2019年夏 軟式高校野球東京大会の展望

2019年夏 軟式高校野球東京大会の展望

第64回全国高校軟式野球選手権大会・東京大会の組み合わせ抽選が発表されていますので、大会展望などを語ってみたいと思います。

尚、組み合わせの詳細は高野連サイトでご確認をお願いします。

>> 東京高野連軟式部の公式サイトへ

直近の東京大会の成績

大会 優勝 準優勝 4強チーム 8強チーム
19年春 駒場東邦 世田谷学園 日大三
城北
東洋大京北
早大学院
早稲田
中央大高
18年秋 駒場東邦 早大学院 早稲田実
早稲田
成立学園
白鴎
上野・葛飾ろう・安田学園
竹早
18年夏 早稲田実 駒場東邦 安田学園
日体大荏原
修徳
武蔵野
中央大高
明治学院
18年春 駒場東邦 小石川中等 日体大荏原
白鴎
八潮
東海大菅生
早大学院
世田谷学園
17年秋 駒場東邦 日大三 安田学園
日体大荏原
白鴎
郁文館
早大学院
竹早
17年夏 早大学院 安田学園 中央大附
早稲田実
東海大菅生
豊南
日大三
日体大荏原
17年春 早大学院 日体大荏原 日大三
豊南
安田学園
暁星
高島
中央大附

展望

軟式野球の予想が難しいのは、硬式のように選手名鑑が一般向けにパンフレットで公開されていないため、選手の学年がほぼ分からないこと。

そして硬式であればほとんどの場合、高3夏の大会をもって引退という流れですが、軟式の場合、チームによって高3の春で引退や、高2の秋で引退などチームによって事情が異なります

つまり、この夏もこの大会から新チーム発足のチームもあれば、これで引退のチームもあるので、チームの完成度には大きな差があります。

そのため、硬式であれば直前の春の大会を、1つの参考として予想が成り立つのですが、軟式の場合、実際に観戦するまでなんとも言えないというのが正直なところ。

とはいえ、ここ3年ほどの結果をみると、安定した成績を出しているのは駒場東邦、早大学院、日大三、日体大荏原、安田学園(今大会は葛飾ろうとの連合チーム)、中央大高にあと、都立勢で白鴎、小石川中等、竹早なども安定しているか。

春の都大会を優勝して、関東大会でもベスト4に進出した駒場東邦は、昨年秋の優勝メンバーと、春のメンバーが総がわりしています。

恐らく進学校でもあるので、受験に備え2年で引退のパターンでしょう。
つまり、駒場東邦は春のメンバーが故障などない場合、夏も主力になるはずです。

であれば右の好投手・石原投手や、関東大会でも広い立川球場であわや柵越えという当たりを見せた、主砲・永幡選手らタレントが揃う駒場東邦が夏も東京の中心であるはず。

対抗チームとしては、春の状態であればポテンシャルは、その駒場東邦と遜色ない日大三か。

春の準決勝で、駒場東邦と息詰まる投手戦を見せた、本格派のエース溝上投手が、夏も健在であれば、軟式東京球界で一二を争う好投手

仮にチームが入れ替わっても、日大三は毎年上位常連のため、大きく崩れるとは思えません。

そして軟式東京球界と言えば早稲田系
昨年は早稲田実が過去最多の10回目の優勝を飾りましたが、他に早大学院が5回、早稲田が3回

63回の歴史のなかで実に18回が早稲田系列校が制しています

近年もこの3チームの力は健在。
この夏も主役の一角であることは間違いないでしょう。

また今春躍進した世田谷学園や、東洋大京北も戦力を維持しているなら要注目
都立の上位常連勢も侮れません。

組合せ的には駒場東邦が、ベスト8をかけて白鴎との対戦も予想されます。

またその駒場東邦と順調なら、準決勝で対戦する早大学院も、上位常連の日体大荏原、春は本戦に勝ち進んだ成立学園や、連合チームと言え、上位常連の安田学園と葛飾ろうの連合チームなど、侮れないチームに囲まれました。

日大三は小石川中等や、春躍進した東洋大京北に加え、今回から参加するクラーク記念国際(硬式は北海道ですが、軟式は東京校が参加の模様)も要注目。

この日大三と準決勝で対戦するブロックには、春大躍進の世田谷学園に加え、前年チャンピオンの早稲田実、早稲田、中央大高と実力校が揃いました。

このブロックは、まったく予測が出来ませんが、過去から推測すれば、W早稲田に世田谷学園、中央大高がどう挑むかという構図でしょうか。

全体を見渡せば、やはり新チームとして初の都大会、関東大会で結果をだし、いよいよ脂が乗ってくる駒場東邦がリード

それを日大三、早稲田系を追う展開だと思いますが、冒頭触れたように、軟式は選手情報が公開されていない為、蓋を開けてみるまで全く分からない戦いになるはずです。

硬式に負けない熱戦を期待するとともに、当ブログでも全力で軟式野球もお伝えしていきたいと思います。

[ 予想 ]
本命:駒場東邦
対抗:日大三
逆転候補:早大学院、早稲田実、早稲田
注目:中央大高、日体大荏原、世田谷学園

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組合せ

Aブロック(駒場東邦、八潮、武蔵野、白鴎など)

1回戦

麻布 - 塩前工

2回戦

駒場東邦 - 麻布・塩前工の勝者
工学院大附 - 科学技術学園
本所 - 高島
三田国際 - 白鴎
武蔵野 - 芝
北園 - 東大教育学部附中等
(園芸・農芸) - 保善
立川ろう - 八潮

3回戦

前半(勝者は8強)

駒場東邦・麻布・塩前工の勝者 - 工学院大附 ・科学技術学園の勝者
本所・高島の勝者 - 三田国際・白鴎の勝者

後半(勝者は8強)

武蔵野・芝の勝者 - 北園・東大教育学部附中等の勝者
(園芸・農芸)・保善の勝者 - 立川ろう・八潮の勝者

Bブロック(早大学院、城北、日体大荏原、第一商、成立学園など)

1回戦

昭和一 - 中央学院大中央
向丘 - 江北

2回戦

早大学院 - 昭和一・中央学院大中央の勝者
隅田川 - 駒場学園
郁文館 - 日体大荏原
(葛飾ろう・安田学園) - 成立学園
第一商 - 八王子東
国士舘 - 日本学園
都市大附 - 駒込
向丘・江北の勝者 - 城北

3回戦

前半(勝者は8強)

早大学院・昭和一・中央学院大中央の勝者 - 隅田川・駒場学園の勝者
郁文館・日体大荏原の勝者 - (葛飾ろう・安田学園)・成立学園の勝者

後半(勝者は8強)

第一商・八王子東の勝者 - 国士舘・日本学園の勝者
都市大附・駒込の勝者 - 向丘・江北・城北の勝者

Cブロック(日大三、東洋大京北、小石川中等、竹早など)

1回戦

竹台 - 江東商

2回戦

日大三 - 竹台・江東商の勝者
クラーク記念国際 - 町田総合
暁星 - 中央大附
新島 - 小石川中等
竹早 - 正則
南大沢学園 - 開成
東海大菅生 - 関東一
豊南 - 東洋大京北

3回戦

前半(勝者は8強)

日大三・竹台・江東商の勝者 - クラーク記念国際・町田総合の勝者
暁星・中央大附の勝者 - 新島・小石川中等の勝者

後半(勝者は8強)

竹早・正則の勝者 - 南大沢学園・開成の勝者
東海大菅生・関東一の勝者 - 豊南・東洋大京北の勝者

Dブロック(世田谷学園、早稲田、早稲田実、中央大高など)

1回戦

帝京 - 新宿

2回戦

早稲田 - 足立
明治学院 - 日大一
堀越 - 世田谷総合
中央ろう - 早稲田実
中央大高 - 宝仙学園
上野 - 創価
豊島 - 城西大城西
帝京・新宿の勝者- 世田谷学園

3回戦

前半(勝者は8強)

早稲田・足立の勝者 - 明治学院・日大一の勝者
堀越・世田谷総合の勝者 - 中央ろう・早稲田実の勝者

後半(勝者は8強)

中央大高・宝仙学園の勝者 - 上野・創価の勝者
豊島・城西大城西の勝者 - 帝京・新宿・世田谷学園の勝者

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