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2015年春季京都大会の総評

2015年の春季京都大会は龍谷大平安が5季連続優勝で幕を閉じました。

個人的にはセンバツ前、二松学大附や、智辯学園に練習試合で勝ったという京都翔英が龍谷大平安1強の牙城にどれだけ食い込めるか?
そこに関心がありましたが、その翔英はまさかの一次戦初戦敗退。

代わってその翔英を倒した同志社や、低迷が続いていた大谷が揃って二次戦へ。
大谷は夏のシード権も獲得する「大躍進」になりました。

その反面、秋季大会で上位に進出した鳥羽、京都成章らがシード権を逃すなど上位チームの力差は紙一重であることもはっきりした大会でした。

まずこの春季大会、あらためて平安の強さを感じた大会でした。
秋季の頃よりも他チームとの差がついているように思えました。
それも、他チームが伸び悩んだというより、平安の成長曲線が大きかったように思います。

野手陣では2年生の小川選手、久保田選手、橋本選手らにメドがたっただけでなく、1年生の岡田選手も十分、夏の大会で戦力になりそうです。ここにセンバツまでの主力組が巻き返してくれば、京都では「格が違う」選手層になりそうに思えました。
投手陣も2年生の大野投手で十分に準々決勝あたりまで戦えるメドはついたのではないかと思います。

一方やや心配なのは立命館宇治。
少し研究されすぎたかなとも思ってしまいます。
春季では新戦力を全く見ることができなかったのは、一野球ファンとして少し寂しく感じました。

平安の夏の最大のライバルになりそうなのは、復活してきた福知山成美だと思いますが、この2年間、仲村渠投手、石原投手といった大黒柱がいましたが、それに比べるとやや投手力に不安は感じます。
大村投手をここ一番で100の力を発揮させるためにも、矢野目投手らの踏ん張りに期待したいところです。

昨夏の京都大会準優勝が自信になった京都すばる、春は準優勝と大活躍だった立命館はチームに勢いを感じました。

一方で実力がありながらノーシードになったチームも目立った大会です。
京都成章、京都翔英、京都国際、京都外大西、東山らの私学勢も怖い存在ですし、なによりシード勢が最も早い時点で戦いたくないのは、秋季3位。
毎年常に上位に顔をだす公立の雄・鳥羽でしょう。

京都すばる戦の観戦記にも書かせていただいたとおり、十分にシード勢と同等の力を持っているチームだと思います。

選手で目についたのはまず投手では、立命館宇治の山下投手は本当に逞しくなったと感じました。
球威が増したのと、とにかく三振が奪えるようになったと思います。

実際に観戦したのが、二次戦の一回戦と、準決勝、決勝だけで、一次戦は観戦できていませんから、正直個人的に目立った投手というのは、今大会では山下投手だけでした。

ただ、成美の大村投手や、塔南の竹田投手、秋から有名だった鳥羽の松尾投手やすばるの山田投手など能力の高い選手は多いので夏までにさらなる成長を期待したいですね。

一方打者で印象に残ったのはまず、洛東戦では本塁打、三塁打、2二塁打と「実質」サイクル安打だった京都共栄の菅田選手。

平安の西川選手も安定感がでてきました。
長打力もあるので頼れる4番になってきたなぁというのが印象。

成美の主砲西元選手も、平安戦ではドラフト候補の高橋投手からタイムリーを打つなど頼れる存在感がある選手です。

この春季大会は夏に向けて調整の色が強い大会ですし、この結果が前チームの実力差だとは必ずしもいえないと思いますし、本番は2ヶ月足らずで訪れる夏の大会。

短い時間と言っても、成長速度も速い高校生達ですから、この大会でそれぞれ感じた課題をしっかりクリアして悔いのない夏を迎えて欲しいと思いますし、ファンとしてはその結果、また感動的な試合をいくつも観戦したいなぁと思います。

龍谷大平安 VS 立命館

2015年5月17日、春季京都大会2次戦決勝

わかさスタジアム京都

【スタメン】※球場でメモってますので誤字などあるかもしれません

立命館

4 大杉
5 小野
9 宮崎
3 奈良
8 松本
6 森本
7 山本
2 西山
1 美馬

龍谷大平安

7 小川
4 久保田
8 城島
3 西川
5 橋本
2 吉村
6 城ヶ原
9 岡田
1 市岡

2015年の春季京都大会もいよいよ決勝戦。
快晴のわかさスタジアムで、平安と立命館の対戦となりました。

龍谷大平安試合前恒例のアップ風景

龍谷大平安試合前恒例のアップ風景

立命館の試合前ベンチ風景

立命館の試合前ベンチ風景

平安は背番号17番のサウスポー市岡投手が先発しました。
2年生の選手でセンバツでは野手で出場していましたね。

龍谷大平安先発の市岡投手

龍谷大平安先発の市岡投手

その立ち上がり、四球のランナーを出すも、まずまずの内容で無失点。
目測ですがストレートのMAXは130そこそこは出ている感じですね。

対する立命館は背番号19の美馬投手。
昨日の立命館宇治戦に投げた野口、守山両投手同様の右横手投げの投手です。

トルネードのように体の回転をいかした右横手投げの美馬投手

トルネードのように体の回転をいかした右横手投げの美馬投手

1回裏、平安は2死1塁から、主砲西川選手がレフトオーバーの2塁打で、ファーストランナーの久保田選手(ヒットで出塁)が生還。
まず先制します。
続く橋本選手もレフト線へ2塁打。
初回、クリーンアップの連続長打で平安がまず2点を先制します。

タイムリー2塁打の橋本選手

タイムリー2塁打の橋本選手

2回表の立命館は初回同様ランナーは出すも、大きなチャンスにはならずに無得点に終わります。

2回裏の平安。
1死後、昨日の福知山成美戦に続きスタメン出場の1年生の岡田選手が登場します。

ここで岡田選手は右中間を破る2塁打。
この岡田選手、広島のチームで4番を打っていた選手だそうですね。
確かにがっちりした体系にも将来性を感じます。

2塁打の平安、岡田選手

2塁打の平安、岡田選手

しかしこの回は打線つながらず平安は無得点に終わります。

続く3回裏の平安。
先頭の久保田選手が内野安打で出ると、すかさず盗塁。
決まったかと思いましたが、打者の城島選手が守備妨害と判断されバッターアウト、ランナーもファーストに戻されますが、またもここで主砲西川選手が打ちます。

ピント外れてますが平安西川選手

ピント外れてますが平安西川選手

レフト線へ2打席連続となるタイムリー2塁打。
平安が序盤3回を終え、3-0と優位にゲームを動かします。

対する立命館は4回に反撃します。
この回先頭の小野選手が 死球で出ると、続く宮崎選手が野選気味の内野安打、主砲奈良選手もレフト前に弾き返し無死満塁と絶好のチャンス。

チャンスに盛り上がる立命館ベンチとスタンド

チャンスに盛り上がる立命館ベンチとスタンド

ここで、1死後、森本選手がレフト前に2点タイムリーを放ち1点差に詰め寄ります。

タイムリーヒットの森本選手

タイムリーヒットの森本選手

セカンドランナーがアウトになりますが、2死1塁で山本選手が左中間を破るタイムリー2塁打で立命館が同点に追いつきます。

同点タイムリー2塁打の立命館山本選手

同点タイムリー2塁打の立命館山本選手

ここで平安はピッチャー交代。
市岡選手は3 2/3を投げて2奪三振、3与四死球、被安打5の失点3でした。

平安2番手の大野投手

平安2番手の大野投手

大野投手は同志社戦で先発した2年生投手です。
大野投手が西山選手を打ち取ると、続く4回裏、立命館も立命館宇治戦同様に3イニングごとの投手交代作戦に出ます。

立命館2番手の野口投手

立命館2番手の野口投手

先頭の城ヶ原選手が死球で出塁すると、さきほどの岡田選手がレフト前ヒットでチャンスを拡大。
ここでパスボールがあり無死23塁となりますが、1死後1番打者の小川選手の打球がファースト正面で城ヶ原選手がホームイン。
1点を勝ち越します。

城ヶ原選手が4点目のホームイン

城ヶ原選手が4点目のホームイン

この試合はたびたび原田監督の厳しい叱責が飛びました

この試合はたびたび原田監督の厳しい叱責が飛びました

5回、6回と平安・大野投手が立命館打線を抑えていると、6回裏、平安打線が再び野口投手にたたみかけます。

1死後、小川選手がレフト前ヒットで出塁すると2死後、盗塁。
その後四球でチャンスが拡大し、この試合当たっている主砲の西川選手。

ここでまずパスボールで1点が入った直後、西川選手はレフト前にタイムリーでさらに1点を追加します。

タイムリーヒットの西川選手

タイムリーヒットの西川選手

さらに橋本選手がセンターオーバーのタイムリー2塁打でこの回3点を追加します。

タイムリー2塁打の橋本選手

タイムリー2塁打の橋本選手

7回裏から立命館はエースナンバーの西成投手がマウンドにあがります。

立命館3番手のエースナンバー西成投手

立命館3番手のエースナンバー西成投手

西成投手はいきなり2奪三振と平安打線をしっかりと抑えます。

すると、ここまで代わってから立命館打線を押させてきた大野投手から、2死後、宮崎選手がレフト前ヒットで出塁すると、すかさず盗塁でチャンスを広げたところで、立命館主砲の奈良選手がライト前タイムリーで1点を返します。

左は代走の藤田選手、右がタイムリーの奈良選手

左は代走の藤田選手、右がタイムリーの奈良選手

8回裏の平安も西成投手の前に三振一つを含む三者凡退でいよいよ9回表を迎えます。

ここまで代わってからの大野投手は3奪三振、1与四死球、被安打4の1失点。
この回も簡単に2死を取ると、西成投手のところで代打幣選手がライト前ヒット。
しかし、最後の大杉選手が空振り三振となり、龍谷大平安が5季連続の京都大会優勝。
京都での公式戦はこれで26連勝となりました。

龍谷大平安優勝の瞬間

龍谷大平安優勝の瞬間

試合後閉会式が。

優勝の平安ナイン

優勝の平安ナイン

準優勝の立命館ナイン

準優勝の立命館ナイン

この決勝も平安は高橋投手は温存。
しかし、決して相手を「舐めた」采配とは感じませんでした。
十分に大野投手、市岡投手とも他のチームであれば主戦力になっていても不思議でない選手。

実際に京都翔英に勝った同志社や、立命館宇治を倒した立命館を大野投手も抑えていますからね。

改めて平安の強さが浮き彫りになったと思います。

対する立命館。
絶対的エースが不在というのは夏に向けての不安材料だと思いますが、体格のいい選手も多く、夏も十分に上位に食い込んでくる実力のチームだと思います。

また別途総評を書きますので、決勝戦についての観戦記はここまでとさせて頂きます。

立命館 000 300 010=4
龍平安 201 103 00x=7

龍谷大平安 VS 福知山成美

2015年5月16日、春季京都大会2次戦準決勝

わかさスタジアム京都

【スタメン】※球場でメモってますので誤字などあるかもしれません

龍谷大平安

7 小川
4 久保田
8 城島
3 西川
5 橋本
2 吉村
1 元氏
6 城ヶ原
9 岡田

福知山成美

7 田井中
4 大内
8 矢野
2 西元
9 植村
6 岡本
3 辻上
1 川上
5 近藤

準決勝の第二試合は、長く京都の高校球界の雌雄を争ってきたチーム同士の対決。

昨年のセンバツ優勝校とベスト8のチーム同士の対決でもあります。

試合前の福知山成美選手達

試合前の福知山成美選手達

試合前、原田監督の指示を聞く平安ナイン

試合前、原田監督の指示を聞く平安ナイン

注目の先発はまず福知山成美。
2年生の背番号12番、川上投手がマウンドへ。

福知山成美、先発の川上投手

福知山成美、先発の川上投手

いきなり先頭の小川選手がレフト前にヒット。
守備がもたつく間に一気に2塁へ。
この後1死3塁となり、3番城島選手がセンターへ犠飛を放ち平安がまず1点を先制します。

龍谷大平安、小川選手生還で1点先制

龍谷大平安、小川選手生還で1点先制

平安の先発は昨年センバツ優勝にも貢献した背番号10の元氏投手。

龍谷大平安先発の元氏投手

龍谷大平安先発の元氏投手

昨年よりやや腕をスリークォーター気味に出すようにフォームを変えてきましたね。
それでも相変わらず、力の入った速球を投げこんでいきます。

元氏投手は序盤3回を3奪三振、1安打無失点とまずますの立ち上がりを見せます。

4回表の平安は、先頭の4番西川選手がセンター前にヒット。
その後2死3塁となり打者・元氏投手の時に、一瞬ワイルドピッチで1点追加かというシーンがありましたが、それは元氏選手に当たっていたため死球となり生還は認められません。
結局この回の平安は無得点に終わります。

西川選手のホームインは認められませんでした

西川選手のホームインは認められませんでした

するとその裏の福知山成美。
まず先頭の大内選手が右中間に3塁打で絶好のチャンス。

3塁打の大内選手

3塁打の大内選手

この後、矢野選手の犠飛で同点においつくと、2死後、植村選手がレフトスタンドにソロホームランを放ち成美が逆転に成功します。

ソローホームランの成美・植村選手

ソローホームランの成美・植村選手

5回にもチャンスを作った成美ですが無得点に終わると、次は6回表、平安の主砲西川選手が、負けじとレフトスタンドに同点のソローアーチ!

同点ホームランの西川選手

同点ホームランの西川選手

成美の先発、川上投手は結局6回を投げきり、三振1つ。
4安打、2死四球、2失点とまずまずの内容でマウンドを降ります。

7回表から成美は2番手の背番号10、矢野目投手がマウンドへ。

福知山成美2番手の矢野目投手

福知山成美2番手の矢野目投手

先頭の元氏投手がライト線へ2塁打で出塁すると、続く城ヶ原選手の打球がフィールダースチョイスとなり無死13塁。
ここで1年生の岡田選手がレフト前にタイムリーを放ち、平安が再度リードを奪います。

勝ち越しタイムリーの平安・岡田選手

勝ち越しタイムリーの平安・岡田選手

続く8回表、福知山成美は3番手の背番号11番、中田投手をマウンドへ送ります。

福知山成美3番手の中田投手

福知山成美3番手の中田投手

この回、ノーヒットで1死2塁のチャンスで、橋本選手がレフト前にヒット。
しかしここで、橋本選手は2塁を伺いタッチアウト、2死3塁となります。
打者吉村捕手の時に、バッテリーにほんの一瞬の隙ができ、この機になんと3塁走者の城島選手がホームイン!
貴重な1点を追加します。

4点目のホームインの城島選手

4点目のホームインの城島選手

しかし、福知山成美も粘りを見せます。
7回までで8奪三振とまずまず成美の強力打線を抑えてきた元氏投手から連打で無死12塁のチャンスを作ります。

ここで平安は今年のドラフト候補の呼び声高いエース高橋投手をマウンドへ!

特徴的なフォームの平安エース高橋投手

特徴的なフォームの平安エース高橋投手

吉村捕手と言葉を交わす高橋投手

吉村捕手と言葉を交わす高橋投手

しかしここで1死後、成美主砲の西元選手がレフト前にタイムリーを放ち、成美が3-4と追い上げます。

タイムリーヒットの西元選手

タイムリーヒットの西元選手

1点差の9回表のマウンドは、福知山成美のエース大村投手。

福知山成美エース大村投手

福知山成美エース大村投手

平安が高橋投手がでてきて俄然沸いてきたスタンドですが、大村投手もライバルチームのエースとして十分すぎる内容。

9回表を三者三振に打ち取ります。

しかし、9回裏の成美。
先頭の辻上選手がレフト前ヒットで出塁しますが、大村投手、近藤選手が連続で三振に倒れ、最後は田井中選手が内野ゴロでゲームセット。

京都一の黄金カードは4-3で龍谷大平安が勝ち京都大会では公式戦25連勝を飾り、5季連続優勝に王手をかけました。

まず平安ですが、記録に残らないミスがいくつかあり、もうあと2~3点を取れていたようなゲーム。
春の浦和学院戦の雪辱を晴らすことを期しているでしょうし、こういったミスは次戦までに修正したいところ。

いずれにしても平安には求めるレベルは高くなりますね。

対する福知山成美ですが、昨年のセンバツベスト8チームが、名将田所監督の勇退など重なり、春季、夏そして秋季と連続して京都大会のベスト8にも残らないという事態に。

平安のよきライバルチームの低迷に心配しましたが、この春を見て、完全復活とは言えないものの、夏に楽しみを感じさせるいいチームに仕上がってきたと思います。

まず先発の川上投手。
見る限り、変化球主体でストレートもさほど速いとは感じませんでしたが、それでも平安打線が完全に打ちあぐねてしまっていました。

恐らく来年のエース投手でしょうが、楽しみな素材だと思います。
平安が絶対的エース高橋投手を出したことで、意識したか大村投手も素晴らしいピッチングでした。
平安の下位打線だったと言っても、三者三振は全国レベルのチームに通用したということで、大きな自信に繋がったと思います。

今日は好勝負でしたが同時に、夏を見据えてお互いに「化かしあい」も感じました。
復活した京都の黄金カード、全力での激突を夏、このわかさで魅せてもらえることを楽しみにしたいと思います。

龍谷大平安 100 001 110=4
福知山成美 000 200 010=3

立命館 VS 立命館宇治

2015年5月16日、春季京都大会2次戦準決勝

わかさスタジアム京都

【スタメン】※球場でメモってますので誤字などあるかもしれません

立命館

4 大杉
5 小野
9 宮崎
3 奈良
8 松本
6 森本
7 山本
2 西山
1 野口

立命館宇治

6 森田
5 上西
9 奈良
3 伊藤
9 藤岡
8 北原
2 百田
4 中原
1 山下

兄弟校対決になった準決勝。
未明からの雨で試合時間が1時間遅れましたが無事に試合開始。

立宇治先発はいつもの通り、エースの山下投手。

立命館宇治エースの山下投手

立命館宇治エースの山下投手

注目の立ち上がりはヒットを許すも、無失点でまずまずの立ち上がり。

対する立命館は背番号18番の野口投手が先発。

立命館先発の野口投手

立命館先発の野口投手

右の横手投げ投手です。
この野口投手が3回2死まで立命館宇治打線を無安打に抑える、素晴らしい立ち上がりを見せます。

立命館は2回表、先頭の松本選手がセンターオーバーの2塁打で出塁すると、バッテリーエラーなどで無死23塁の絶好のチャンス。
ここで、山本選手がセンター前タイムリーを放ちまず2点を先制します。

立命館先制のシーン

立命館先制のシーン

さらにこの回1点を追加した立命館がまず3点リードします。

立命館は4回裏の先頭から2番手でエースナンバーの西成投手がマウンドへ。
先発野口投手は3回を1安打無失点と期待に応えました。

立命館エース西成投手

立命館エース西成投手

変わった4回、いきなり2奪三振とこちらも上々の滑り出しになりました。

すると5回表、立命館は先頭打者の大杉選手が降り逃げでランナーに出ると、悪送球や盗塁などで1死3塁のチャンス。

俊足を飛ばし3塁まで達した大杉選手

俊足を飛ばし3塁まで達した大杉選手

この後、小野選手が空振り三振に倒れたところで、大杉選手が三本間に挟まれかけます。
しかし、このとき、立宇治の百田捕手の送球が悪送球になり、立命館が1点を追加します。

前半はこのまま4-0と立命館がリードしたまま後半戦へ。

6回裏の立宇治の攻撃は、1死後、4番の伊藤選手が四球で出塁すると、続く藤岡選手のあたりはライトオーバーの長打に。
伊藤選手は一気に本塁へ戻ってきますが、タッチアウトになります。

藤岡選手の長打でホームに戻るもタッチアウト!

藤岡選手の長打でホームに戻るもタッチアウト!

藤岡選手は3塁に残り、この後北原選手にタイムリーが出てようやく1点を返します。

タイムリーヒットの北原選手

タイムリーヒットの北原選手

7回裏から立命館は3番手の背番号11番、守山投手がマウンドへ。

立命館、守山投手

立命館、守山投手

6回表からは立宇治の山下投手も落ち着き、やや膠着状態にはります。

その中迎えた9回表の立命館の攻撃でした。
1死後、山本選手が四球で出塁し、8番の西山選手がレフトスタンドに2ランホームランで6-1と大きくリードを広げます。

ホームランで生還の西山選手(手前)

ホームランで生還の西山選手(手前)

立宇治、万事休すと思われましたが9回裏、反撃に出ます。
1死後、中原選手のショートゴロが悪送球になり1死2塁。

ここで、立宇治、卯滝監督は珍しく山下投手のところで代打に出ます。

立宇治、代打の樋浦選手

立宇治、代打の樋浦選手

その樋浦選手がセンター前ヒットで1死13塁とチャンスを広げます。
さらに続く1番打者の森田選手が頭部に死球を受け1死満塁とすると、続く上西選手もセンター前に弾き返し1点を返します。

タイムリーヒットの上西選手

タイムリーヒットの上西選手

さらに3番の奈良選手もレフト前にタイムリーで1点。
3-6と追い上げ、なお1死満塁と攻めます。

タイムリーヒットの奈良選手

タイムリーヒットの奈良選手

絶好の場面で立宇治は主砲の伊藤選手を迎えますが、最後はピッチャーゴロで、1-2-3と回って併殺打。
反撃及ばす立命館が6-3で逃げ切り、決勝進出を果たしました。

手元のメモでは、立宇治・山下投手は10奪三振。
課題の四球も9回の失点につながりましたが、それでも数は2つと落ち着いていたと思います。

ただ9安打を効率よく打たれ、攻略されてしまったという印象。
公式戦となれば、立宇治はエースにこだわる戦いを仕掛けてくるだけに、研究されてしまってないか、やや心配な結果です。

対する立命館。
3人の投手を上手く使い、立宇治が慣れてくるころに投手交代で流れを切っていました。

投手力には絶対的なエースが不在といった風にも見えますが、打線はそれをカバーする力を持っていますね。
好投手の山下投手を攻略したことで、夏に向けても大きな自信になった1勝だと思います。

立命館 030 010 002=6
立宇治 000 001 002=3

龍谷大平安 VS 同志社

2015年5月4日、春季京都大会2次戦一回戦

太陽が丘球場

【スタメン】※球場でメモってますので誤字などあるかもしれません

同志社

8 上茶谷
6 森
1 井上
3 森本
2 伊藤
7 石山
5 高倉
4 小野
9 村田

龍谷大平安

7 小川
4 久保田
8 城島
3 西川
5 橋本
2 吉村
6 城ヶ原
9 高須賀
1 大野

この春季大会2次戦で注目していたチームの一つ同志社が、京都の王者龍谷大平安に挑む一戦。

京都が誇る名門私学の一つ立命館は付属高校の立命館宇治、立命館ともに京都の野球の強豪チームですが、ライバルの同志社の野球は同志社高校、同志社国際とも、弱くはありませんが、立命に比べるとやや寂しい印象だった昨今。

今年は一次戦で強豪の京都翔英を倒したということで俄然注目も集まった一戦です。

ノック前の平安・原田監督

ノック前の平安・原田監督

試合前ブルペンで調整する同志社・井上投手

試合前ブルペンで調整する同志社・井上投手

試合ですが、平安は全国的にも有名になった、高橋奎二、元氏投手の両サウスポーではなく右の大野投手を先発で送りプレイボール!

平安先発の大野投手

平安先発の大野投手

注目の同志社。
先頭の上茶谷選手がレフト前にヒットで出塁も、続く森選手がセカンド併殺打で2死走者なし。さらに井上投手がファーストゴロで無得点に終わります。

同志社エースの井上投手

同志社エースの井上投手

対する同志社は一次戦で京都翔英を1失点に抑えた左腕エースの井上投手。
初回は小川選手をセンターフライ、久保田選手を三振、城島選手をセンターフライで三者凡退で順調なスタートです。

2回表の同志社は先頭の森本選手がセンター前ヒットで出塁、伊藤選手のあたりは併殺打と思われましたが、サード橋本選手がはじいて1死2塁になります。
ここで石山選手のレフトライナーを森本選手が判断誤りなぜかサードへスタート切ってしまい併殺打で無得点に終わります。

同志社の主砲森本選手

同志社の主砲森本選手

その後、2回裏の平安、3回表同志社もランナーは出しますが、決定機までは訪れず3回裏の平安の攻撃を迎えます。

ここで個人的には少し目を離したその隙に(苦笑)城ヶ原選手がレフトスタンドへソロホームラン!
均衡が突如崩れます。

先制ホームランの城ヶ原選手

先制ホームランの城ヶ原選手

この回、さらに平安が井上投手に襲いかかります。
続く、高須賀選手がサードへの内野安打とボークで無死2塁とすると、大野投手が犠打で1死3塁とし、小川選手のファーストゴロでホームイン!

平安2点目のシーン!

平安2点目のシーン!

さらに小川選手もランナーに残り、続く久保田くん選手がレフト線へタイムリー2塁打で平安が3-0とリードを広げます。

タイムリー2塁打の久保田選手(左から二人目)

タイムリー2塁打の久保田選手(左から二人目)

さらに、1死2塁の場面で続く城島選手のレフトスタンドへの2ランホームランで、序盤から平安が大量5点差とリードします。

ツーランホームランの城島選手

ツーランホームランの城島選手

対する同志社も5回表にビッグチャンスを迎えます。
先頭の伊藤選手がショート頭上を越すレフト前ヒットで出塁。
続く石山選手もレフト前ヒットと連打で無死12塁のチャンス。ここで高倉選手が犠打で1死23塁とすると、続く小野選手は死球で1死満塁とします。

同志社ビッグチャンス到来

同志社ビッグチャンス到来

しかし、ここで村田選手のスクイズは、ランナーも動かず中途半端なファースト正面のゴロとなりまたも併殺打で無得点。
初回から毎回先頭のランナーを出しますが得点に結びつけることができません。

すると5回裏、平安は先頭の小川選手がセンター前ヒットで出塁すると、盗塁で無死2塁とし、続く久保田選手の犠打で1死3塁とし、先ほどホームランの城島選手を迎えます。
城島選手は期待に応え左中間破るタイムリー2塁打で1点を平安が追加します。

平安6点目

平安6点目

さらに6回裏の平安。
この回先頭の吉村選手がライト前ヒットで出塁すると盗塁で無死2塁とし、続く今日ホームランを打っている城ヶ原選手が今度は犠打で送り1死3塁とチャンスを迎えます。
次の高須賀選手が四球で出塁し1死13塁とすると、最終バッターの大野投手がセンターへの犠飛を放ち貴重な1点を追加します。

平安7点目のホームイン

平安7点目のホームイン

結局試合はこのまま6回表、7回表は平安・大野投手の前に同志社打線が三者凡退に抑えられ7回コールドゲームで平安が7-0で勝利しました。

これで平安はベスト8、夏の京都大会のシード権を獲得です。

まず勝った平安はセンバツのメンバーや、秋のメンバーともガラッと選手を変えてきた印象。
去年とは違い、まだ手探り状態でチームを作っている印象です。
それでも出てきた選手が活躍し、コールドで勝つのですから、やはり京都では頭一つか二抜けた存在といえますね。

対する同志社。

本日の同志社の選手は、全国レベルで有名な「HEIAN」のユニフォーム相手に普段どおりの野球ができず、地に足がつかないまま試合が終わったという感じにも思えました。

夏上位に顔を出せば伝統校ですから、同志社OBがスタンドを埋めるでしょうし、そうなるとまたグラウンドの雰囲気も随分と違った印象になると思います。

大いに期待していますので、夏、「DC旋風」を京都に吹きこして欲しいと思います。

同志社 000 000 0=0
龍平安 005 011 x=7

塔南 VS 東山

2015年5月4日、春季京都大会2次戦一回戦

太陽が丘球場

【スタメン】※球場でメモってますので誤字などあるかもしれません

東山

4 立原
6 松下
2 村井
7 川間
1 吉川
3 安田
5 徳田
9 田中
8 秋森

塔南

8 藤原
7 松本
2 松山
3 島野
5 築山
4 木野村
9 尾崎
6 深田
1 竹田

塔南は秋の2次戦、京都国際戦以来の観戦でした。
当然、その時の印象が強かったチームですが、一冬越してそのチームは別のチームのように大きくメンバーも変わっていました。

東山エースの吉川投手

東山エースの吉川投手

その塔南の初回、先頭の藤原選手が内野ゴロのあと、松本選手のセカンドゴロを東山がエラーで出塁します。
その後、松山選手がセンター前にヒットで1死12塁のチャンスで主砲・島野選手に回りますが三振、秋はホームランを打っていた印象が残っている築山選手が投ゴロで無得点に終わります。

ところで秋は築山選手キャッチャーで松山選手がサードでしたが、今日の試合は二人のポジションが入れ替わっていました。

塔南エースの竹田投手

塔南エースの竹田投手

秋は西原投手がエースでしたが、今日は竹田投手がエースナンバー。
ストレートは昨夏のエース大江投手のように目測ですが、130前半程度はコンスタントに出す投手です。

1死後、松下選手がヒットで出塁。
続く3番村井選手はライト線へのタイムリー2塁打を放ち東山が先制します。

先制タイムリーの東山・村井選手

先制タイムリーの東山・村井選手

2回表、3回表と塔南はチャンスを作りますが、東山・吉川投手が粘って無得点。
すると3回裏の東山にビッグチャンスが訪れます。

1死後、松下選手が内野安打で出塁すると、続く村井選手はライト前にヒット!
ここで松下選手が3塁を狙いますがサードタッチアウトで2死1塁となります。
しかし、東山はここから川間選手がセンター前にヒットで2死12塁、さらに吉川投手が四球で満塁のチャンスを迎えます。
しかし、このチャンスは安田選手が投ゴロでチャンス生かせず無得点に終わります。

この回2度のピンチを防いだ後、塔南にチャンスが生まれます。

先頭の尾崎選手のショートゴローがエラーとなり出塁、深田選手が犠打で1死2塁となります。2死後、1番打者の藤原選手がライト前にヒットで13塁とチャンスを広げ、松本選手が同点タイムリーを放ちます。
しかし藤原選手がサードでタッチアウトとなりこの回は同点とまり。

タイムリーヒット直後の松本選手

タイムリーヒット直後の松本選手

さらに塔南は5回表にもチャンスを作ります。
1死後、島野選手がレフト前にヒットで出塁、続く築山選手がライトオーバーの2塁打で23塁とします。

2塁打の築山選手

2塁打の築山選手

ここで木野村選手は投ゴロでサードランナーがタッチアウトとなりますが、ランナー残って2死23塁の場面。ここで7番の尾崎選手が左中間破るタイムリー3塁打で2点を勝ち越します。

塔南勝ち越しのシーン

塔南勝ち越しのシーン

さらに7回表でした。
先頭の島野選手がショートのエラーで出塁します。築山選手の内野ゴロは併殺打崩れとなり、ランナー代わって1死1塁で木野村選手は犠打で2死2塁とします。
ここで、さきほど勝ち越しタイムリーの尾崎選手がまたもセンターオーバーのタイムリー3塁打で1点を追加します。

2打席連続3塁打の尾崎選手

2打席連続3塁打の尾崎選手

さらに深田選手がのレフト前タイムリーでこの回2点を追加し、5-1とリードを広げます。

対する東山は7回裏、先頭の田中選手がライト前ヒットで出塁しますが、続く秋森選手がショートへの併殺打で2死となります。
しかしここから、1番打者の立原くんがセンターオーバーの3塁打で出塁、さらに松下選手がレフト前にタイムリーを放ちで1点を返します。

生還する立原選手

生還する立原選手

この回の最後、当たっていた塔南尾崎選手が右中間に落ちそうな当たりを好捕し、足を痛めてしまいそのまま交代になってしまいました・・・
その後の情報がないので心配です。

8回裏から塔南は2番手の宮崎投手をマウンドへ。

塔南2番手の宮崎投手

塔南2番手の宮崎投手

先頭の川間選手を三振にとった後、吉川投手に四球を与え、安田選手は敵失で出塁、東山は1死12塁のチャンスを迎えます。
ここで徳田選手がセンター前ヒットで1死満塁も、田中選手が三振、秋森選手はショートゴロでまたも満塁機を生かすことができません。

東山は万事休すかと思いましたが、続く9回裏も東山はチャンスを作ります。
まず先頭の立原選手がショートエラーで出塁、松下選手もセカンドがトンネル。連続エラーで無死13塁となりクリーンアップを迎えます。
ここで村井選手はいい当たりのセンターフライで1死13塁。
続く川間選手のゴロはまたもショートのエラーを招き1点を返し、3-5と2点差となり、1死12塁で代打・田渕選手を迎えます。

東山3点目!

東山3点目!

しかしその田渕選手は三振で2死12塁。
安田選手はファーストゴロでゲームセットとなり、塔南が昨春に続きベスト8進出。
夏の京都大会でシード権を獲得しました。

塔南は冒頭で触れたとおり、昨秋とは全く別のチーム。
奥本監督、一冬越していいチームを作ってこられました。
前日、京都すばる VS 鳥羽乙訓の福知山成美戦と京都を代表する強豪公立チームを観ましたが、それらと比べても全くヒケを取らないチームだと思います。

正直秋に観たときは、今シーズンの塔南はやや厳しいかなと感じましたが、夏に向けても非常に楽しみなチームの一つだと思います。

対する東山。
昨夏の経験者も残っているチームで、今年は久々に甲子園も意識できるチームでは?
と思っていましたが、あまりにもチャンスを逃しすぎましたね・・・
あと吉川投手。
ストレートも力強く好投手なのですが、塔南に完全に捕まっていました。
甲子園を意識するなら、この後は平安や成美などを相手にすることになると思いますので、夏に向けて課題をクリアして、久々に強い「ガシ高」を見せて欲しいと思います。

塔南 000 120 200=5
東山 100 000 101=3

京都すばる VS 鳥羽

2015年5月3日、春季京都大会2次戦一回戦

太陽が丘球場

【スタメン】※球場でメモってますので誤字などあるかもしれません

京都すばる

3 小池
4 鷹村
5 岡島
2 三輪
9 田井
1 山田
8 塩出
6 遠藤
7 羽根

鳥羽

8 伊那
7 田淵
5 岩切
2 梅谷
3 小薗
4 中島
9 宮西
6 南
1 松尾

京都すばるは昨夏の準優勝バッテリーがそのまま残り、鳥羽はセンバツ出場こそなりませんでしたが、秋には近畿大会(京都3位)まで駒を進めている公立の実力チーム同士の戦いになりました。

鳥羽エースの松尾投手

鳥羽エースの松尾投手

鳥羽の先発はエースの松尾投手。
初回は先頭の小池くんにライト前ヒットを許しますが、犠打のあと、クリーンアップの岡島選手、三輪選手を三振、ショートゴロで切り抜け無失点の立ち上がり。

京都すばるのエース山田投手

京都すばるのエース山田投手

対する京都すばるの山田投手は先頭、伊那選手を三振、田淵選手はショートへいい当たりのライナー、岩切選手を内野ゴロで仕留め三者凡退のスタートです。

試合は早くも2回に動きます。
2回表の京都すばるは、先頭の山田投手がレフトオーバー2塁打、塩出選手のレフト前ヒットなどで満塁とし、羽根選手三振の後、小池選手がライト線へ走者一掃のタイムリー2塁打を放ち3点を先制します。

京都すばる先制の場面

京都すばる先制の場面

続く2回裏の鳥羽もチャンスを作ります。
梅谷選手が内野ゴロエラーで出塁の後、小薗選手のヒット、さらに四球で無死満塁とします。
ここで宮西選手は三振、南選手の当たりはセンターへ抜けそうな当たりもショートライナー、併殺打になり、無死満塁のチャンスで無得点に終わってしまいます。

直後の3回表、京都すばるは簡単に2死取られたあと、三輪選手のレフト線への2塁打、四球で2死12塁とし、さきほど長打の山田投手がライトオーバーのタイムリー3塁打を放ち2点追加を追加します。

走者一掃のタイムリー3塁打の山田投手

走者一掃のタイムリー3塁打の山田投手

3回裏も鳥羽はチャンスを作ります。
松尾投手が四球で出塁のあと、バッテリーミスで無死2塁、伊那選手がライト前ヒットで13塁とし、田淵選手のセンター前タイムリーでまず1点。

タイムリーヒットの田淵選手

タイムリーヒットの田淵選手

しかし、その後のチャンスはいかぜす、1点とまりに終わってしまいます。

たびたびビッグチャンスは作る鳥羽は、4回裏にもチャンスを作りますが無得点。さらに5回裏も1死後、田端選手の内野安打、岩切選手のレフト前ヒットで12塁のチャンス。
ここで主砲梅谷選手は内野フライに倒れますが、バッテリーミスで2死23塁。ここで小薗選手が四球で歩き2死満塁としますが、中島選手がピッチャーライナーでまたも満塁のチャンスを生かすことができません。

グラウンド整備が終わった直後の6回表、次は京都すばる先頭の遠藤選手がレフとスタンドへソロホームランを打ち、貴重な追加点をあげます。

ホームランの遠藤選手

ホームランの遠藤選手

7回表から鳥羽は2番手に左の山田投手がマウンドへあがります。

鳥羽サウスポーの山田投手

鳥羽サウスポーの山田投手

この山田投手が7、8回合せて4つの三振を奪い、京都すばるの攻撃の流れを止めますが、以前鳥羽打線も攻めきれずに9回表へ。

1死後、鷹村選手がライト前に落ちるポテンヒット、外野の連携が乱れる間に2塁へ進みます。
岡島選手は三振に倒れますが、三輪選手がタイムリーを打ち7点目を取ります。

タイムリーヒットの三輪選手

タイムリーヒットの三輪選手

9回裏の鳥羽は、簡単に2死を取られますが、主砲梅谷選手がレフト前ヒットで出塁、京都最強公立チームの意地を見せますが、最後小薗選手が内野ゴロでゲームセット。

最後ファーストにヘッドスライディングも及ばずゲームセット

最後ファーストにヘッドスライディングも及ばずゲームセット

京都すばるがベスト8で夏のシード権獲得しました。

以外に点差がついたゲームでしたが、2回の攻防が全てでした。
「タラレバ」を言えば、2回裏、3回裏。さらに4回、5回のチャンスで鳥羽の打線が繋がっていればこの結果は違ったものになっていたと思います。

まずこの両チームに実力差はあまりないと思いました。

京都すばるは、今年の京都球界でもトップクラスに名前が入ってくる松尾投手を攻略できたことで打線の自信になったのではないでしょうか。
前日の立命館、西成投手を試合途中まで観戦していますが、この両チームの準々決勝もいい勝負になると思います。

とても元気のいいチームで、球場を盛り上げていけば相手を今日のように飲み込んでしまうこともありえると思えます。

対する鳥羽は打線のつながりと、松尾投手が完全に攻略されたことが誤算でしたね。
実力のあるチームであることに変わりはありませんので、この鳥羽が夏の大会ノーシードになったことは、シード勢の脅威になってくると思います。

甲子園へ向けて両チーム夏に向けて仕上げの調整を行ってほしいと思います。

すばる 032 001 001=7
鳥  羽 001 000 000=1

福知山成美 VS 乙訓

2015年5月3日、春季京都大会2次戦一回戦

太陽が丘球場

【スタメン】※球場でメモってますので誤字などあるかもしれません

福知山成美

7 田井中
4 大内
8 矢野
2 西元
9 植村
6 岡本
3 辻上
1 大村
5 近藤

乙訓

7 橋本
8 岩田
2 土井
5 山根
4 松川
3 加藤
9 坂田
6 浅掘
1 上野

この両チームの対決は、昨夏のベスト8をかけた一戦の再来。
実力チーム同士の対決だけに楽しみです。

乙訓と言えば、この春から前北稜監督で、鳥羽時代に甲子園に出られている市川監督が就任され、さらに元横浜ベイスターズのドラフト1位染田投手がなんとコーチとして就任されたということで注目しています。

自信ないですが染田さん?違うコーチ?

自信ないですが染田さん?違うコーチ?

試合は乙訓が上野投手、福知山成美が大村投手。
両エース投手同士でスタートします。

乙訓エースの上野投手

乙訓エースの上野投手

福知山成美エースの大村投手

福知山成美エースの大村投手 

ゲームは初回、田井中選手、大内選手が連続三振に倒れますが、矢野選手がライト前ヒットで出塁後、福知山成美の主砲西元選手がセンターオーバーのタイムリー2塁打で先制します。

先制タイムリーでセカンドベース上の西元選手

先制タイムリーでセカンドベース上の西元選手

続く2回表も福知山成美打線が爆発。
1死後、辻上選手がレフト前にヒットで出塁、大村投手四球で1死12塁とし、近藤選手がライト線へ走者一掃のタイムリー3塁打で2点追加を追加します。

福知山成美3点目のシーン

福知山成美3点目のシーン

その後、田井内選手がライト前タイムリーで4点目
さらに矢野選手がレフトスタンドへ2ランホームランでこの回一気に5点を追加します。

ホームランの矢野選手

ホームランの矢野選手

対する乙訓は、初回こそヒットのランナーを出すものの、2回、3回と2つづつ三振を喫し、無得点。
序盤から福知山成美のペースでゲームが進みます。

3回、4回と抑えられていた成美打線ですが、5回表再び、打線が繋がります。

矢野選手が内野ゴロエラーで出塁、ここで、強打の成美が4番西元選手に犠打のサインで1死2塁とします。
続く植村選手は倒れますが2死後、矢野選手が三盗、続く岡本選手四球で2死13塁とします。

ここで辻上選手がセンターオーバーの走者一掃のタイムリー2塁打を放ちさらに2点を追加。前半で8-0と大きくリードを広げます。

走者一掃タイムリーの辻上選手

走者一掃タイムリーの辻上選手

一方的な展開になりかけていた乙訓ですが、後半になりやや疲れも見えかけた大村投手を6回裏にようやく掴まえます。

先頭の橋本選手がセンター前にヒット、続く岩田選手もライト前ヒットで無死12塁とチャンスを作ります。
3番土井選手は併殺打で2死3塁となりますが、ここでバッテリーミスがあり1点を返します。

バッテリーエラーで生還する橋本選手

バッテリーエラーで生還する橋本選手

さらに山根選手がライト前ヒット後、松川選手がレフトスタンドへ2ランホームランで一気に3点を返します。

ホームランの松川選手

ホームランの松川選手

乙訓は8回表からエースナンバーの二階堂投手がマウンドへあがります。

二番手の二階堂投手

二番手の二階堂投手

すると先頭の大村投手がライト前にヒット、途中から入った立澤くんが犠打で1死2塁とします。2死後、同じく途中出場の山下選手が右中間破るタイムリー2塁打で1点を追加します。

2塁打の山下選手

2塁打の山下選手

試合はこのままゲームセット。
福知山成美が2年前の秋季大会準優勝以来、ベスト8へ進出。
夏のシード権を獲得しました。

福知山成美は相手のミスではなく、力づくで骨っぽい相手をねじ伏せた印象で復活へ虎視眈々と力を付けてきているように思えました。
成美が低迷してから、京都では龍谷大平安の独走態勢に入ったように思えます。
やはり、強力なライバルあってこそ盛り上がりますので、成美にはこれから先も期待したいと思います。

乙訓はコールドかと思ったゲームでしたが終盤、やや疲れが見えた大村投手を捉えたあたり、隙を見せると畳み掛けてくる姿勢はさすが京都の上位常連チーム。

まだ市川・染田体勢になって日も浅く、本当に「イズム」が定着するのはまだまだ先でしょうが、これからも注目したいチームです。

成美 150 020 010=9
乙訓 000 003 000=3

京都共栄 VS 洛東

2015年5月2日、春季京都大会2次戦一回戦

太陽が丘球場

【スタメン】※球場でメモってますので誤字などあるかもしれません

洛東

9 中川
7 竹原
6 田邊
1 山本
2 木村
3 中村
8 田中
5 山村
4 江川

京都共栄

8 菅田
4 古田
2 大西
3 上羽
1 浅井
6 森田
5 倉掛
9 藤垣
7 足立

個人的な贔屓チームの一つ京都共栄と、去年は夏の予選で京都外大西を破るなど近年実力を上げてきている公立の洛東の一戦。

京都共栄エースの浅井投手

京都共栄エースの浅井投手

共栄エースの浅井投手は右下手投げ。
このチームは比較的、同タイプの投手が毎年多いですね。

初回から浅井投手は制球に苦しみます。
3四死球で無死満塁から4番で洛東エースの山本を迎え、走者一掃の先制タイムリー2塁打を浴びてしまいます。

先制タイムリーの洛東・山本投手

先制タイムリーの洛東・山本投手

対する洛東は、その山本投手がマウンドへ。

洛東エースの山本投手

洛東エースの山本投手

その山本投手の立ち上がりですが、京都共栄は先頭打者の菅田(すがた)選手が2塁打で出塁します。
犠打の後、3番大西くんがライトへの犠飛で早くも1点を返しました。

生還する菅田選手

生還する菅田選手

2回表にも洛東が1点を追加し、4-1と有利に試合を進めましたが、流れを変えたのが3回裏の京都共栄。

ライトオーバーのツーランホームランを打った菅田選手

ライトオーバーのツーランホームランを打った菅田選手

またも菅田くんが長打!今度はライトオーバーのツーランホームランで3-4とその差を1点差まで縮め、さらに4回でした。

この回もピンチを招いた山本投手は、2死後、その菅田くんを迎えたところで右の糸川投手へマウンドを譲ります。

洛東・糸川投手

洛東・糸川投手

しかしこの日当たっていた菅田くんを抑えることが出来ずに、センターオーバーの逆転3塁打で、5-4とこの試合初めて共栄がリード!
しかし、これで菅田選手は2塁打、本塁打、3塁打とサイクルヒットの可能性も出てきました!

京都共栄は5回裏も満塁のチャンスを作り、ラストバッターの足立選手が2点タイムリーで7-4とリードを広げます。

対する洛東も6回表、7回表に2死23塁とチャンスを作りますが、時折、アンダースローから、スリークォーター気味に力強いストレートを交える浅井投手が凌ぎ、洛東は無得点に終わります。

8回裏の京都共栄はこの日大当たりの菅田選手。
シングルヒットならサイクル安打でしたが、ライト戦へのあたりを2塁まで走り、記録にはなりませんでしたが、体格も雰囲気もよく素晴らしい選手です。

結局この回1点を追加した京都共栄が8-4で勝ちベスト8へ。
夏のシード権も獲得しました。
次戦の立命館宇治戦、公式戦で戦うのは2年前の夏以来だと思うのですが、楽しみな一戦です。

一方敗れた洛東ですが、非常に関係者も熱いチームだなと。
地元に愛されているチームであることが分かりました。
実力差もさほどあるとは思いませんでしたので、夏に向けてまた昨年のように素晴らしいチームに仕上げて欲しいと思います。

ゲームセット

ゲームセット

洛東 310 000 000=4
共栄 102 220 01x=8

立命館宇治 VS 久御山

2015年5月2日、春季京都大会2次戦一回戦

太陽が丘球場

【スタメン】※球場でメモってますので誤字などあるかもしれません

立命館宇治

6 森田
5 上西
9 奈良
3 伊藤
9 藤岡
8 北原
2 百田
4 中原
1 山下

久御山

6 杉江
9 小野
3 岡
2 畑中
9 太田
1 横山
8 稲垣
5 小林
4 鈴村

センバツに出場した立命館宇治の、センバツ後初公式試合になりました。

力投する久御山・横山投手

力投する久御山・横山投手

注目の立命館宇治、初回の攻撃でしたが、横山くん、1奪三振、三者凡退! 奈良くんいい当たりもサード正面のライナー!

立命館宇治エース山下投手

立命館宇治エース山下投手

センバツの静岡戦では全国の強豪チームの洗礼を受けてしまった、立命館宇治のエース山下投手。
春季大会は、立命館宇治はピッチャーを控えを使うのか否かも注目していましたが、いきなりエース登板とは、これは卯滝監督らしい采配ですね。

山下投手と言えば、四死球が気になるところですが、その心配が初回から顔を出してしまい、2四死球と岡くんヒットで1死満塁のピンチを招いてしまいます。
しかし、ここは2死後横山くん三振で無失点で切り抜けました。

立命館宇治・卯滝監督

立命館宇治・卯滝監督

このイニングが終わったところで、一塁側の立命館宇治ベンチ前では円陣ができ、卯滝監督から激しい檄が飛びます!

しばらく両チームチャンスを生かせないまま膠着状態が続きましたが、4回裏の久御山がまず試合を動かします!

この回、チャンスを作り2番打者小野選手のライト線へのタイムリー2塁打で先制します。
しかし、ここまで再三ピンチを招くもここまで山下投手は4奪三振を奪っています。

久御山・小野選手

久御山・小野選手

試合はこのまま終盤戦へ。
試合が次に動いたのは7回表の立命館宇治でした。

この回、エラー絡みで1死13塁から山下投手がレフト前に同点タイムリー!
さらにチャンスを広げ、2番打者の上西くんがライト前タイムリーで2点追加! ついに立命館宇治が逆転に成功します!

立命館宇治同点のシーン

立命館宇治同点のシーン

その裏、久御山も2死13塁のチャンスを作りますが、山下投手が要所を締めて無得点。
7回裏までで、久御山は8奪三振を喫してしまっています。

結局8回、9回と久御山は2死満塁、無死2塁とそれぞれビッグチャンスを作るも、合せて3つの三振を喫し、ゲームセット。

立命館宇治が3-1で勝ち、ベスト8と夏の京都大会でシード権を獲得しました。山下投手は9回を完投して11奪三振、1失点。
これだけをピックアップすれば「快投」ですが、実際はかなり制球が乱れ、ピンチの連続でした。

この立命館宇治が夏までに仕上がりきることが、京都での「平安一強」に待ったをかけるチームが出るか否かの大きな答えになると思いますので、次戦まで時間がありませんが一歩づつ課題をクリアして成長してほしいと思います。

一方久御山ですが、4番の畑中選手なども体格もよくオーラも感じさせる好選手で、決して潜在能力の低いチームとは思えません。
夏も一波乱を起こせるだけの力はあると思うので、「センバツ代表校」に善戦した自信を持って夏に向っていってほしいです。

立宇治 000 000 300=3
久御山 000 100 000=1