[ 一次戦第4ブロックBゾーン ] 帝京 VS 安田学園

2017年9月23日、秋季東京大会一次戦第4ブロックBゾーン 代表決定戦
帝京グラウンド

スタメン

※球場の音声をメモしていますので聞き間違いなどあるかもしれません

帝京
8 志田
4 イトウ18
2 田中
9 トラン
3 シライシ
5 ササガワ
7 タカハシ9
6 川島
1 松澤

安田学園
4 クマモト？→4 ゴトウ
6 ユザワ16
3 ワタナベ→8
9 森
2 須藤
1 清水
8 ヨコイ→7
5 伊東→H5 オオガキ？
7 キノウチ→H3 ハマダ

観戦記

名門帝京と、2013年選抜出場の安田学園。
甲子園出場経験校同士の一戦。

まず守る安田学園は、エース右腕の清水投手が先発。

1回裏、帝京はプレーボールの合図間も無く、先頭の志田選手がレフトへ完璧な当たりの先頭打者本塁打ホームランで先制すると、1死からイトウ3番・田中選手、4番・トラン選手が連続四球で出塁。

5番シライシ選手の打席、バッテリーミスで1死23塁とすると、自身もレフトへ犠牲フライ。
1回に幸先よく2点を帝京が先制します。

代わって守りにつく帝京の先発は、夏も主力で投げた、トルネード投法の新エース松澤投手。

1回裏の安田学園は、1死から2番・ユザワ選手がセカンド内野安打で出塁しますが、後続続かず無得点に終わります。

すると2回表、帝京は先頭7番タカハシ選手が、サードゴロエラー、8番・川島選手が四球で出塁。
1死後、1番・志田選手が死球でつなぎ1死満塁とチャンスを広げると2番イトウ選手のサード強襲ヒットで1点追加。
2死13塁と代わり、3番・タナカ 左中間を破る走者一掃の2塁打で2点を追加すると、4番トラン選手もセンター前にタイムリーヒットで1点追加。

2回に4点を追加した帝京が6-0と試合の主導権を握ります。

安田学園も2回裏、2死から
6番・清水選手がセンター前ヒット、続くヨコイ選手のショート内野安打と連打で2死12塁とチャンスを作りますが、またも後続続かず無得点に終わります。

3回、4回と安田学園・清水投手もようやく落ち着きを見せ、力のあるストレート主体に帝京打線を3人で討取ると、4回裏、安田学園は1死から4番・森選手がライト線へチーム初長打になる2塁打で出塁しますが、ここもチャンス生かせず無得点に終わります。

すると直後の5回表。
帝京は先頭3番・田中選手がこの試合2本目の2塁打を右中間に運び、犠打で3塁へ進塁すると5番・シライシ選手がライト前ヒットで1点を追加。
7-0とリードを広げます。

帝京は6回表も先頭8番・川島選手の右中間を破る2塁打で出塁し3塁へ進塁後、1番・志田選手のレフトへの犠牲フライで1点を追加8-0とさらにリードを広げます。

2点以上返さないとコールドゲームが成立する7回裏の安田学園。

先頭4番の森選手がこの試合2本目のヒットをライト前に運び出塁しますが、後続続けず無得点。
結局8-0で帝京が安田学園を振り切り一次戦を勝ち上がり、本戦への出場を決めました。

夏、神宮のスピード表記で立て続けに140オーバーのストレートを投げていた松澤投手は、この試合も威力あるストレート主体に5安打は浴びましたが、要所を抑え4奪三振で7回を「完封」。
安定感のある内容でした。

打線は4番のトラン選手に2度も犠牲バントをさせるなど、このチームは分厚い戦力で押し切る野球でなく、9人全員で繋いでいくスタイルかもしれません。

まだ色々手の内は隠していると思いますし、2次戦名門復活を賭けての戦いに期待したいです。

敗れた安田学園も、決して手も足も出なかったとは思いませんでした。
さすが近年甲子園に出場しているチームらしい、ポテンシャルの高さも随所に感じましたが、この試合に関しては帝京と現時点での完成度の差がそのまま得点差にも現れたと思います。

春夏と上位を賑わせても不思議でない力はあると思いますので、一冬越してさらに逞しくなったチームを、春に観戦できることを楽しみにしています。

スコア

帝京
240 011 0=8
000 000 0=0
安田学園

帝 松澤 － 田中
安 清水 － 須藤

帝 H8 E0
安 H5 E1

本塁打
帝 志田①

7回コールドゲーム

個人成績

【打撃成績】

帝京

安田学園

帝京

安田学園