[ 準々決勝 ] 東亜学園 VS 國學院久我山

[ 準々決勝 ] 東亜学園 VS 國學院久我山

2018年10月27日、秋季東京大会 準々決勝
神宮第二球場

スタメン

※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

國學院久我山
8 西川L
4 神山L
3 中澤知R
2 宮崎R
7 坂口L→9→7
6 青木R
9 岡田L→1 問矢→7→H 須田→9 田村
1 高下R→7→1
5 伊藤R

東亜学園
8 阿部R
4 内海L
6 小西R
5 岩本L
9 高木L
3 一宮R
7 橋本R
2 平林R
1 齊藤R→H 松井L→1 細野

観戦記

甲子園出場経験ある強豪チーム同士の準々決勝。

先攻は國學院久我山。
まず守る東亜学園は、背番号10、右の齊藤投手。

東亜学園の齊藤投手

1回表、國學院久我山は、先頭・西川選手が四球で出塁。
1死後、二盗を決め、さらに3番・中澤知選手も四球で12塁とチャンスを広げると、4番・宮崎選手がライトオーバーの2塁打で1点を先制します。

西川選手がホームイン

尚1死23塁から、5番・坂口選手のサードゴロでバックホームもフィルダースチョイスとなり、さらに1点を追加します。

中澤知選手が2点目のホームイン

尚1死13塁から、坂口選手が二盗を決め、さらに青木選手が死球で満塁とすると、7番・岡田選手はストレートの押出し四球。

なお続く1死満塁は、追加点を奪えませんが、初回3点を奪い主導権を握ります。

宮崎選手ホームイン

代わって守りにつく國學院久我山。
先発はエース右腕の高下投手。

國學院久我山の高下投手

1回裏の東亜学園の攻撃を、2つの三振を含む三者凡退と上々の立ち上がりを見せます。

2回は両チーム、チャンスは作るも無得点に終わり、迎えた4回裏。

東亜学園は先頭3番・小西選手ぎ左中間へゴロで2塁打を放ち出塁すると、4番・岩本選手のライトフライで3塁へ進塁。

すかさず5番・高木選手のセカンドゴロの間に1点を返します。

岩本選手がホームイン

しかし直後の5回表、國學院久我山は先頭3番・中澤知選手がセンター前ヒットで出塁。
4番・宮崎選手もレフト前ヒットでチャンスを作ると、坂口選手はスリーバント失敗で1死12塁になりますが、6番・青木選手がレフト前ヒットで1死満塁とチャンスを広げます。

するとすかさず7番・岡田選手がセンターへ犠牲フライ。
1点を追加して尚2死23塁とします。

中澤知選手がホームイン

一気に畳み掛けたい國學院久我山。
下位打線になりますが、ここで8番・高下選手がセンター前へ2点タイムリーヒット。

高下選手のタイムリーヒット

3点を追加した國學院久我山が、6-1と大きくリードを広げます。

一瞬勝負あったかと思ったこの試合。
しかしドラマはここからが本番でした。

直後の5回裏、東亜学園は1死から9番・齊藤選手への代打・松井選手が四球で出塁。
続く1番・阿部選手も死球でチャンスを広げると、2番・内海選手の強烈な打球は、ファースト強襲のタイムリーヒット。

1点を返し尚1死13塁と場面が変わります。

内海選手が二盗を決め23塁とすると、3番・小西選手のセカンドゴロの間に、さらに1点を追加。
尚2死3塁とします。

阿部選手が3点目のホームイン

4番・岩本選手が四球で繋ぐと、5番・高木選手の打席、暴投がありさらに1点。

この回3点を返し、4-6と再び2点差に迫ります。

高木選手の打席暴投

6回表の國學院久我山の攻撃から、東亜学園はエース左腕、細野投手へ継投します。

東亜学園の細野投手

國學院久我山は1番からの攻撃。
西川選手が死球で出塁し、二盗を決め無死2塁と追加点のチャンスを作るも、後続が続かず無得点に終わります。

流れが東亜学園に傾きつつある展開。
6回裏から、國學院久我山は背番号10・左の問矢投手へ継投。
先発の高下投手はレフトの守備に入ります。

國學院久我山の問矢投手

東亜学園は先頭6番・一宮選手がレフトオーバーの2塁打で出塁すると、7番・橋本選手のサードゴロが敵失を誘い12塁に。

そして続く8番・平林選手の打球は、併殺コースのショートゴロと思いましたが、なんとトンネル。

相手のミスから東亜学園が無死満塁のチャンスを作ります。

守りに出来た綻び。
この流れを止めたいところでしたが、國學院久我山バッテリー。
9番・細野選手の打席で、なんと2度のバッテリーエラー。
2者が還りついに6-6の同点に追いつきます。

橋本選手が同点のホームイン

尚3塁で、1番阿部選手が四球でつなぐと、國學院久我山再び高下投手へ継投します。

2番・内海選手はレフトフライかと思いましたが、なんとまさかのバンザイ。
またも久我山守備陣の乱れで、この回3点。
東亜学園が7-6と逆転に成功します。

平林選手が逆転のホームイン

勢い止まらない東亜学園は続く7回裏。

先頭5番・高木選手が右中間へ2塁打で出塁すると、一宮選手のショートゴロの間に3塁へ進みます。

ここで7番・橋本選手の打球は、ライトへの犠牲フライかと思いましたが、なんと落球。
またも國學院久我山のミスで1点追加。
打者走者は2塁へ進みます。

高木選手がホームイン

さらに8番・平林選手のセンター前ヒットで1点を加え尚1死2塁

國學院久我山は背番号13・中澤直選手を伝令に走らせますが、9番・細野選手が送り、2死3塁から1番・阿部選手がセンター前へタイムリーヒット。

阿部選手がタイムリーヒット

この回も3点を加えた東亜学園が、10-6とリードを広げます。

國學院久我山は9回表、先頭2番・神山選手がライトオーバーの2塁打で出塁すると、3番・中澤知選手もセンターオーバーのタイムリー2塁打で1点を返します。

しかし、中澤選手は3塁を狙いアウトに。

神山選手がホームイン

最後に意地を見せた國學院久我山ですが、反撃もここまで。
10-7で東亜学園が勝ち、ベスト4へコマを進めました。

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スコア

國學院久我山
300 030 001=7
000 133 30x=10
東亜学園

國 1高下、10問矢、1高下 - 2宮崎
東 10齊藤、1細野 - 20平林

國 H7 E4
東 H7 E0

個人成績

打撃成績

※公式記録ではありません
國學院久我山

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
8 西川L 四球
二盗
四球
二盗
見逃三振 (細)死球
二盗
左飛
4 神山L 左飛 右直 中飛 空振三振 右越2塁打
3 中澤知R 四球 中飛 中前安打 三ゴロ 中越2塁打(1)
2 宮崎R 右越2塁打(1) 中飛 左前安打 空振三振 中飛
797 坂口L 三ゴロ野選(1)
二盗
四球 三振
(スリーバント失敗)
空振三振 一ゴロ
6 青木R 死球 一犠打 左前安打 二ゴロ
9 岡田L 四球(1) 遊ゴロ 中犠飛(1)
17 問矢
H 須田 空振三振
9 田村
171 高下R 空振三振 三飛 中前安打(2) 右飛
5 伊藤R 二飛 遊ゴロ 空振三振 空振三振

東亜学園

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
8 阿部R 投ゴロ 二飛 死球 四球 中前安打(1)
4 内海L 空振三振 遊ゴロ 一強襲安打(1)
二盗
(高)左飛失(1) 遊直
6 小西R 見逃三振 左2塁打 二ゴロ(1) 暴投
空振三振
左飛
5 岩本L 四球 右飛 四球 見逃三振 四球
二盗
9 高木L 四球 二ゴロ(1) 暴投(1)
投ゴロ
右中間2塁打 四球
3 一宮R 見逃三振 中前安打 (問)左越2塁打 遊ゴロ 中直
7 橋本R 見逃三振 空振三振 三ゴロ失 右飛失(1) 空振三振
2 平林R 左飛 三ゴロ 遊ゴロ失 中前安打(1)
1 齊藤R 見逃三振
H 松井L 四球
1 細野 捕逸(1)
暴投(1)
空振三振
投犠打

投手成績

國學院久我山

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
1高下 5 3 5 6 4 4
10問矢 1/3 1 1 1 2 0
1高下 2 2/3 3 2 3 4 0

東亜学園

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
10齊藤 5 5 6 3 6 4
1細野 4 2 1 5 1 1

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