARCH」と西の名門「関関同立」が決勝で激突するのは、長い神宮大会の歴史の中でも第21回大会で、同志社が立教大に勝って2度目の優勝を果たした時以来、実に29年ぶり2回目。

慶應が勝てば19年ぶり4回目、関大が勝てば47年ぶり2回目の優勝になる名門対決。

先攻は慶應。
関大は左の森投手(4年・鳥取商)が先発。
1回表、慶應は1死から下山選手(1年・慶應義塾)がヒットで出塁すると、2死後4番、先日のドラフト会議で中日ドラゴンズから4位指名を受けた郡司選手(4年・仙台育英)がレフトスタンドへ弾丸ホームラン!
2点を先制します。

代わって守る慶應の先発は、左の高橋投手(4年・川越東)。
初回をしっかりと3人で打ち取ると、この日の高橋投手は、140キロ前半のストレートと変化球のコンビネーションが抜群。
序盤3回の関大の攻撃をノーヒット、一人のランナーも許さない、完璧なピッチングで立ち上がります。

一方の関大・森投手も初回に郡司選手にホームランを浴びた後は完璧な内容。
こちらも140キロ台前半のストレートと変化球のコンビネーションよく、2回以降は完全に慶應打線を抑え込みます。

試合は両投手の完全な投手戦へ。

中盤もお互いにチャンスを作れず、試合は終盤戦へ。

7回表、慶應が初回、郡司選手のホームラン以降、ようやく生まれた瀬戸西選手(3年・慶應義塾)のチーム3本目のヒット等で2死23塁と追加点のチャンスを作りますが、ここは無得点に終わります。

しかし続く8回表、慶應は再び先頭2番・下山選手がこの試合、2本目のヒットを放つと、続く3番・柳町選手がセンター前に
運び無死12塁に。
ここで関大は好投続けた森投手から、肥後投手(4年・広陵)へ継投。

打者は郡司選手、バッテリーミスで無死23塁となってボールカウント1-2から、上手くセンター前に運ぶ2点タイムリーヒット。
貴重な追加点を挙げます。

さらにこの回、2死23塁から8番・瀬戸西選手が、走者一掃のセンターオーバーのタイムリー3塁打で6-0と大きくリードを広げます。

慶應・高橋投手の前に、7回までパーフェクトピッチングに抑え込まれてきた関大ですが、8回ようやく先頭4番・野口選手(2年・鳴門渦潮)がチーム初安打を放つと、続く代打の原選手(4年・大東)もセンター前ヒット。
無死12塁としますが、後続続かず無得点に終わります。

すると9回表、関大は3人目の高野投手(3年・出雲商)へ継投しますが、2死から走者を許し12塁とすると、5番、途中出場の渡部選手(2年・桐光学園)が走者一掃のタイムリー2塁打。
ダメ押しのような恰好になり8-0とすると、最後9回裏、関大は西川選手(3年・聖光学院)が意地のヒットを放ちますが、最後まで高橋投手が付け入る隙を与えない完ぺきなピッチングで、無四球完封勝利。

今シーズンで退任が決まっている大久保秀昭監督(元近鉄)の有終の美を飾る、19年ぶり4回目の優勝を果たしました。

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イニング詳細

一回表 慶應義塾大

関西大は森先発
9 中村R 0-2から142キロに見逃三振
5 下山L 0-1から中前安打
8 柳町L 1-2から空振三振
2 郡司R 左本塁打→2点
7 正木R 1-2から右飛

一回裏 関西大

慶應義塾大は高橋先発
8 安藤L 1-0から二ゴロ
5 関本R 1-2から捕ゴロ
3 上神L 1-2から一ゴロ

二回表 慶應義塾大

4 小原R 遊ゴロ
3 綿引 フルカウントから四球
6 瀬戸西L 1-0から一犠打
1 高橋L 2-2から空振三振

二回裏 関西大

6 野口L 遊ゴロ
7 吉川L 1-2から変化球に空振三振
2 久保田R 1-0から中飛

三回表 慶應義塾大

9 中村R フルカウントから左飛
5 下山L 2-2から変化球に空振三振
8 柳町L 1-0から三ゴロ

三回裏 関西大

9 倉川 1-2から見逃三振
4 坂之下R フルカウントから遊ゴロ
1 森L 0-2から見逃三振

四回表 慶應義塾大

2 郡司R 二邪飛(好捕)
7 正木R 遊飛
4 小原R 2-2から遊ゴロ失
3 綿引 フルカウントから三直

四回裏 関西大

8 安藤L 二ゴロ
5 関本R 空振三振
3 上神L 1-0から二ゴロ

五回表 慶應義塾大

6 瀬戸西L 2-1から二飛
1 高橋L フルカウントから四球
9 中村R 1-1から二ゴロ→2死1塁
5 下山L 中飛

五回裏 関西大

6 野口L 空振三振
7 吉川L 2-2から二ゴロ
2 久保田R 1-2から空振三振

六回表 慶應義塾大

8 柳町L 一ゴロ
2 郡司R 0-2から138キロに見逃三振
7 正木R 0-2から変化球に空振三振

六回裏 関西大

9 倉川L 中飛
4 坂之下R 二ゴロ
1 森L 1-2から空振三振

七回表 慶應義塾大

4 小原R 遊ゴロ失
3 綿引 捕邪飛(犠打失敗)
6 瀬戸西L 中前安打→1死12塁
1 高橋L 初球一ゴロ→2死23塁
9 中村R 二飛

七回裏 関西大

8 安藤L 遊ゴロ
5 関本R 初球左飛
3 上神L 1-1から二ゴロ

八回表 慶應義塾大

5 下山L 1-0から遊安打
8 柳町L 0-2から中前安打

関西大は肥後へ継投

2 郡司R 0-2から暴投→23塁、1-2から右前安打→2点
7 正木R→代打 橋本L フルカウントから四球→代走 渡部
4 小原R 投犠打→1死23塁
3 綿引 初球二ゴロ
6 瀬戸西L 中越3塁打→2点
1 高橋L 2-2から空振三振

八回裏 関西大

6 野口L 左前安打
7 吉川L→代打 原R 2-2から中前安打→代走 里
2 久保田R 遊ゴロ併殺打→2死3塁
9 倉川→代打 松島 フルカウントから三ゴロ

九回表 慶應義塾大

関西大は高野へ継投

9 中村R 中飛
5 下山L 2-2から見逃三振
7 柳町L 2-1から中前安打
2 郡司 四球
9 渡部 右2塁打→2点
4 小原R 1-2から空振三振

九回裏 関西大

4 坂之下R 遊ゴロ
1 高野→代打 西川 中前安打→代走 濱田
8 安藤L→代打 上田 空振三振
5 関本R フルカウントから中飛
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スコア

慶應義塾大(東京六大学)
200 000 042=8
000 000 000=0
関西大(関西学生)

‪慶應義塾大は19年ぶり4回目の優勝‬

慶 34高橋L- 10郡司
関 14森L、11肥後R、18高野L - 32久保田

慶 H9 E0
関 H3 E1

本塁打
慶 郡司(1回2ラン)

個人成績

打撃成績

※公式記録ではありません
慶應義塾大

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
9 中村 見逃三振 左飛 二ゴロ 二飛 (高)中飛
5 下山 中前安打 空振三振 中飛 遊安打 見逃三振
87 柳町 空振三振 三ゴロ 一ゴロ 中前安打 中前安打
2 郡司 左本塁打(2) 二邪飛 見逃三振 (肥)暴投
右前安打(2)
四球
7 正木 右飛 遊飛 空振三振
H 橋本 四球
R8 渡部 右2塁打(2)
4 小原 遊ゴロ 遊ゴロ失 遊ゴロ失 投犠打 空振三振
3 綿引 四球 三直 捕邪飛 二ゴロ
6 瀬戸西 一犠打 二飛 中前安打 中3塁打(2)
1 高橋 空振三振 四球 一ゴロ 空振三振

関西大

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席
8 安藤 二ゴロ 二ゴロ 遊ゴロ
H 上田 空振三振
5 関本 捕ゴロ 空振三振 左飛 中飛
3 上神 一ゴロ 二ゴロ 二ゴロ
6 野口 遊ゴロ 空振三振 左前安打
7 吉川 空振三振 二ゴロ
H 原 中前安打
R9 里
2 久保田 中飛 空振三振 遊ゴロ併殺打
9 倉川 見逃三振 中飛
H 松島 三ゴロ
7 本城
4 坂之下 遊ゴロ 二ゴロ 遊ゴロ
1 森 見逃三振 空振三振
1 肥後
1 高野
H 西川 中前安打
R 濱田

投手成績

慶應義塾大

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
34高橋 9 3 0 8 0 0

関西大

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
14森 7 0/3 5 2 6 2 4
11肥後 1 2 1 1 4 2
18高野 1 2 1 2 2 2

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