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[ 一回戦 ] 嘉手納 VS 前橋育英

2016年8月11日、第98回全国高等学校野球選手権一回戦

阪神甲子園球場

【スタメン】
※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません
※大会主催者より球場の写真を掲載することを禁止されていますので写真はありません

嘉手納(沖縄)

8 幸地
9 仲井間
3 大石
2 知花
5 比嘉
6 古謝
1 仲地
7 大城
4 新垣

前橋育英(群馬)

7 石川
9 浅見
5 飯島
6 小川
8 丸山
1 佐藤
2 森田
3 伊藤
4 長谷川

夏は初出場(春は1回)の沖縄・嘉手納と、3年前の第95回大会に高橋光成投手(現西武ライオンズ)を擁し、初出場初優勝して以来の夏の甲子園(春は1回)で、今春関東大会を優勝している群馬・前橋育英の対戦。

まず守る前橋育英はエース右腕、佐藤投手が先発。
1回表の嘉手納は2死から、3番大石選手がライト前ヒットで出塁しますがチャンス広がらず無得点に終わります。

対する嘉手納もエース右腕、仲地投手が先発。

1回裏の前橋育英の攻撃を四球一つだしますが、無安打無得点で上々の立ち上がりを見せます。

130台中盤のストレートを交え力強い投球の佐藤投手に、MAXは130キロ(この日の掲示板で)ほどでも打たせてとる仲地投手。
両者が持ち味を発揮しながら迎えた3回表の嘉手納の攻撃。

先頭8番、大城選手がレフト線への二塁打で出塁すると、犠打で1死3塁の先制のチャンスを作ると、1番、幸地選手がカウント1-1からレフト前への先制タイムリーヒットを放ちます。

この回、なお2死満塁と嘉手納チャンスを広げますが、ここは前橋育英、佐藤投手が踏ん張り1点止まりに終わります。

1点を先制された直後の3回裏の前橋育英。

先頭8番の伊藤選手がレフト前ヒット、さらにその打球を嘉手納・大城選手が後逸する間に3塁まで進みます。
このチャンスに続く長谷川選手もレフト前へ放ち1-1の同点に追いつきます。

この後2死走者無しとなりますが、2番の浅見選手が投手前のセーフティバントを成功させると、二盗、さらにキャッチャーからの送球が逸れ3塁まで進むと、続く飯島選手のショートへの内野安打の間にホームインし2-1と前橋育英がすかさず逆転に成功します。

飯島 浅見が二盗、ボールセンターに逸れて3塁!遊安打、ファースト暴投→勝ち越し!

4回裏も前橋育英は、先頭5番丸山選手がライト線二塁打で出塁、3塁まで進むも無得点に終わります。

すると直後の5回表、嘉手納は先頭の9番・新垣選手がレフト前ヒットで出塁すると、犠打と仲井間選手のライト前ヒットで1死13塁のチャンスを作りますが、3番大石選手のサードゴロで新垣選手がホームでタッチアウト、さらに続く12塁の場面でも4番・知花選手がファーストゴロに倒れ、こちらも無得点に終わります。

中盤、流れが行ったり来たりの展開の中、前橋育英は5回裏、先頭9番の長谷川選手がセンター前ヒットで出塁すると、犠打で進塁、2死後、3番飯島選手のレフト前タイムリーヒットで、長谷川選手がホームイン。3-1とリードを広げます。

さらに続く小川選手の左中間を破る二塁打で、飯島選手がホームインしたかと思いましたが、小川選手がサードでタッチアウト。
ホームインは認められず3-1で前橋育英がリードし前半5回を終了します。

流れは完全に前橋育英かと思いましたが、育英にとっては大きな落とし穴が7回表に待っていました。

嘉手納は9番新垣選手がショートへの内野安打で出塁すると、幸地選手、仲井間選手も内野安打で続き無死満塁とすると、3番大石選手はストレートの押出し四球を選び2-3とその差を1点差とします。

さらに4番・知花選手はカウント3ボール1ストライクからレフト前へ逆転タイムリーを放ち4-3としたところで、前橋育英は背番号10の吉沢投手へ継投します。

代わり端、無死12塁の場面。5番・比嘉選手のショートライナーでセカンドランナー大石選手がアウトで2死1塁。
ピンチを脱したと思いましたが、嘉手納はさらに6番・古謝選手がセンター前ヒット、仲地選手もレフト前ヒットでつなぎ2死満塁とすると、大城選手には3ボール1ストライクから、133キロのストレートをライト前に運ばれ5-3とされると、打者一巡し、続く9番・新垣選手もライト前にタイムリーを放ち6-3とリードを広げます。

前橋育英2番手の吉沢投手も、確認した中でMAX141キロとストレートに力のあるピッチャーですが、どうしてもカウントを悪くしてしまい、続く1番幸地選手には、フルカウントから137キロストレートをレフトフェンス直撃の走者一掃二塁打を打たれ、9-3と嘉手納が一気に8点の猛攻で逆転・大量リードの展開に移ります。

前橋育英はここで背番号11の皆川投手へ継投。
この投手もストレートに力のある投手で、2番、仲井間選手へはこの日、最速の144キロのストレートで投手ゴロに打ち取り、長い嘉手納の攻撃がようやく終了します。

流れは一気に嘉手納。
8回表も先頭3番の大石選手、続く知花選手が連続四球で出塁。
1死後、6番古謝選手がレフト前ヒットで1死満塁とします。

仲地選手がレフトフライに倒れますが、大城選手のショートゴロエラーで1点を追加し、10-3とさらにリードを広げます。

9回表の嘉手納の攻撃。
前橋育英はセンターを守っていた、背番号8の右腕、丸山投手を4番手のマウンドへ送ります。

この投手も確認した中ではMAX138キロと力のあるボールを投げ込み、さすが春の関東王者の片鱗を見せます。

嘉手納は2死から2番・仲井間選手がレフト前ヒットで出塁。
大石選手が四球で繋ぐと、知花選手が投手への強襲安打を放ち2死満塁としますが、ここは比嘉選手がファーストゴロに倒れ、追加点を挙げることができません。

思わぬ大差がついた前橋育英。
9回裏の攻撃で、嘉手納はライトを守っていた背番号9、右の仲井間投手がマウンドへあがります。

前橋育英は9番・長谷川選手に代えて、背番号15の島崎選手が、恐らくこの日最速の138キロのストレートをライト前にヒットを放ちますが、最後は浅見選手が132キロのストレートに空振り三振を喫し、試合終了。

思った以上の点差がついてしまった試合ですが、嘉手納の選手たちは決して身体は大きくありませんが、力のあるボールを投げ込む前橋育英投手陣に対し、決してムリに長打を狙うわけでなく、コツコツとヒットを絡めて、一気の8得点を奪った7回表の攻撃は見事の一言。

一塁側の大応援で、一気に球場を飲み込んでいき、前橋育英の強力投手陣を文字とおり飲み込んでいった印象でした。

対する前橋育英。
力は十分にあるところを見せましたが、7回の嘉手納の勢いを止めることが出来なかったことが全てとなりました。

出てくる投手が、次から次へと140キロ近いストレートを投げ込み、さすがは春の関東王者であるところを見せ、また3塁側の前橋の大応援団、力のあるブラスバンドも応援合戦で花を添えてくれましたが、あと一歩及ばす、第95回大会の再現とはならず、2度目の夏の甲子園は初戦敗退となりましたが、また新チームも、2番手以降に投げた力のある3投手が残るようですし、注目をしたいと思います。

嘉手納
001 000 810=10
002 010 000=3
前橋育英

嘉 仲地、仲井間 - 知花
前 佐藤、吉沢、皆川、丸山 - 森田

嘉 H19 E3
前 H10 E2

【打撃成績】

嘉手納

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席 第六打席
8 幸地 遊ゴロ 左前安打(1) 投犠打 一安打 左越二塁打(3) 三ゴロ
91 仲井間 空振三振 遊ゴロ 右前安打 遊安打 (皆)投ゴロ 左前安打
3 大石 右前安打 打撃妨害 三ゴロ 四球(1) 四球 四球
2 知花 空振三振 右前安打 一ゴロ 左前安打(2) 四球
本憤死
投強襲安打
5 比嘉 左飛 投ゴロ 二ゴロ (吉)遊直併殺打 遊飛 一ゴロ
6 古謝 遊ゴロ 中飛 二直 中前安打 左前安打
1 仲地 二ゴロ 四球 中前安打 左前安打 左飛
9 松田
7 大城 左線二塁打 三ゴロ併殺打 二飛 右前安打(1) 遊ゴロ失(1)
4 新垣 一犠打 左前安打 遊安打 右前安打(1) 三振

前橋育英

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
7 石川 空振三振 空振三振 犠打
1 吉沢
1 皆川 四球
9 三ツ井 空振三振
989 浅見 遊ゴロ 投安打
二盗
左飛 死球 空振三振
5 飯島 四球 遊安打(1)
遊失
左前安打(1)
本憤死
左飛
6 小川 中飛 空振三振 左中間二塁打 空振三振
81 丸山 投飛 右線二塁打 中飛 二ゴロ
17 佐藤 空振三振 遊ゴロ
本盗死
死球 右前安打
2 森田 三ゴロ 遊邪飛 遊ゴロ併殺打 遊ゴロ
3 伊藤 左前安打
左失
四球 二ゴロ (仲)中飛
4 長谷川 左前安打(1)
二盗死
中前安打 左飛
H 島崎 右前安打
R 堀口


【投手成績】

嘉手納

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
仲地 8 9 5 5 3 2
仲井間 1 1 0 2 0 0

前橋育英

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
佐藤 6 0/3 11 2 2 4 5
吉沢 0 2/3 5 0 0 5 4
皆川 1 1/3 1 2 0 1 0
丸山 1 2 1 1 0 0