2018年、第100回全国高校野球選手権大会の東東京大会の展望を語ってみたいと思います。
(7月3日、立教池袋を立教新座としていましたのでお詫びと訂正をします。)
展望
大混戦、安定した軸見当たらず、都立勢にも大いにチャンスあり
今年の東東京は「戦国時代」と言えます。
秋春とも西東京勢に押されがちで、短い時間ですが、春からチームを再整備できているかがカギを握ります。
まずその中でも実力的に軸になりそうなのは関東一。
春8強後、センバツ8強の花巻東を招いての練習試合では藤本投手などが、威力のあるボールを投げ、また野手陣もプロ注目と言われる石橋捕手を中心に揃っており、混戦の東東京をリードする存在。
この関東一のAブロックは他にシード校が入っていませんが、昨秋ベスト4の日大豊山や、都立の実力校・雪谷などが入ってきました。
関東一は5回戦で日大豊山の挑戦を受ける可能性があり、前半の一つの山と言えそうです。
その関東一と準々決勝で戦う可能性があるのは雪谷や、修徳などの実績校でしょうか。
ノーシードと言え、侮れない実力を持つ学校が揃っているので、前半から熱い戦いを楽しめそうな予感。
その関東一を追うのは、選手層の厚い帝京でしょう。
この帝京は決勝まで関東一とは当たらない、Cブロックに入りました。
しかし春の戦いを見ている限りだと、帝京はチームが迷っているような印象を受けました。
実力を出し切れるか、チーム一丸となった戦いが出来るか、大いに注目をしたいところ。
このブロックには他に錦城学園がシード入り。
帝京は5回戦で、昨夏の準々決勝のリベンジマッチなるか、東海大高輪台が上がってくる可能性があります。
そのほかにも東京成徳大高や、都立の足立新田など中堅どころも入り、実績では帝京が上回るも油断の出来ないチームが入ってきています。
錦城学園も8強までに東亜学園、朋優学院などの中堅校が入り前半から楽しみなカードが増えそうな予感。
関東一、帝京に続きそうなのは昨夏代表の二松學舎大附か。
永井選手(現広島カープ)や市川投手(現日大)がいた前のチームに比べると、秋の時点で観戦した印象は、ややスケールが物足りなく感じましたが、実力校だけにしっかり夏に向けて調整をしてくると予想出来ます。
このBブロック、4回戦で昨秋8強の立正大立正が上がってくる可能性もあり、前半の一つの山になりそうです。
そしてBブロックもう一つのシードは都立の強豪、城東。
8強までには堀越など侮れない中堅校が入った印象。
勝ち上がれば、準決勝で関東一との対戦が予想されます。
そして準決勝で帝京と対戦する可能性のあるDブロック。
こちらは都立の小山台と、上野学園がシード。
上野学園は初戦で、昨年のシード東京実、強豪の安田学園の勝者との対戦が予想され、なかなか厳しい組み合わせ。
さらに駒込、明大中野あたりも控えています。
春8強と躍進した小山台も、初戦で秋8強の日本ウエルネス、城西大城西あたりが予想され侮れないカード。
さらに共栄学園、紅葉川などが控え、このDブロックは粒のそろったチームが多く入った印象。
混戦ブロックだと思います。
本命:関東一
対抗:帝京
要注意:二松學舎大附、小山台、雪谷、城東
ピックアップ選手
帝京の松澤投手。
春は背番号17で、豪快なトルネードは封印と色々チームも試している感じがしました。
しかし本来、今年の東京を背負って立っておかしくない大器。
本来の実力が発揮されれば、一気に頂点も見えてくる選手だと思います。
組合せ
Aブロック(シード:関東一 他:日大豊山、雪谷など)
1回戦
攻玉社 - 早稲田
郁文館 - 正則学園
2回戦
攻玉社・早稲田の勝者 - 大東文化一
獨協 - 小岩
駒場 - 深川
足立学園 - 青山学院
淑徳 - 豊島学院
淵江 - 日体大荏原
青山 - 日大豊山
渋谷教育渋谷 - 郁文館・正則学園の勝者
東洋 - 淑徳巣鴨
修徳 - 岩倉
中野工 - 芝浦工大附
成城 - 正則
墨田工 - 日工大駒場
実践学園 - 葛西南
赤羽商・足立東 - 雪谷
3回戦
前半(勝者は8強)
関東一 - 攻玉社・早稲田・大東文化一の勝者
獨協・小岩の勝者 - 駒場・深川の勝者
足立学園・青山学院の勝者 - 淑徳・豊島学院の勝者
淵江・日体大荏原の勝者 - 青山・日大豊山の勝者
後半(勝者は8強)
渋谷教育渋谷・郁文館・正則学園の勝者 - 東洋・淑徳巣鴨の勝者
修徳・岩倉の勝者 - 中野工・芝浦工大附の勝者
成城・正則の勝者 - 墨田工・日工大駒場の勝者
実践学園・葛西南の勝者 - (赤羽商・足立東)・ 雪谷の勝者
Bブロック(シード:二松學舍大附、城東 他:立正大立正、堀越など)
1回戦
鷺宮 - 京華商
大島 - 大森
葛飾野 - 桜丘
2回戦
鷺宮・京華商の勝者 - 王子総合
豊南 - 立正大立正
成立学園 - 聖学院
駿台学園 - 麻布
大島・大森の勝者 - 足立工
篠崎 - 荒川工
小松川 - 江戸川
板橋 - 橘
大島海洋国際 - 東
巣鴨 - つばさ総合
両国 - 堀越
日大一 - 農産
昭和一 - 日本橋
足立西 - 葛飾野・ 桜丘の勝者
3回戦
前半(勝者は8強)
二松學舍大附 - 鷺宮・京華商・王子総合の勝者
豊南・立正大立正の勝者 - 成立学園・聖学院の勝者
駿台学園・麻布の勝者 - 大島・大森・足立工の勝者
篠崎・荒川工の勝者 - 小松川・江戸川の勝者
後半(勝者は8強)
板橋・橘の勝者 - 大島海洋国際・東の勝者
巣鴨・つばさ総合の勝者 - 両国・堀越の勝者
日大一・農産の勝者 - 昭和一・日本橋の勝者
足立西・葛飾野・ 桜丘の勝者 - 城東
Cブロック(シード:帝京、錦城学園 他:東海大高輪台、東亜学園など)
1回戦
海城 - 本郷
浅草・かえつ有明・科学技術・桐ヶ丘 - 広尾
葛飾商 - 目黒学院
2回戦
海城・本郷の勝者 - 昭和鉄道
大森学園 - 荒川商
立教池袋 - 順天
産業技術高専 - 東京成徳大高
三商・千早・八丈 - 京華
東海大高輪台 - 武蔵丘
筑波大付 - 足立新田
國學院 - (浅草・かえつ有明・科学技術・桐ヶ丘)・広尾の勝者
大山・蒲田・六郷工科 - 多摩大目黒
高輪 - 東亜学園
自由ヶ丘学園 - 桜修館
立志舎 - 朋優学院
日比谷 - 北豊島工
三田 - 葛飾商・目黒学院の勝者
3回戦
前半(勝者は8強)
帝京 - 海城・本郷・昭和鉄道の勝者
大森学園・荒川商の勝者 - 立教池袋・順天の勝者
産業技術高専・東京成徳大高の勝者 - (三商・千早・八丈)・京華の勝者
東海大高輪台・武蔵丘の勝者 - 筑波大付・足立新田の勝者
後半(勝者は8強)
國學院・(浅草・かえつ有明・科学技術・桐ヶ丘)・広尾の勝者 - (大山・蒲田・六郷工科)・多摩大目黒の勝者
高輪・東亜学園の勝者 - 自由ヶ丘学園・桜修館の勝者
立志舎・朋優学院の勝者 - 日比谷・北豊島工の勝者
三田・葛飾商・目黒学院の勝者 - 錦城学園
Dブロック(シード:小山台、上野学園 他:日本ウェルネス、明大中野など)
1回戦
安田学園 - 開成
九段中等 - 広尾学園
東京 - 城西大城西
2回戦
安田学園・開成の勝者 - 東京実
国際 - 城北
田園調布 - 学習院
戸山 - 明大中野
駒込 - 芝
青稜 - 大田桜台
九段中等・広尾学園の勝者 - 文教大付
共栄学園 - 南葛飾
大崎 - 文京
日出 - 高島
葛西工 - 目白研心
新宿 - 富士
紅葉川 - 目黒
日本ウエルネス - 東京・城西大城西の勝者
3回戦
前半(勝者は8強)
上野学園 - 安田学園・開成の勝者・東京実の勝者
国際・城北の勝者 - 田園調布・学習院の勝者
戸山・明大中野の勝者 - 駒込・芝の勝者
青稜 ・大田桜台の勝者 - 九段中等・広尾学園・文教大付の勝者
後半(勝者は8強)
共栄学園・南葛飾の勝者 - 大崎・文京の勝者
日出・高島の勝者 - 葛西工・目白研心の勝者
新宿・富士の勝者 - 紅葉川・目黒の勝者
日本ウエルネス・東京・城西大城西の勝者 - 小山台