育英 VS 須磨翔風

2016年4月2日、春季兵庫大会神戸地区Dブロック準決勝

神戸総合運動公園サブ球場

【スタメン】※球場でアナウンスを聞き取っただけのため、聞き間違いなど多数あると思いますが、ご了承をお願いします。

須磨翔風

7
4
8
3 中野
1 才木
9 キタムラ?
2 安田 ?
6 ナカ?
5

育英

8 中塚
6 矢野
4 梅本
3 藤本
7
2 藤原
1 山本
9 石川
5 馬場?

どちらのチームもセンバツは出場していませんが、共に今秋のドラフトでプロ注目とされる投手がいる中でのハイレベルな戦いが期待できる一戦。

まず守るは夏の全国制覇(1993年)の経験がある、名門育英。

エース左腕の山本投手がマウンドに。

育英・山本投手
育英・山本投手

立ち上がりは2三振を奪う三者凡退と絶好のスタート。

対する須磨翔風は右の本格派・才木投手がマウンドへ。

須磨翔風の才木投手
須磨翔風の才木投手

こちらも威力あるストレートを主体に、3番の梅本選手にはセンター前に運ばれますが無失点と上々の立ち上がりを見せます。

2回裏の才木投手は、育英の5番から始まる攻撃を三者三振に奪い、素晴らしい投球を見せ付けます。

序盤3回は、才木投手、山本投手の素晴らしい投げあいとなり、才木投手が5奪三振、山本投手も4奪三振で、それぞれ許したヒットも才木投手が1案だ、山本投手にいたってはパーフェクトピッチングを見せます。

4回表2死走者無しまで、須磨翔風打線をパーフェクトに抑えてきた育英山本投手ですが、3番打者の背番号8の選手と、4番の中野選手に連続四球を与え2死12塁のピンチを迎えます。

2死12塁のピンチを迎えた山本投手
2死12塁のピンチを迎えた山本投手

しかしここは5番打者の才木投手を気合で空振り三振に打ち取りピンチを脱します。

一方の育英打線は、4回裏、5回裏と続けて1安打づつを放ちますが、大きなチャンスは作れず無得点に終わり、前半5回を終えて須磨0-0育英と投手戦の様相を見せます。

ここまでのところ、須磨の才木投手は被安打3、奪三振は8つ、与四死球は1つとさすがと言った内容。

対する育英の山本投手も被安打はなんと0、奪三振は5つ、与四死球は2つとこちらも完璧な内容で後半戦を迎えます。

5回2死までノーヒットの須磨翔風打線でしたが、ようやく背番号4番の選手がレフト前に初安打。さらに背番号8の選手もライト前につないで2死12塁と攻めますが、4番中野選手がカウント2-2からの8球目の気迫のこもったストレートを見逃し三振に倒れ先制することができません。

須磨翔風打線、初安打のシーン
須磨翔風打線、初安打のシーン

須磨翔風は7回表に絶好のチャンスを迎えます。
この回先頭の5番、才木選手が右中間を破る3塁打を放ち無死3塁とします。

3塁打の才木選手
3塁打の才木選手

しかし続く背番号9の選手の打席で、カウント0-2からのボール球に飛び出してしまい、三本間に挟まれアウト。
絶好の先制機を逃してしまいます。

挟殺プレーでアウトになった才木選手
挟殺プレーでアウトになった才木選手

育英は9回裏に1死2塁のチャンスを作りますが、4番の藤本選手、続く背番号7の選手が連続で空振り三振に倒れチャンスを生かせません。

延長に入る両投手ともに二桁10奪三振づつと素晴らしい投げあいを見せてくれます。

両チーム決め手に欠く中、延長12回表、須磨翔風は1死から4番中野選手のレフト線への2塁打でチャンスを作ります。

2塁打の須磨翔風・中野選手
2塁打の須磨翔風・中野選手

そして続く5番の才木選手がセンター前に弾き返し、一気に中野選手はホームを狙いますが、ここは育英の中継プレーが勝りホームでタッチアウト。
なかなか須磨翔風は決定的なチャンスをモノにすることができません。

ホームに滑り込む中野選手(タッチアウト)
ホームに滑り込む中野選手(タッチアウト)

ピンチを凌いできた育英はその裏。
この回先頭の4番藤本選手が、ライト前へのポテンヒット。
これを須磨の守備陣が打球処理を躊躇している間に2塁を陥れ、無死2塁のサヨナラのチャンスを作ります。

さらに続く背番号19の選手の犠打で1死3塁とサヨナラのチャンス。
ここで2番藤原選手の打球はショート手前で大きく弾み、本塁が間に合わないと判断し、とっさに一塁へ送球。

その間に藤本選手が還って劇的なサヨナラ勝ちで育英がこのブロックの決勝戦へコマを進めました。

劇的なサヨナラの瞬間
劇的なサヨナラの瞬間

延長12回を投げぬいた両投手。
まずは勝ち投手になった育英・山本投手は被安打5、11奪三振、与四死球は3つで完封勝利。

対する須磨翔風邪・才木投手は被安打5、10奪三振、与四死球2つとこちらも完璧な内容。
どちらも勝たせたいと思うゲームでしたが、試合が決まった瞬間、春季大会とは思えず、まるで夏の大会のように須磨の選手が泣き崩れていたのが印象的でした。

タラレバを言えば、須磨翔風が先に先制するチャンスを作って、中盤以降はやや押し気味に試合を進めていただけに、好機に一本が出なかったことが最後まで響きました。
最後のショートの判断はやむを得なかったと思います・・・

勝った育英は、この試合は完全に才木投手に攻撃陣が押されていましたが、山本投手も気迫溢れるピッチングで、須磨打線を抑えました。
次戦に勝てば二次戦出場となり、選抜代表の明石商業等の強豪と力比べが始まります。

今日のような僅差のゲームが待っているかもしれませんが、名門育英復活に向けて戦って欲しいと思います。

そして須磨翔風。
ゲームが終わったあと知りましたが、神戸市立の公立高校だったんですね。
決して恵まれた環境ではないかもしれませんが、今年のチームはチャンスだと思います。

激戦区の兵庫を勝ち抜くのはたやすいことではないと思いますが、今日の悔しさを夏必ず果たしてください。

両チームの熱闘に球場からも温かい拍手が鳴り止まない好ゲームでした。

素晴らしいゲームでした。試合後の整列
素晴らしいゲームでした。試合後の整列

須磨翔風
000 000 000 000=0
000 000 000 001x=1
育英

須 才木 – 安田
育 山本 – 藤原

須H5 E1
育H5 E1