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春季京都大会一次戦の組み合わせ

2017年の春季京都大会の一次戦組み合わせが2月4日(土)に北部、5日(日)に京都市から南部の抽選があり発表されました。

開幕は4月15日(土)となります。
※太字は昨秋二次戦に進出しているチームです。

【Aゾーン】
京都廣学館 - 乙訓・西城陽
堀川 - 城南菱創

【Bゾーン】
京都学園 - 紫野・大谷
亀岡 - 京都産業大附

【Cゾーン】
日吉ヶ丘 - 京都翔英・京都文教
同志社国際 - 洛東

【Dゾーン】
京都明徳 - 西乙訓・花園
西京 - 東宇治

【Eゾーン】
須知 - 山城・嵯峨野
洛西 - 京都工学院、洛陽工、伏見工

【Fゾーン】
同志社 - 木津・桃山
立命館宇治 - 田辺

【Gゾーン】
京都すばる - 朱雀・立命館
北桑田 - 北嵯峨

【Hゾーン】
久御山 - 鴨沂
洛北 - 京都国際

【Iゾーン】
園部 - 龍谷大平安
洛南 - 京都外大西

【Jゾーン】
京都成章 - 洛星
城陽 - 京都教育大附

【Kゾーン】
 - 南陽
向陽 - 京都八幡

【Lゾーン】
塔南 - 京都両洋
鳥羽 - 北稜

【Mゾーン】
東稜 - 南丹
莵道 - 東山

【Nゾーン】
京都共栄 - 網野・福知山
府立工・宮津 - 久美浜

【Oゾーン】
大江 - 加悦谷・東舞鶴
綾部 - 海洋

【Pゾーン】
福知山成美 - 峰山西舞鶴
舞鶴工専 - 日星

冬を越えて秋とはチームもガラッと変わったチームもあると思いますので、予想はしづらいですが、センバツ21世紀枠に選ばれるか話題をさらった洛星が京都成章と初戦でJゾーンで対決するのは楽しみ。

この2チームは秋一次戦で当たり、その試合は成章が9 ‐ 2で7回コールド勝ちをしています。

Iゾーンの龍谷大平安と京都外大西が初戦を突破すると、二次戦をかけて早くも対決するのも楽しみです。

北部はPゾーンに秋季大会に進出した4チームすべてが揃いました。

その他、秋季大会ベスト4の東山、京都翔英、乙訓もそれぞれ違うグループに入り、有力チームの早い時点での対戦も先に触れたようにありますが全体の印象としては、比較的バラけた感じを受けます。

今年はセンバツに10年ぶりに京都勢は出場ゼロ。
全国クラスのチームが現時点では無いわけですから、前チームに注目期待したいです。

夏に向けて、京都勢全体の巻き返しを期待しています。

第89回センバツ出場校決定!

2017年1月27日(金)、第89回のセンバツ出場校が発表されました。

個人的に大注目をしていた21世紀枠は岩手の不来方(こずかた)、高知の中村、岐阜の多治見の3チーム。

中村は40年ぶり2回目。その当時は阪急などで活躍した山沖投手を擁し準優勝。12人のチームで「二十四の瞳」と話題になったチームでした。今回は21世紀枠といえ、土佐や明徳義塾といった実力校を倒し秋季高知大会を優勝している実力派のチームです。

そして不来方、多治見は春夏通じての初出場ですが、多治見も秋季岐阜大会を優勝。不来方もわずか10名の部員ながら岩手大会を準優勝。その後の東北大会も甲子園の常連、八戸学院光星に接戦を演じた実力チームです。残念ながら故郷京都から初出場が期待された洛星は補欠校となりました。

次に、北海道から北海第一が2年連続2回目の出場。
昨年は初戦で千葉の木更津総合に敗退。
今年はその悔しさを晴らして欲しいですね。

東北からは御馴染みの2チームが出場。
まずは東北チャンピオンの仙台育英(宮城)が2年ぶり12回目。今年も長谷川投手という評判の高いサウスポーを擁し、悲願の初優勝なるか注目が集まります。
そしてもう1チームは盛岡大付属(岩手)が4年ぶり4回目の出場。
昨今大型選手が目立つ岩手勢。今チームも平松投手など層の厚いチーム。
21世紀枠の不来方と合わせて岩手勢が2チーム出場するのは長いセンバツ史上初めてとなりました。

関東からは昨夏甲子園覇者の作新学院(栃木)が5年ぶり10回目の出場。
大黒柱だった今井投手が西武に入団。新しいチームに代わりましたが、夏春連覇に挑みます。
関東2位で出場は東海大市原望洋(千葉)。7年ぶり2回目の出場。前チームにはロッテに3位で入団した島投手がいましたが、今チームも速球派の金久保投手を擁しています。
次に前橋育英(群馬)が6年ぶり2回目。
昨夏の甲子園を経験したメンバーも多く残り楽しみな存在。
機動破壊で有名な健大高崎(群馬)も2年ぶり3回目の出場となりました。

昨秋の決勝戦を観戦した東京早稲田実が4年ぶり21回目。日大三が6年ぶり19回目のW出場となりました。
早稲田実は今大会注目の清宮選手に、都大会決勝でもサヨナラホームランを放った野村選手らスター選手がそろいますが、日大三にも金成選手といった注目選手が所属し活躍が期待されます。

次に北信越からは福井工大福井が2年連続5回目の出場。
昨秋の明治神宮大会は初戦敗退ながら、優勝した履正社と1点差の好ゲームを演じました。
高岡商(富山)も7年ぶり5回目の出場です。

東海からは静岡(静岡)が2年ぶり16回目の出場。
共に速球派の左の池谷投手、右の竹内投手を擁し上位進出を狙います。
至学館(愛知)は春初出場(夏は第93回大会に出場し、東大阪大柏原に8-1で初戦敗退)。当時話題になった「J-POP風校歌」が甲子園に流れるか、注目です。

近畿は昨秋明治神宮大会を優勝した履正社(大阪)が3年ぶり7回目。
前回は決勝で近畿対決、龍谷大平安に敗れましたが準優勝。
今大会は安田選手という注目のスラッガーを擁し、初の甲子園チャンピオンを目指します。
神戸国際大付(兵庫)は7年ぶり4回目。猪田捕手らを中心に総合力の高いチームです。
甲子園常連の大阪桐蔭(大阪)は3年連続9回目。
根尾選手、藤原選手などのスーパー1年生を擁し今年も優勝候補の一角を占めてくると思います。
滋賀学園(滋賀)は2年連続2回目の出場。
前回のベスト8進出に貢献した神村投手、後藤捕手も残り総合力の高いチームです。
昨年のセンバツを制した智辯学園(奈良)は2年連続11回目の出場。
太田選手らも残り連覇に挑みます。
昨年は悔し涙を飲んだ報徳学園(兵庫)が3年ぶり21回目。
名将永田監督がこの大会を最後に勇退されるとのこと。有終の美を飾れるか注目。
そして「神宮枠」として高田商(奈良)も23年ぶり3回目の出場となりました。

中国からは宇部鴻城(山口)が2年ぶり3回目の出場。
嶋谷選手らを擁し、春甲子園初勝利を目指します。(夏は第94回大会で2勝)
市呉(広島)は春夏通じて初出場。
創志学園(岡山)は2年連続3回目の出場となります。

四国からは甲子園常連の明徳義塾(高知)が2年連続17回目の出場。
昨年は無念の初戦敗退。四国王者として久しぶりの上位進出を目指します。
そして帝京五(愛媛)は48年ぶり2回目の出場となりました。

ラスト、九州福岡大大濠(福岡)が26年ぶり4回目の出場。
夏は第71回大会でベスト8まで進出していますが、春はまだ甲子園未勝利。
三浦投手、古賀捕手の注目バッテリーを擁して虎視眈々と上位を狙います。
東海大福岡(福岡)は32年ぶり2回目の出場。
東海大五から校名代わり初の甲子園出場となりました。
名門熊本工(熊本)は10年ぶり21回目の出場。
前回出場時はベスト4まで勝ち進んでいます。
そして最後は秀岳館(熊本)は2年連続3回目の出場。
昨年は横浜DeNAに3位で入団した松尾選手、ソフトバンクに3位入団の九鬼捕手などを擁し春夏ベスト4。
今大会も甲子園経験者を多く残し悲願の甲子園優勝なるか注目です。

この後は3月10日に組み合わせが決定。
3月19日に開幕します。

残念ながら我が京都勢は第79回大会以来、10年ぶりに出場ゼロと寂しい春になりました。
京都勢は夏への巻き返しを期待したいです。

いよいよ球春到来!
楽しみです。

2016年印象に残った試合ベスト10

昨年に続いて、その年度で観戦した試合。
印象に残ったベスト10を完全主観で発表します。

今年は昨年と少し趣旨を変えて京都だけでなく、全国大会を含めた試合の中で印象に残った試合とします。

対象は2015年秋季大会、2016年センバツ、2016年両丹総体、2016年春季大会、2016年夏季大会、2016年夏の甲子園とします。

まず10位から。

【第10位】
育英 VS 須磨翔風(春季兵庫大会)

須磨翔風の才木投手

ドラフト会議では阪神タイガースから3位指名を受けた、須磨翔風右の本格派・才木投手と、育英の左腕エース・山本投手による素晴らしい投手戦。

何度か須磨翔風もチャンスは作りながら、育英が耐える展開。
最後は延長12回、育英がサヨナラ勝ちを収め、夏なさがら須磨の選手たちが悔し涙を流していたのも印象的な試合でした。
(写真は須磨翔風の才木投手)

[ 試合結果 ]
育英1-0須磨翔風

【第9位】
洛星 VS 立命館宇治(春季京都大会)

洛星逆転の場面

前年のセンバツに出場した選手も何名か残る立命館宇治に対し、チャンレンジャーの立場の進学校・洛星。

序盤立命館宇治が優位に試合を進めるも、中盤、見事な集中力で逆転勝利。後輩世代達も躍進し、現時点で2017年センバツの21世紀枠の話題校に名前が挙がっています。
(写真は7回表、洛星逆転の場面)

[ 試合結果 ]
洛星5-3立命館宇治

【第8位】
京都国際 VS 日星(春季京都大会準々決勝)

2打席連続ホームランの清水選手

2016年の京都大会を語る上で欠かせない両チーム。
大躍進の一年になりました。

そしてこの試合、一躍名を上げたのは京都国際の清水選手。
2打席連続のホームラン、8打点の大活躍。
ドラフト会議ではソフトバンクホークスの育成5位指名を受けました。
(写真は2打席連続ホームランの清水選手)

[ 試合結果 ]
京都国際11-4日星

【第7位】
明石商業 VS 福知山成美(秋季近畿大会)

明石商業サヨナラ勝ちの瞬間

兵庫大会優勝の明石商業に対し、京都2位の福知山成美は序盤から互角以上の展開に持ち込みます。

何度も大きなチャンスを作る成美の攻撃に耐える明石商業は、遂に延長11回、満塁から押し出し四球で劇的なサヨナラ勝ち。
この後、センバツにも出場しベスト8進出と大きな飛躍を遂げました。
(写真は明石商業サヨナラ勝ちの場面)

[ 試合結果 ]
明石商業4-3福知山成美

【第6位】
滋賀学園 VS 光泉(夏の滋賀大会準々決勝)

スリーランホームランを放ちホームに還る馬越選手(右から2人目)

センバツベスト8の滋賀学園と、春季滋賀大会優勝の光泉による実力チーム同士の大一番。

序盤から滋賀学園の打線が爆発し、中盤ではコールドゲームかと思えた展開でしたが、終盤、光泉が春季王者の意地を見せ、準々決勝に相応しいナイスゲームになりました。
(写真は初回、スリーランホームランを放った滋賀学園の馬越選手)

[ 試合結果 ]
滋賀学園12-9光泉

【第5位】
塔南 VS 京都成章(夏の京都大会)

明河選手の逆転サヨナラ二塁打

春季大会準優勝で、優勝候補の一角として戦った公立の塔南は、京都成章に序盤から自慢の投手陣が捕まり劣勢に。

9回裏の塔南の攻撃は3点ビハインドで迎える展開。
しかし粘る塔南が奇跡の逆転サヨナラ勝利で、この大会ベスト4まで進出しました。
またその後、成章の選手たちが一緒にスタンドで塔南を応援し続けたことも印象的でした。
(写真は明河選手の逆転サヨナラタイムリーヒット)

[ 試合結果 ]
塔南9-8京都成章

【第4位】
福知山成美 VS 塔南(夏の京都大会準決勝)

盛り上がる福知山成美の3塁側ベンチ

秋季大会準優勝ながら、春季はまさかの一次戦敗退に終わった福知山成美と、春季大会準優勝、西原投手、築山投手と強力な投手陣擁し初の甲子園を目指す塔南の一戦。

序盤から成美打線が、塔南の西原投手を攻め4回裏の深尾捕手の右中間スタンドへ飛び込むツーランホームランで4-0とリード。
そのままリードを保ち成美が勝利。
この後、決勝では京都翔英に敗れ甲子園復活はなりませんでしたが、とてもいいムードのチームカラーが印象的でした。
(写真は4回裏ツーランホームランで盛り上がる成美ベンチ)

[ 試合結果 ]
福知山成美4-0塔南

【第3位】
京都翔英 VS 塔南(春季京都大会決勝)

チャンスで打席に迎う石原選手

秋季大会4位の後、前任の太田監督が退任され、東邦や早稲田大で現役時代活躍された浅井監督が就任され挑んだこの春の大会。

準決勝では龍谷大平安を破り、好投手・築山投手擁する塔南との春の頂点を賭けて対決。
最終回はエース瀧野投手が三者連続空振り三振と熱投をみせ初の優勝。
翔英は勢いそのまま夏も制し、初の夏の甲子園に出場しました。
(写真は楽天ゴールデンイーグルスからドラフト8位指名された石原捕手)

[ 試合結果 ]
京都翔英4-2塔南

【第2位】
富山第一 VS 中越(夏の甲子園一回戦)

隣県対決になったこの試合。
MAX130キロ前後の中越エース左腕・今村が快投。

9回1死までノーヒットピッチングも、最後は4番・狭間選手の初安打が長打となり、続く河原選手のサヨナラタイムリーヒットで富山第一が劇的な勝利を納めた一戦。
記録達成はなりませんでしたが、中越も記憶に残る素晴らしい試合でした。

[ 試合結果 ]
富山第一1-0中越

【第1位】
龍谷大平安 VS 明徳義塾(センバツ一回戦)

2回の打席では凡退した岡田選手

一回戦屈指の好カードとされた名門チーム同士の対決。
序盤、どちらに転んでもおかしくない展開でしたが、圧巻は3回表の平安。
(写真は甲子園の写真が規定により使えないため、夏の京都両洋戦での岡田選手)

1死後、主砲橋本選手がレフトスタンドへ勝ち越しホームランを放つと、新2年生になったばかりの岡田選手がセンターバックスクリーンへ弾丸ライナーのホームラン。
「清宮世代」の岡田選手に大きくスポットが当たった大会にもなりました。

平安はこの後も追加点を挙げ7-1で勝利すると、そのままベスト4へ。
2年ぶりの優勝はなりませんでしたが、京都の高校野球ファンを熱く盛り上げてくれたチームでした。

またこの試合、明徳の4番を張った古賀捕手はヤクルトスワローズからドラフト5位指名を受けてプロ入りを果たしました。
初回、2死1塁からライト線を破り、先制タイムリー長打かと思われた場面がありましたが、平安の好守備の前に金田選手がホームでアウトになったシーンがあったことも付け加えたいと思います。

[ 試合結果 ]
龍谷大平安7-1明徳義塾

秋季京都大会を振り返って(1)

2016年の秋季京都大会を振り返ってみたいと思います。

まず大会としては、古豪・東山が22年ぶり9回目の優勝で幕を閉じました。
一次戦から、京都国際、鳥羽、立命館宇治をそれぞれ撃破し、二次戦に入っても峰山、福知山成美龍谷大平安京都翔英と昨今の京都大会上位常連校との対戦が続きましたが全勝。
文句なしの戦績で文字通り「自力優勝」を決めました。

140キロを越す投手陣や、大型のスラッガーが秋時点では不在でしたが、チームワークの良さ、次の塁を狙う姿勢、そして熱さが今チームは目立っての復活でした。

優勝旗を受け取る長谷川選手

閉会式で優勝旗を受け取る東山ナイン

最近の東山のイメージと言えば、打線の元気なチームという印象を持っていますが、今チームも打線は活発なチーム。
すでに近畿大会の初戦で報徳学園に敗れ、久しぶりのセンバツ出場はほぼ絶望となりましたが、「かわす」投球が、東山に関わらず、今秋の京都には目立った印象があります。

近畿大会では、京都翔英、龍谷大平安とも投手陣が打たれ、それぞれ初戦敗退。
決して140キロ超のストレートが全てとは思いませんが、力勝負にも打っでれる力強さをこの冬に、各チームに加わることを期待したいと思います。

そして今秋、衝撃が走ったのは近畿大会後に、京都翔英の浅井監督が急にお亡くなりになられました。

昨秋は太田前監督でベスト4ながらも、突然の監督交代劇。
いろいろな事があったかもしれませんが、浅井監督就任後は、周知の通り、春季大会優勝、夏の甲子園初出場と素晴らしい躍進。

プロ野球楽天に入団した石原捕手、瀧野投手などの主力が抜けた今チームも、阿部主将を中心に素晴らしいチームワークで準優勝。
来春以降さらに「浅井カラー」を出していかれることを楽しみにしていましたが、一高校野球ファンとして寂しく、残念としか言えません・・・

謹んでお悔やみを申し上げます。

今秋も京都翔英を準優勝に導かれた浅井監督

今秋も京都翔英を準優勝に導かれた浅井監督

今秋の京都翔英は、先に触れた石原捕手が引退しましたが、夏の甲子園を経験した阿部選手、川本選手、新田選手らを中心に変わらず打線は強力。

この秋の時点では京都最強の打力ではなかったかと思います。
しかし攻撃力とすれば、走塁面での課題も感じました。
2塁にランナーを置きながら、1安打でホームに戻れないといったシーンも目立ちました。

加えて瀧野投手が抜けた後、中心になる投手が作れなかったようにも見えました。
クローザーとして阿部選手が大車輪の活躍を求められるチームだと思いますが、春にはエースナンバーを引き継いだ内橋投手らが、さらに力強く成長していることを期待したいと思います。

その2へ続く

秋季京都大会を振り返って(2)

優勝した東山、京都翔英と共に近畿大会へ進んだのは、3位の龍谷大平安でした。

一人閉会式に参加した平安・山本主将

3位の表彰を受ける平安・山本主将

秋季大会4連覇のかかったこの大会は、準決勝・東山戦に敗れその夢は達成できませんでした。
近畿大会でも大阪桐蔭に初戦でコールド負けを喫し、5年連続のセンバツ出場は絶望的となりました。

今大会は、今春センバツベスト4の立役者、市岡投手や、橋本選手など投打の主力が引退し、1年生を多く使った若いチームでした。

二次戦が始まった頃の小寺投手は、奪三振も多く安定感抜群でしたが、終盤は疲れもあったでしょうが、精細を欠く場面も目立ちました。
控えの島田投手含め、春にはパワーアップし夏の甲子園で通算100勝を目指して欲しいと思います。

打線もセンバツ明徳義塾戦で弾丸ライナーのホームランを放った岡田選手が残っています。
チーム全体がまだ大人しく、3年生になる世代がもっと元気にチームを引っ張って、強い平安を見せて欲しいと思います。

そしてベスト4にもう一チーム残ったのは効率の乙訓。

準々決勝・塔南戦での乙訓ベンチ

準々決勝・塔南戦での乙訓ベンチ

印象に残っているのは一次戦、同志社国際を破り二次戦進出を決めた後の立命館宇治と鳥羽の試合。
何名かの乙訓の保護者の方も観戦されていたのですが「(立宇治と鳥羽に)当たらなくて良かった」とこぼされていました。

関係者の方も一戦一戦成長していくチームに驚かれたのかもしれません。
しかし、準決勝3位決定戦は勝っていてもおかしく内容。
近畿大会へ出場した3チームと大きな力差はないほど、チーム力は大きく成長しました。

しかし、「あと一歩」が続くのも乙訓のイメージ。
来春はその壁を越え、悲願の甲子園を掴んで欲しいなぁと思いますし、それを期待できるチームだと思いますので期待したいと思います。

その3へ

秋季京都大会を振り返って(3)

ベスト8組で印象に残ったのは、まず北嵯峨。
かつて北嵯峨を夏の甲子園でベスト8に導き、以後鳥羽、立命館宇治の監督としても甲子園に出場された、京都を代表する名将・卯瀧監督の息子さんが監督に。

元気のいいチームで一次戦は敗者復活からの勝ちあがりでしたが、京都翔英戦も最後まで抵抗してみせるなど、春以降も京都を盛り上げてくれそうな雰囲気を感じるチームでした。

北嵯峨の卯瀧新監督

北嵯峨の卯瀧新監督

福知山成美も能力の高いチーム。
今チーム、恐らく夏も活躍した藤山投手がエースナンバーを背負う予定だったと思いますが、直前で故障のためこの秋はベンチ入りならず。

東山戦しか観戦していませんが、打線は京都翔英にも匹敵する実力があると思いますし、ここに藤山投手が戻り、この秋主戦を務めた中島投手らと強力な投手陣が作れれば、一躍、夏の甲子園の有力チームに躍り出ることも十分ありえる布陣だと思います。

そして、この秋話題性十分。
現時点において、21世紀枠での甲子園出場の可能性もある進学校の洛星。

好投手・水江投手を中心に、前評判の高かった大谷を倒すなど「洛星旋風」を起こしました。

ベスト8進出を決めた直後の洛星・水江投手ら

ベスト8進出を決めた直後の洛星・水江投手ら

築山投手、西原投手という強豪私立でも滅多にない程の豪華投手陣を誇った塔南も、その両投手が引退。
新たに大江投手がエースを引き継ぎ、ベスト8まで勝ちあがりました。

まだまだ攻撃力や、スケールは前チームと比べると物足りなさもありますが、逆に言えば伸びしろの大きいチームだと思いますので、来春を期待したいと思います。

その4へ

秋季京都大会を振り返って(4)

ベスト8以外のチームで総合力が高そうに感じたのは立命館宇治。
二次戦初戦での乙訓戦
個人的にはまさかのコールド敗退でした。

一次戦から3試合観戦しましたが、攻撃のリズム・型をしっかりと持っていますし、夏も経験した玉田投手もそうは打たれない好投手だと思います。

ただ春への課題とすれば、その玉田投手を中心とした投手陣でしょうか。
東山、鳥羽、乙訓などの実力チームには捉えられていました。
夏に甲子園に戻るためには上位チームにも負けないスケールアップが必要と思います。
総合力は高く個人的には、この秋優勝候補と見ていただけに、期待を込めて春を楽しみに待ちたいと思います。

京都成章も気になるチーム。
一次戦の洛星戦では力の差を見せてのコールド勝ちを収めていただけに、二次戦、力を発揮しきれなかったことは残念でした。

このチームも北山投手、川岸選手など前チームの経験者も多くまた、北村投手と言ったさらに若い世代にも有望な選手がいますので、春以降の巻き返しに期待したいと思います。

洛星に敗れ話題を持っていかれましたが、大谷も力のあるチームでした。
本城選手という中心選手もいますし、春以降の巻き返しは十分にあるチームだと思います。

峰山は12名の部員数ながらもチーム一丸となって、二次戦も初戦を勝ちベスト16まで勝ち上がりました。

峰山の新エース森投手

峰山の新エース森投手

そしてその峰山に敗れた洛西も毛利投手が夏から残り、春以降に楽しみが持てるチームだったと思います。

京都学園は例年「投高打低」のイメージがありましたが、今チームは竹中投手という好投手だけでなく、打線も活発なチーム。
京都翔英戦はあと一歩のところで「金星」を逃しましたが、名門復活へ期待が持てるチームだと思います。

立命館も夏を経験している多田投手ら、体格も良くスケールは大きそうなチーム。

その立命館に一次戦敗れながらも、京都外大西を破って二次戦にコマを進めた桂も、変則的な左腕・岡投手など面白いチームだと思います。

また一次戦で敗退したチームの中でも鳥羽はスケールの大きさを感じたチームでした。
島部投手はこの秋不調でしたが、ブルペンで見たその球威は威力も十分。
この冬の成長次第では、十分に夏の甲子園を狙える実力があると思いますので期待をしたいと思います。

また面白いチームと思ったのは同志社国際。
今チーム、ポテンシャルの高い選手も多く所属していますので、強豪チームにとって侮れない存在になってくるのではと思います。

また前チームから緒方選手等、主力が多く引退し新しいチームに生まれ変わったのは京都外大西も同様。
一次戦の洛東戦のみの観戦でしたが、打線は変わらず活発なチームでした。

一部では、近畿大会で3チームとも初戦で敗退したことを受け、今年の京都はレベルが低い・・・等とも言われてはいますが、決してそうは感じなかったこの秋でした。

まだまだ経験の浅いチームが例年より多く、手探りで戦っている感じが非常に強く感じました。
この冬の過ごし方一つで、この秋とは見違えるようなチームが春には出てくると思います。

また一部では、新たに強化に乗り出すチームなどの噂も現時点であったりもします。

来春、この秋とはまた勢力図も書き換わる可能性も高い、「戦国京都」。
グラウンドで元気な球児達のプレーを見れることを楽しみにしています。

[ 決勝 ] 早稲田実業 VS 日大三

2016年11月3日、秋季東京都大会決勝

神宮球場

【スタメン】※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

スターティングメンバー

日大三

5 井上
8 長谷川
1 櫻井
7 比留間
3 金成
6 日置
9 岡部
4 金子
2 津原

早稲田実

7 福本
8 横山
3 清宮
5 野村
9 小西
2 雪山
4 橘内
1 中川
6 野田

試合開始前から、清宮選手など大注目だったこの一戦。
当初14時試合開始(六大学新人戦のため14時半に途中で変更)、12時半にチケット販売開始でしたが、9時半頃ですでに大行列でした。

裁判が始まる前グレート近い、スタジアムniの外に、ランク

チケット発売数時間前でも球場周辺にはこの大行列

東京は優勝チームがセンバツに選出される流れになっているため、事実上勝った方が甲子園を決める夏の予選のような緊張感のある試合。

11年ぶり10回目の優勝を目指す早稲田実業か、6年ぶり13回目の優勝を目指す日大三か。

試合前ノックを受ける清宮選手(左端)

試合前ノックを受ける清宮選手(左端)

日大三名将・小倉監督のノック

日大三名将・小倉監督のノック

先攻・日大三、後攻・早稲田実業でプレーボール。
まず守る早稲田実業は背番号18の右腕、中川選手が先発。

早稲田実業先発の中川選手

早稲田実業先発の中川選手 

1回表、日大三の攻撃。

先頭・井上選手がレフト線へ二塁打で出塁すると1死後、3番・櫻井選手の打席でパスボールがあり、1死3塁とチャンスを広げます。
櫻井選手は四球で繋ぎ、1死13塁から、4番・比留間選手のセカンドゴロの間に1点先制を先制します。

井上選手が先制のホームイン

井上選手が先制のホームイン

尚2死1塁から、5番・金成選手がライト前ヒットでチャンスを広げますが、日置選手がセンターフライに倒れ、この回は1点に終わります。

左が金成選手、右が清宮選手

左が金成選手、右が清宮選手

替わって守りにつく日大三の先発は、背番号8の櫻井投手。

日大三先発の櫻井投手

日大三先発の櫻井投手

1回裏の早稲田実業の攻撃は、140キロ超のストレートと、変化球を武器に2つの三振を含む、三者凡退に抑え上々の立ち上がりを見せます。

注目の清宮選手は空振りの三振に倒れます。

第一打席の清宮選手

第一打席の清宮選手

1点を追う早稲田実業は2回裏。

先頭・4番の野村選手が四球で出塁すると、パスボールと犠打で1死3塁とすると、6番・雪山選手のセカンドゴロがフィルダースチョイスを誘い1-1の同点に追いつきます。

野村選手が同点のホームイン

野村選手が同点のホームイン

3回表の日大三。

2死から櫻井選手、比留選手が連続で出塁すると、金成選手がショートへの内野安打で繋ぎ2死満塁としますが、ここは日置選手がショートゴロで無得点に終わります。

日大三の「怪物」金成選手

日大三の「怪物」金成選手

4回表も日大三は7番・岡部選手のセンター前ヒットや犠打などで、2死3塁とチャンスを広げたところで、早稲田実業は早くも背番号10の左腕・赤嶺投手へ継投し、ピンチを脱します。

早稲田実業の赤嶺投手

早稲田実業の赤嶺投手

ピンチの直後の4回裏・早稲田実業の攻撃。

先頭・4番の野村選手がショートへの内野安打で出塁すると、犠打と6番・雪山選手のライト前ヒットで1死13塁とします。

三塁へ進む野村選手

三塁へ進む野村選手

このチャンスで7番・橘内選手が右中間を破る走者一掃の二塁打を放ち2点を勝ち越し、3-1と早稲田実業がこの試合、初めてリードします。

タイムリー2塁打の橘内選手

タイムリー2塁打の橘内選手

さらに赤嶺選手が犠打で送り、2死3塁とすると9番・野田選手のファーストへの内野安打で1点を追加。
4-1とリードを広げます。

タイムリー内野安打の野田選手

タイムリー内野安打の野田選手

しかしその直後の5回表の日大三。

1死後、3番・櫻井選手が四球で出塁すると、4番・比留間選手のレフト前ヒットで1死12塁とすると、5番・金成選手がライトスタンドへ同点のスリーランホームラン!
4-4の同点に追いつきます。

スリーランホームランの金成選手

スリーランホームランの金成選手

5回裏の早稲田実業の攻撃。

2死走者無しから4番・野村選手がサードへの内野安打を放ちますが、この打席で櫻井投手は144キロを計測するなど6回を終えた時点ですでに9つの奪三振を奪います。

7回裏も櫻井投手が圧巻の投球。

先頭・1番の福本選手がライト前ヒットを放つも、横山選手を空振り三振に取ると、清宮選手を126キロの変化球で4打席連続で三振に取り、1年生の4番・野村選手も空振り三振に終わり、3者連続三振。

7回で12奪三振を奪う投球内容を見せます。

野村選手を三振に取った櫻井投手

野村選手を三振に取った櫻井投手

直後の8回表の日大三。

2死から7番、岡部選手がセンター前ヒットで出塁すると、途中出場の8番・大西選手もライト前ヒットで2死13塁とチャンスを作りますが、津原 選手がショートゴロに倒れ無得点に終わります。

三塁に進む岡部選手

三塁に進む岡部選手

4-4のまま迎えた9回表の日大三の攻撃。

早稲田実業は背番号16の石井投手へ継投します。

早稲田実業の3番手、石井投手

早稲田実業の3番手、石井投手

先頭1番・井上選手が四球で出塁すると、犠打と櫻井選手も四球で12塁。
4番の比留間選手が遊ゴロで2死12塁となったところで、この試合、ホームランを含む4打数3安打と当たっている5番・金成選手を迎えます。
ここでレフィト線へ走者一掃のタイムリー2塁打を放ち、日大三が6-4と土壇場で2点のリードを奪います。

6点目のホームを踏む比留間選手

6点目のホームを踏む比留間選手

3塁まで進んだ金成選手

3塁まで進んだ金成選手

勝負あったかと思われたこの試合。
ドラマは9回裏に待っていました。

先頭9番の野田選手がレフト前ヒットで出塁すると、1番・西田選手が左中間を破る三塁打でまず1点を返します。

3塁打の西田選手

3塁打の西田選手

続く横山選手が四球を選び、無死13塁となったところで、打席は注目の3番・清宮選手。

2球目でパスボールがあり早稲田実業、劇的な同点に追いつきます。

清宮選手の打席で同点のパスボール

清宮選手の打席で同点のパスボール

なお無死2塁で、清宮選手は5打席連続の三振に終わりますが、続く4番・野村選手がなんとライトスタンドへサヨナラ本塁打!

8-6で早稲田実業が劇的なサヨナラ勝利と、11年ぶり10回目の優勝。
そして来春の選抜出場をほぼ確定させました。

サヨナラホームランでホームに戻る野村選手

サヨナラホームランでホームに戻る野村選手

この試合、「清宮効果」もあったかと思いますが、試合開始前から地方大会ではまず見られない盛り上がり。

試合が決まった瞬間もまるでプロ野球の試合のような盛り上がりでした。

昨秋もたまたま日大三の試合を観戦しましたが、その試合にも野手として出場していた櫻井選手は140キロ超のストレートを操る主戦投手としてチームを引っ張りました。

そして野手では5番の金成選手。
こちらも2年生野手。清宮選手に注目度は負けているかもしれませんが、劣らずプロ注目の「怪物」だと思います。

勝った早稲田実業。
清宮選手一人のチームでないことを証明してみせた試合でした。
全員で櫻井投手を攻略し、執念で試合を逆転しました。

来春の選抜までには、この試合だけを見る限りでは、投手を中心にしたディフェンスもさらにレベルアップが必要になってくるかと思いますが、甲子園に「主役」が帰ってくることが待ち遠しいです。

日大三
100 030 002=6
010 300 004x=8
早稲田実

日 櫻井8 - 津原
早 中川18、赤嶺10、16石井 - 雪山

日H10 E0
早H10 E0

本塁打
日 金成③
早 野村②

【打撃成績】
日大三

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
5 井上 左線二塁打 二ゴロ (赤)一ゴロ 左飛 (石)四球
87 長谷川 空振三振 二ゴロ 投ゴロ 見逃三振 一前犠打
1 櫻井 パスボール
四球
四球 四球 一ゴロ 四球
73 比留間 二ゴロ(1) パスボール
四球
左前安打 遊ゴロ 遊ゴロ
3 金成 右前安打 遊安打 右越本塁打(3) 二ゴロ 左線二塁打(2)
8 八木
6 日置 中飛 遊ゴロ 二ゴロ 中飛 遊飛
9  岡部 中飛 中前安打 三邪飛 中前安打
4 金子 左前安打 三前犠打 三振
4 大西 右前安打
2 津原 三ゴロ併殺打 中飛 遊ゴロ 遊ゴロ

早稲田実業

選手名 第一打席 第二打席 第三f打席 第四打席 第五打席
7 福本 見逃三振 見逃三振 空振三振 右前安打
二盗
左中間三塁打(1)
R9 西田
8 横山 右飛 一ゴロ 一ゴロ 空振三振 四球
3 清宮 空振三振 空振三振 見逃三振 空振三振 パスボール(1)
空振三振
5 野村 四球 遊安打 三安打 空振三振 右越本塁打(2)
97 小西 パスボール
投前犠打
投前犠打 三ゴロ 中飛
2 雪山 二ゴロ野選(1) 右前安打 空振三振 四球
4 橘内 中前安打 右中間二塁打(2) 三ゴロ 二ゴロ
1 中川 空振三振
1 赤嶺 旧三十犠 空振三振(振り逃げ)
H 須能 見逃三振
1 石井 見逃三振
6 野田 遊ゴロ 一安打(1) 遊ゴロ 左前安打


【投手成績】

日大三

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
櫻井 8 1/3 10 3 15 8 7

早稲田実業

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
中川 3 2/3 5 3 1 1 1
赤嶺 4 1/3 4 1 2 3 3
石井 1 1 2 0 2 2

[ 決勝 ] 東山 VS 京都翔英

2016年10月9日、秋季京都大会決勝

わかさスタジアム京都

【スタメン】※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

スターティングメンバー

京都翔英

9 新田広
7 田中
6 阿部
2 川本
7 新田大
3 岡田
5 大谷
4 瓜田
1 高田

東山

3 田中
8 宮口
9 増田
5 長谷川
7 高倉
6 村井
2 大杉
1 小山
4 木村

22年ぶりの優勝を目指す東山。

この秋、目だった東山試合前の「儀式」

この秋、目だった東山試合前の「儀式」

4年ぶりの優勝。
さらには2016年の春、夏、秋と3シーズン連続での京都チャンピオンを目指す京都翔英の決勝戦。

いつもと異なり、試合前に円陣組む翔英ナイン

いつもと異なり、試合前に円陣組む翔英ナイン

まず守る東山は1年生右腕・背番号10の小山投手が先発します。

東山先発の小山投手

東山先発の小山投手

1回表の京都翔英。

2死走者無しから、 阿部選手がセンター前ヒットで出塁すると、続く川本選手もライト前ヒットを放ちますが、阿部選手が三塁を狙いタッチアウト。
チャンスを広げることができません。

替わって守りにつく京都翔英は、背番号11。
右横手投げの高田投手が先発。

京都翔英先発の高田投手

京都翔英先発の高田投手

1回裏の東山の攻撃は三者凡退と、高田投手、上々の立ち上がりを見せます。

2回表も京都翔英は先頭、5番・新田大選手のセンター前ヒットなど、2本のヒットが出ますが、攻撃がちぐはぐで無得点に終わります。

すると直後の2回裏の東山。

先頭・4番の長谷川選手が四球で出塁すると、連続内野ゴロで3塁まで進み、2死13塁と先制のチャンスを広げますが、8番・小山選手がライトフライに倒れ無得点に終わります。

3塁へ進塁した長谷川選手

3塁へ進塁した長谷川選手 

東山は4回、5回もチャンスを作りますが、あと一本が出ずに無得点。
対する京都翔英は、3回、4回、5回は無安打と、東山の小山投手に上手くかわされたまま、両チーム無得点で前半の5回を終了します。

6回裏の東山の攻撃から、京都翔英は2番手に背番号10、左腕の坂田投手を送ります。

翔英2番手の坂田投手

翔英2番手の坂田投手 

代わり端、先頭3番・増田選手がセンター前ヒットを放つと、犠打と内野ゴロで2死3塁としますが、村井選手がサードゴロに倒れ、東山またもチャンスを生かすことができません。

3塁まで進んだ増田選手

3塁まで進んだ増田選手

好投を続ける、東山の小山投手でしたが、7回表・ 京都翔英、1死走者無しから、5番・新田大選手に投手強襲ゴロで、一時ベンチに下がり治療を受けますが、7回を投げきり被安打5、与四死球1つ、無失点と素晴らしい投球内容を見せてくれます。

依然0-0のまま迎えた7回裏・東山。

2死走者無しから9番・木村選手が死球で出塁すると、1番・田中選手が劇的なレフトオーバーの本塁打を放ち2点を先します。

先制ホームランの田中選手

先制ホームランの田中選手

8回表の京都翔英の攻撃から、東山はエース金和投手へ継投。

代わり端、三者凡退に抑えます。

東山エースの金和投手

東山エースの金和投手

対する翔英も、8回裏からエース内橋投手が登板し、三者凡退と2-0のまま、最終回の京都翔英の攻撃を迎えます。

翔英エースの内橋投手

翔英エースの内橋投手

9回表の京都翔英。

先頭2番・田中選手がセンター前ヒットで出塁します。

ヒットで出塁の翔英、田中選手

ヒットで出塁の翔英、田中選手

この場面で、東山はマウンドで円陣を組み、気合を入れ直します。

東山マウンドで円陣

東山マウンドで円陣

2死から5番・新田大選手がライト前へヒットを放ち、12塁と同点のランナーを出しますが、翔英の攻撃はここまで。
最後は岡田選手がセンターフライに終わり無得点に終わり試合終了。

東山が22年部ぶり9回目の優勝を飾りました。

優勝が決まり、歓喜にわく東山ナイン

優勝が決まり、歓喜にわく東山ナイン

田中選手の一振りで投手戦になった決勝戦は幕を閉じました。
前チームの原投手、主砲・安田選手のような投打の絶対的な軸があったチームではなかったと思いますが、チーム力の高さが際立った東山が久しぶりに京都の頂点に立ちました。

1年生の小山投手も、序盤こそ翔英打線に捉えられていましたが、3回以降はほぼ完璧な投球内容。
奪三振0ですが、完全に翔英打線が打たされていました。

そして京都翔英。
夏の甲子園に出場したため、新チーム結成が遅れましたが、甲子園経験メンバーも残り相変わらず高いチーム力、打撃力を見せてくれました。

この後、両チームとも、それぞれ兵庫2位の報徳学園、奈良1位の智辯学園に近畿大会初戦で敗れたため、来春センバツはほぼ絶望となりましたが、まだまだ伸びしろのあるチームだと思いますので、厳しい冬を乗り切り、さらにパワーアップした姿を両チームとも来春に見れることを期待しています。

京都翔英
000 000 000=0
000 000 20x=2
東山

翔 高田、坂田、内橋 - 川本
東 小山、金和 - 大杉

翔 H7 E2
東 H7 E0

本塁打
東 田中②

【打撃成績】
京都翔英

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席
9 新田広 一直 右飛 中飛 右飛
7 田中 右飛 四球 中飛 中前安打
6 阿部 中前安打 一ゴロ 中飛 空振三振
2 川本 右前安打 二飛 二ゴロ 中飛
7 新田大 中前安打 二ゴロ 投ゴロ 右前安打
3 岡田 二ゴロ併殺打 二ゴロ 右前安打 中飛
5 大谷 左前安打 遊ゴロ 投飛
4 瓜田 遊直 遊飛 (金)三振
1 高田 右飛
H 野口 左飛
1 坂田
H 林ヶ谷 遊飛
1 内橋

東山

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席
3 田中 三ゴロ 中前安打
二盗
左前安打 左越本塁打(2)
8 宮口 三邪飛 見逃三振 遊ゴロ 捕ゴロ
9 増田 中飛 左飛 中前安打 (内)二ゴロ
5 長谷川 四球 左前安打 投前犠打 二ゴロ失
7 高倉 二ゴロ 捕ゴロ併殺打 遊ゴロ 遊ゴロ併殺打
6 村井 二ゴロ 左前安打 三ゴロ
2 大杉 死球 牽制悪送球
空振三振
左飛
1 小山 右飛 (坂)一ゴロ
H 大西 空振三振
1 金和
4 木村 三飛 右前安打 死球


【投手成績】

京都翔英

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
高田 4 3 2 2 0 0
坂田 4 4 1 1 2 2
内橋 1 0 0 0 0 0

東山

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
小山 7 5 1 0 0 0
金和 2 2 0 2 0 0

[ 3位決定戦 ] 龍谷大平安 VS 乙訓

2016年10月9日、秋季京都大会3位決定戦

わかさスタジアム京都

【スタメン】※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

スターティングメンバー

8 松本
6 大本
3 前田
7 岡田
5 松田
9 金本
4 木村
2 田島
1 小寺

乙訓

9 吉田
8 横山
5 池田
3 大宅
2 牧
7 宮田
4 松本
1 川畑
6 大上

今年は京都が近畿大会へ3校出場できるため、この試合に勝ったチームが京都3位で近畿大会へ出場できる、選抜への夢を繋ぐ大一番です。

まず守る乙訓はエース右腕の川畑投手。

乙訓エースの川畑投手

乙訓エースの川畑投手

1回表の龍谷大平安の攻撃。

先頭・松本選手がレフト前ヒットで出塁すると、犠打と前田選手のショート後方へのポテンヒットで1死13塁とチャンスを迎えると、4番・ 岡田 選手が四球で繋ぎ満塁とします。

ここで、松田選手が右中間を破る2点タイムリー二塁打を放ち、まず平安が2点を先制します。

松田選手の先制タイムリー二塁打

松田選手の先制タイムリー二塁打

なおも平安は1死満塁のチャンスを作りますが、ここは後続が続けず2点に終わります。

替わって守りにつく龍谷大平安は、前日の東山戦でも140球近くを完投した1年生エース小寺投手が先発します。

平安のエース右腕、小寺投手

平安のエース右腕、小寺投手

1回裏の乙訓。

1死後、2番・横山選手が左中間へ二塁打を放つと、池田選手の四球。4番・大宅選手のライト前ヒットで1死満塁とチャンスを作ります。

大宅選手のライト前ヒット

大宅選手のライト前ヒット

この場面で5番・牧選手がセンター前へタイムリーヒットを放ち、まず1点を返しさらに1死満塁と乙訓のチャンスが続きます。

牧選手のタイムリーヒット

牧選手のタイムリーヒット

さらに2死となった後、7番・松本選手は押し出しのデッドボールとなり、2-2の同点に追いつきます。

池田選手が同点のホームイン

池田選手が同点のホームイン

同点に追いつかれた直後の2回表、龍谷大平安。

先頭9番・小寺選手がデッドボールで出塁すると、1死後、連続四球で1死満塁となり、主砲・岡田選手を迎えます。

龍谷大平安、主砲の岡田選手

龍谷大平安、主砲の岡田選手

しかし結果はまさかのセカンドゴロ併殺打に倒れ、平安、絶好の勝ち越しのチャンスを生かすことができません。

 

2-2の同点のまま迎えた5回表の龍谷大平安。

1死後、この試合2安打と当たっている5番・松田選手がレフトオーバーのソロホームランを放ち、均衡を破り3-2と平安が1点を勝ち越します。

平安松田選手の勝ち越しホームラン

平安松田選手の勝ち越しホームラン

乙訓はここで背番号11の右横手・赤井投手へ継投します。

乙訓2番手の赤井投手

乙訓2番手の赤井投手

このあと、さらに7番・木村選手のセンター前ヒットなどで2死満塁とすると、1番松本選手が押し出しの四球を選び、さらに1点を追加。
4-2と平安が2点をリードし前半の5回を終了します。

金本選手が4点目のホームイン

金本選手が4点目のホームイン

6回表の龍谷大平安の攻撃から、乙訓は3番手に背番号10の左腕・冨山投手をマウンドへ送ります。

乙訓3番手の冨山投手

乙訓3番手の冨山投手

代わり端、4番・ 岡田選手にはセンターの頭上を越えそうな、大飛球を打たれますが、横山選手の好プレーでアウトにするなど、平安の攻撃を三者凡退に打ち取ります。

4-2のまま迎えた8回裏の乙訓。

2死走者無しから4番・大宅選手はショートゴロエラーで出塁。
さらに続く牧選手の初球でパスボールがあり2塁へ進塁すると、またも
牧選手もショートゴロエラーで大宅選手がホームイン。
4-3と龍谷大平安のリードは1点となります。

大宅選手がホームイン

大宅選手がホームイン

9回表、龍谷大平安はノーヒットながら、2死23塁とチャンスを作るも無得点に終わると、直後の9回裏、乙訓が平安に襲いかかります。

まず先頭8番・冨山選手の代打・背番号16の中川選手がレフト前ヒットで出塁します。

ヒットで出塁の中川選手

ヒットで出塁の中川選手

続く大上選手の犠打、吉田選手の四球で1死12塁と一打同点の場面。
初回に二塁打を放っている、2番横山選手を迎えますが、カウントノーボール、2ストライクから中川選手がキャッチャーからの牽制死2死1塁となります。

万事休すと思われたこの場面で、横山選手の打球は左中間を破りそうな打球したが、松本選手の超ファインプレーに拒まれて試合終了。
4-3で龍谷大平安が勝ち、近畿大会への出場を決めました。

試合終了の瞬間

試合終了の瞬間

勝った平安。
この試合は、これまで奪三振の山を築いてきた小寺投手でしたが、さすがに連日の100球越えの投球で苦しい試合内容になりました。
龍谷大平安にはもう一人1年生に有望株で島田投手がいますが、この大会では登板無し。

春までの楽しみに取っておきたいと同時に、平安復活のためには同学年の小寺、島田投手でWエース体制が取れるほどに投手力をまずは底上げすることではないかと思います。

そして乙訓。
前日の京都翔英戦に続く最終回の粘りでしたが、あと一歩及ばず近畿大会出場はなりませんでした。

ただこの大会通じて、最も成長したチームはこの乙訓ではなかったかと思います。
主戦投手の川畑投手、冨山投手共、1年生。
あと一歩に終わったこの冬の悔しさをバネに、さらに飛躍した姿を春に見せて欲しいと思います。

龍谷大平安
200 020 000=4
200 000 010=3
乙訓

平 小寺 - 田島
乙 川畑、赤井孝、冨山 - 牧、薪谷

平 H7 E2
乙 H7 E0

【打撃成績】
龍谷大平安

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
8 松本 左前安打 守備妨害 四球 四球(1) 三飛
6 大本 捕前犠打 四球
パスボール
左飛 右飛 遊ゴロ
3 前田 遊安打 四球 三ゴロ (冨)右飛 四球
牽制死
7 岡田 四球 二ゴロ併殺打 左飛 中飛 二ゴロ
5 松田 右中間二塁打(2) 中前安打
二盗死
左越本塁打(1) 空振三振 四球
9 金本 死球 見逃三振 (赤)死球 左飛 死球
4 木村 右飛 二ゴロ 中前安打 遊ゴロ 投前犠打
2 田島 中飛 三直 一ゴロ 四球 中飛
1 小寺 死球 左中間二塁打 四球 右飛

乙訓

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
9 吉田 中飛 左飛 遊飛 二ゴロ 四球
8 横山 左中間二塁打 二ゴロ 空振三振 見逃三振 中飛
5 池田 四球 中飛 投ゴロ 二ゴロ
3 大宅 右前安打 三ゴロ 中前安打 遊ゴロ失
2 牧 中前安打(1) 二ゴロ 投前犠打 パスボール
遊ゴロ失(1)
4 吉雄
7 宮田 右飛 中前安打 遊ゴロ 中前安打
4 松本 死球(1) 一前犠打 遊邪飛
H2 薪谷 三ゴロ
1 川畑 三ゴロ 空振三振
1 赤井
1 冨山 空振三振
H 中川 左前安打
捕牽制死
6 大上 投ゴロ 三ゴロ 二ゴロ 一前犠打


【投手成績】

龍谷大平安

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
小寺 9 7 3 4 3 2

乙訓

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
川畑 4 1/3 6 4 1 3 3
赤井 2/3 1 3 0 1 1
冨山 4 0 4 1  0 0