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[ 3位決定戦 ] 龍谷大平安 VS 乙訓

2016年10月9日、秋季京都大会3位決定戦

わかさスタジアム京都

【スタメン】※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

スターティングメンバー

8 松本
6 大本
3 前田
7 岡田
5 松田
9 金本
4 木村
2 田島
1 小寺

乙訓

9 吉田
8 横山
5 池田
3 大宅
2 牧
7 宮田
4 松本
1 川畑
6 大上

今年は京都が近畿大会へ3校出場できるため、この試合に勝ったチームが京都3位で近畿大会へ出場できる、選抜への夢を繋ぐ大一番です。

まず守る乙訓はエース右腕の川畑投手。

乙訓エースの川畑投手
乙訓エースの川畑投手

1回表の龍谷大平安の攻撃。

先頭・松本選手がレフト前ヒットで出塁すると、犠打と前田選手のショート後方へのポテンヒットで1死13塁とチャンスを迎えると、4番・ 岡田 選手が四球で繋ぎ満塁とします。

ここで、松田選手が右中間を破る2点タイムリー二塁打を放ち、まず平安が2点を先制します。

松田選手の先制タイムリー二塁打
松田選手の先制タイムリー二塁打

なおも平安は1死満塁のチャンスを作りますが、ここは後続が続けず2点に終わります。

替わって守りにつく龍谷大平安は、前日の東山戦でも140球近くを完投した1年生エース小寺投手が先発します。

平安のエース右腕、小寺投手
平安のエース右腕、小寺投手

1回裏の乙訓。

1死後、2番・横山選手が左中間へ二塁打を放つと、池田選手の四球。4番・大宅選手のライト前ヒットで1死満塁とチャンスを作ります。

大宅選手のライト前ヒット
大宅選手のライト前ヒット

この場面で5番・牧選手がセンター前へタイムリーヒットを放ち、まず1点を返しさらに1死満塁と乙訓のチャンスが続きます。

牧選手のタイムリーヒット
牧選手のタイムリーヒット

さらに2死となった後、7番・松本選手は押し出しのデッドボールとなり、2-2の同点に追いつきます。

池田選手が同点のホームイン
池田選手が同点のホームイン

同点に追いつかれた直後の2回表、龍谷大平安。

先頭9番・小寺選手がデッドボールで出塁すると、1死後、連続四球で1死満塁となり、主砲・岡田選手を迎えます。

龍谷大平安、主砲の岡田選手
龍谷大平安、主砲の岡田選手

しかし結果はまさかのセカンドゴロ併殺打に倒れ、平安、絶好の勝ち越しのチャンスを生かすことができません。

 

2-2の同点のまま迎えた5回表の龍谷大平安。

1死後、この試合2安打と当たっている5番・松田選手がレフトオーバーのソロホームランを放ち、均衡を破り3-2と平安が1点を勝ち越します。

平安松田選手の勝ち越しホームラン
平安松田選手の勝ち越しホームラン

乙訓はここで背番号11の右横手・赤井投手へ継投します。

乙訓2番手の赤井投手
乙訓2番手の赤井投手

このあと、さらに7番・木村選手のセンター前ヒットなどで2死満塁とすると、1番松本選手が押し出しの四球を選び、さらに1点を追加。
4-2と平安が2点をリードし前半の5回を終了します。

金本選手が4点目のホームイン
金本選手が4点目のホームイン

6回表の龍谷大平安の攻撃から、乙訓は3番手に背番号10の左腕・冨山投手をマウンドへ送ります。

乙訓3番手の冨山投手
乙訓3番手の冨山投手

代わり端、4番・ 岡田選手にはセンターの頭上を越えそうな、大飛球を打たれますが、横山選手の好プレーでアウトにするなど、平安の攻撃を三者凡退に打ち取ります。

4-2のまま迎えた8回裏の乙訓。

2死走者無しから4番・大宅選手はショートゴロエラーで出塁。
さらに続く牧選手の初球でパスボールがあり2塁へ進塁すると、またも
牧選手もショートゴロエラーで大宅選手がホームイン。
4-3と龍谷大平安のリードは1点となります。

大宅選手がホームイン
大宅選手がホームイン

9回表、龍谷大平安はノーヒットながら、2死23塁とチャンスを作るも無得点に終わると、直後の9回裏、乙訓が平安に襲いかかります。

まず先頭8番・冨山選手の代打・背番号16の中川選手がレフト前ヒットで出塁します。

ヒットで出塁の中川選手
ヒットで出塁の中川選手

続く大上選手の犠打、吉田選手の四球で1死12塁と一打同点の場面。
初回に二塁打を放っている、2番横山選手を迎えますが、カウントノーボール、2ストライクから中川選手がキャッチャーからの牽制死2死1塁となります。

万事休すと思われたこの場面で、横山選手の打球は左中間を破りそうな打球したが、松本選手の超ファインプレーに拒まれて試合終了。
4-3で龍谷大平安が勝ち、近畿大会への出場を決めました。

試合終了の瞬間
試合終了の瞬間

勝った平安。
この試合は、これまで奪三振の山を築いてきた小寺投手でしたが、さすがに連日の100球越えの投球で苦しい試合内容になりました。
龍谷大平安にはもう一人1年生に有望株で島田投手がいますが、この大会では登板無し。

春までの楽しみに取っておきたいと同時に、平安復活のためには同学年の小寺、島田投手でWエース体制が取れるほどに投手力をまずは底上げすることではないかと思います。

そして乙訓。
前日の京都翔英戦に続く最終回の粘りでしたが、あと一歩及ばず近畿大会出場はなりませんでした。

ただこの大会通じて、最も成長したチームはこの乙訓ではなかったかと思います。
主戦投手の川畑投手、冨山投手共、1年生。
あと一歩に終わったこの冬の悔しさをバネに、さらに飛躍した姿を春に見せて欲しいと思います。

龍谷大平安
200 020 000=4
200 000 010=3
乙訓

平 小寺 - 田島
乙 川畑、赤井孝、冨山 - 牧、薪谷

平 H7 E2
乙 H7 E0

【打撃成績】
龍谷大平安

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
8 松本 左前安打 守備妨害 四球 四球(1) 三飛
6 大本 捕前犠打 四球
パスボール
左飛 右飛 遊ゴロ
3 前田 遊安打 四球 三ゴロ (冨)右飛 四球
牽制死
7 岡田 四球 二ゴロ併殺打 左飛 中飛 二ゴロ
5 松田 右中間二塁打(2) 中前安打
二盗死
左越本塁打(1) 空振三振 四球
9 金本 死球 見逃三振 (赤)死球 左飛 死球
4 木村 右飛 二ゴロ 中前安打 遊ゴロ 投前犠打
2 田島 中飛 三直 一ゴロ 四球 中飛
1 小寺 死球 左中間二塁打 四球 右飛

乙訓

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
9 吉田 中飛 左飛 遊飛 二ゴロ 四球
8 横山 左中間二塁打 二ゴロ 空振三振 見逃三振 中飛
5 池田 四球 中飛 投ゴロ 二ゴロ
3 大宅 右前安打 三ゴロ 中前安打 遊ゴロ失
2 牧 中前安打(1) 二ゴロ 投前犠打 パスボール
遊ゴロ失(1)
4 吉雄
7 宮田 右飛 中前安打 遊ゴロ 中前安打
4 松本 死球(1) 一前犠打 遊邪飛
H2 薪谷 三ゴロ
1 川畑 三ゴロ 空振三振
1 赤井
1 冨山 空振三振
H 中川 左前安打
捕牽制死
6 大上 投ゴロ 三ゴロ 二ゴロ 一前犠打


【投手成績】

龍谷大平安

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
小寺 9 7 3 4 3 2

乙訓

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
川畑 4 1/3 6 4 1 3 3
赤井 2/3 1 3 0 1 1
冨山 4 0 4 1  0 0

[ 準決勝 ] 東山VS 龍谷大平安

2016年10月8日、秋季京都大会準決勝

わかさスタジアム京都

【スタメン】※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

東山

3 田中
8 宮口
9 増田
5 長谷川
7 高倉
6 村井
2 大杉
1 金和
4 木村

龍谷大平安

8 松本
6 大本
3 前田
7 岡田
5 松田
9 金本
4 木村
2 田島
1 小寺

龍谷大平安が勝てば4年連続で秋季大会決勝進出。
対する東山は勝てば20年ぶりの決勝進出をかけた大一番。
勝ったチームは近畿大会への出場が決まります。

まず守る龍谷大平安はエース小寺投手。

平安エースの小寺投手
平安エースの小寺投手

1回表の東山。

先頭の田中選手がまずライト前ヒットで出塁すると、続く宮口選手が左中間を破る三塁打を放ち、いきなり1点を先制します。

田中選手が先制のホームイン
田中選手が先制のホームイン

さらに増田選手が四球で繋ぐと、4番・長谷川の投手ゴロで、宮口選手を三本間に挟まれますが、平安守備陣が乱れホームイン。
この後、さらに無死満塁とさらなるチャンスを作りますが、ここは平安小寺投手が踏ん張り無得点に終わりますが、初回、いきなり2-0とリードします。

宮口選手がホームイン
宮口選手がホームイン

2点を追う龍谷大平安は直後の1回裏。

東山はエース右腕の金和投手が先発。

東山エースの金和投手
東山エースの金和投手

1死から2番・大本選手がライト前ヒットで出塁。
2死後、4番・岡田選手がファーストへの強襲ヒットで12塁とすると、5番・松田選手がセンター前へタイムリーヒットを放ち1点を返します。

松田選手がセンター前にタイムリーヒット
松田選手がセンター前にタイムリーヒット
大本選手がホームイン
大本選手がホームイン

2-1で迎えた3回表の東山。

先頭3番・増田選手がセンター前ヒットで出塁すると、犠打で繋ぎ、4番・高倉選手がレフト前ヒットで1死13塁と追加点のチャンスを作りますが、盗塁失敗に、村井選手はキャッチャーへのファールフライに終わり無得点に終わります。

2死3塁の場面で村井選手は捕邪飛に倒れる
2死3塁の場面で村井選手は捕邪飛に倒れる

すると直後の3回裏の龍谷大平安。

1死から1番・松本選手がライトオーバーの三塁打で出塁します。

松本選手が3塁打
松本選手が3塁打

この後2死から連続四死球で2死満塁としますが、5番・松田選手が空振り三振に倒れ、同点のチャンスを生かすことができません。

この試合、東山の元気の良さが目立ちましたが、それを象徴するシーンが、5回表の攻撃時にありました。

2死から4番・長谷川選手が頭部への死球で、一旦ベンチに下がり臨時代走で増田選手が出塁。

5番・高倉選手の打席で、他の都道府県では聴く機会がありますが、京都では平安以外が演奏したことを聴いたことがなかったのですが、平安のチャンステーマ「怪しいボレロ」を東山応援団が演奏(ブラスバンドは不参加なので、口ラッパ)。

無得点には終わりますが、東山の勢いが現れたシーンでした。

試合は2-1で東山がリードしたまま、終盤の7回表。
平安の小寺投手も100球近い球数になってきています。

先頭9番の木村選手がセンター前ヒットで出塁、1死後、2番の宮口選手が送り、2死2塁となります。

続く増田選手の打席、3ボール2ストライクから、小寺投手の牽制悪送球があり3塁へ進塁すると、セカンドへの内野安打で木村選手がホームイン。
3-1とリードを広げます。

タイムリー内野安打の増田選手
タイムリー内野安打の増田選手

さらに4番・長谷川選手のレフトへの飛球を、平安・岡田選手が完全に見失いタイムリーヒットになって、増田選手が4点目のホームイン。
4-1と3点差にリードを広げます。

盛り上がる東山ベンチ
盛り上がる東山ベンチ

3点のビハインドとなった平安は、直後の7回裏の攻撃が始まる前にベンチ前で円陣を組みますが、無得点に終わります。

攻撃前に円陣を組む平安ナイン
攻撃前に円陣を組む平安ナイン

試合はこのまま、8回、9回の龍谷大平安の攻撃は三者凡退に終わり4-1で東山が勝って20年ぶりの決勝進出と、近畿大会への出場を決めました。

まず勝った東山。
とにかく試合開始前から、元気の良さが目立ちました。
平安よりも大きな声で、存在感を見せ付けました。

福知山成美戦同様の大胆な守備シフト、そして金和投手の変化球主体のピッチングに強打の龍谷大平安打線はわずか5安打と完勝といえる内容でした。

そして敗れた龍谷大平安。
昨年の今頃に比べてチームの完成度がまだまだだと感じました。

打線はセンバツでも活躍した岡田選手や、西武ライオンズで活躍するOBの炭谷選手のいとこにあたる1年生の松田選手、前田選手など体格もいい選手が並びますので、これからのチームとしての完成度に期待していきたいです。

東山
200 000 200=4
100 000 000=1
龍谷大平安

東 金和 - 大杉
平 小寺 - 田島

東 H10 E0
平 H5 E3

【打撃成績】
東山

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
3 田中 右前安打 空振三振 遊ゴロ 捕邪飛 空振三振
8 宮口 左中間三塁打(1) 投飛 空振三振 一前犠打 中前安打
牽制死
9 増田 四球 中前安打 左飛 牽制悪送球
二安打(1)
遊飛
5 長谷川 投ゴロ野選(1) 投前犠打 頭部死球 左線安打(1)
7 高倉 打撃妨害 左前安打
二盗死
 遊ゴロ 左飛
6 村井 投ゴロ併殺打 捕邪飛 右飛 見逃三振
2 大杉 四球 空振三振 見逃三振 中前安打
1 金和 空振三振 左前安打 二ゴロ 投前犠打
4 木村 投ゴロ 投ゴロ 中前安打 遊飛

龍谷大平安

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席
8 松本 投ゴロ 右越三塁打 遊ゴロ 中飛
6 大本 右前安打 左飛 一飛 空振三振
3 前田 左飛 死球 一ゴロ 中飛
7 岡田 一強襲安打
三盗死
四球 二ゴロ 中飛
5 松田 中前安打(1) 空振三振 中前安打 三ゴロ
9 金本 投飛 四球 左飛 捕邪飛
4 木村 三ゴロ 捕前犠打 三ゴロ 左飛
2 田島 投飛 左飛 四球 中飛
1 小寺 投ゴロ 二飛 投前犠打


【投手成績】

東山

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
金和 9 5 3 2 1 1

龍谷大平安

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
小寺 9 10 2 7 4 4

[ 準々決勝 ] 龍谷大平安 VS 洛星

2016年10月1日、秋季京都大会準々決勝

わかさスタジアム京都

【スタメン】※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

この秋、最大の快進撃を続ける超進学校の洛星と、秋は京都大会4連覇のかかる王者・龍谷大平安のベスト4をかけた一戦。

まず守る洛星は、この秋・大活躍のエース水江投手。

洛星エースの水江投手
洛星エースの水江投手

1回表の龍谷大平安、三振2つを含む三者凡退と、水江投手、上々の立ち上がりを見せます。

対する龍谷大平安は、水江投手と同じく1年生ながら、名門チームのエースを務める小寺投手が先発。

平安エース小寺投手
平安エース小寺投手

1回裏、洛星も三者凡退と小寺投手が上々の立ち上がり。
両投手による投手戦を予測させる内容を見せてくれます。

しかし、その直後平安が水江投手に襲い掛かります。
2回表、先頭4番・松田選手がファースト強襲安打で出塁すると、盗塁に四球などが絡み無死満塁となります。

三塁へ進む松田選手
三塁へ進む松田選手

ここで7番金本選手が左中間を破る、走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、3-0と平安がリードを奪います。

金本選手の先制タイムリー2塁打
金本選手の先制タイムリー2塁打
平安松田選手が先制のホームイン
平安松田選手が先制のホームイン

3点のリードを貰った平安先発の小寺投手。
直後の2回裏は、三者連続三振と圧巻の内容を見せてくれます。

3回裏も洛星は、先頭の7番渡辺選手が三振に倒れ、5者連続三振となりますが、続く並川選手が死球で出塁すると、9番・安田選手がチーム初安打を放ち1死12塁とチャンスを作ります。

チーム初安打を放った安田選手
チーム初安打を放った安田選手

この後、2死満塁と洛星がチャンスを拡大しますが、3番松田選手が見逃三振に倒れ、無得点に終わります。

満塁のチャンスに見逃し三振に終わった洛星・松田選手
満塁のチャンスに見逃し三振に終わった洛星・松田選手

直後の4回表、平安は1死から、8番・田島選手から9番・小寺選手が連打で出塁、1死12塁となると、1番・松本選手がライト前へ3連打を放ち、田島選手がホームを狙いますが、ここは洛星守備陣が守り抜き、ホームでタッチアウト。
この回は無得点に終わります。

平安田島選手がホームでタッチアウト
平安田島選手がホームでタッチアウト

4回、5回と洛星は三者凡退に終わり、3-0のまま前半を終了します。

試合が次に動いたのは7回表の平安。

先頭・1番の松本選手がライト前ヒットで出塁すると、盗塁と犠打で1死3塁とすると、3番前田選手の初球がパスボールになり、松本選手がホームイン。
4-0とリードを広げます。

松本選手が4点目のホームイン
松本選手が4点目のホームイン

さらに前田選手、松田選手と連打で1死12塁とすると、5番・岡田選手がライト前へタイムリーヒットを放ち5-0とさらにリードを広げます。

5点目のタイムリーヒットを放った岡田選手
5点目のタイムリーヒットを放った岡田選手

試合はこのまま、8回裏、9回裏の洛星の攻撃は合せて4つの三振を奪われ無得点に終わり5-0のまま試合終了。
龍谷大平安がベスト4へ進出しました。

最後の打者を三振で〆め、小さくガッツポーズの平安・小寺投手
最後の打者を三振で〆め、小さくガッツポーズの平安・小寺投手

まずは飼った平安、前戦の花園戦に続き、1年生エースの小寺投手が13奪三振と2戦連続で2桁奪三振と安定感を見せつけました。

攻撃陣も2桁安打で洛星の好投手・水江投手から5点を奪い快勝となりましたが、内容的にはもう少し得点が入っていてもおかしくない内容。
ここからの戦いを勝ち抜いていくためにも、精度を上げていきたいところだと思います。

一方の洛星。
この秋の快進撃は京都の高校野球ファンの記憶にしっかりと刻まれるものと思います。

10名での活動、そして全国屈指の進学校といった側面から、21世紀枠での甲子園初出場といった声もあがりますが、まずは野球だけを行う学校でないため、この冬の過ごし方は他の強豪校とは異なると思いますが、21世紀枠の如何に関わらず、来春、水江投手を含めどれだけ成長していくのか、楽しみにしたいと思います。

龍谷大平安
030 000 200=5
000 000 000=0
洛星

平 小寺 - 田島
洛 水江 - 内藤

平 H12 E1
洛 H2 E1

【打撃成績】
龍谷大平安

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
8 松本 空振三振 四球 右前安打 右前安打
二盗
遊ゴロ
4 木村 空振三振 投ゴロ併殺打 二ゴロ 一前犠打 遊飛
3 前田 遊ゴロ 遊ゴロ 投飛 パスボール(1)
左前安打
三ゴロ失
5 松田 一強襲安打
二盗
中越二塁打 一飛 左前安打 中飛
7 岡田 四球 一ゴロ 中前二塁打 右前安打(1)
二盗
右飛
6 大本 投ゴロ野選 投ゴロ 遊ゴロ 遊ゴロ
9 金本 左中間二塁打(3) 一邪飛 三ゴロ 空振三振
2 田島 中飛 中前安打
本墳死
三ゴロ 遊ゴロ
1 小寺 右前安打  左前安打 一ゴロ  中飛

洛星

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席
9 藤山 右飛 四球 二ゴロ 三ゴロ
5 荻野 投ゴロ 四球 遊安打
捕牽制死
空振三振
6 松田 空振三振 見逃三振 空振三振 空振三振
8 酒井 見逃三振 空振三振 三ゴロ
2 内藤 見逃三振 失策 遊ゴロ
1 水江 見逃三振 遊ゴロ併殺打 投ゴロ
7 渡辺 空振三振 左飛 捕邪飛
4 並川 死球 二ゴロ 空振三振
3 安田 中前安打
牽制死
空振三振 三振


【投手成績】

龍谷大平安

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
小寺 9 2 3 13 0 0

洛星

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
水江 9 12 2 3 5 5

[ 二次戦・二回戦 ] 龍谷大平安 VS 花園

2016年9月24日、秋季京都大会二次戦二回戦

太陽ヶ丘球場

【スタメン】※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

花園

9 安田
7 稲葉
8 小瀬
3 板谷
5 上山
1 加地
6 牧野
4 木村
2 小林

龍谷大平安

8 松本
4 木村
3 前田
5 松田
7 岡田
9 金本
6 大本
2 田島
1 小寺

かつて京都大会の上位で争った名門同士の対戦になったこの試合。

まず守るは今春選抜ベスト4、2年前も優勝と、春に滅法相性の良さを見せてくる京都の王者・龍谷大平安。
夏もベンチ入りし、
京都両洋戦などで登板実績のある1年生エース・小寺投手が先発します。

龍谷大平安エースの小寺投手
龍谷大平安エースの小寺投手

1回表の花園は三振2つを含む三者凡退に終わります。 代わって守りにつく花園はエース右腕、加地投手が先発。

龍谷大平安エースの小寺投手
花園エースの加地投手

1回裏の龍谷大平安の攻撃。 先頭・松本選手が四球で出塁すると、すかさず二盗を決め、木村選手の犠打、前田選手、松田選手が連続四球と1死満塁の場面で、一次戦は「懲罰」的な意味合いでベンチ入りを外された、ドラフト候補生の岡田選手を迎えます。

岡田選手の先制タイムリーヒット
岡田選手の先制タイムリーヒット

このチャンスでライト前へ2点タイムリーを放ち、まず平安が2-0とリードします。 このあとさらに金本選手のショートゴロが敵失を誘い1点を追加。 続く7番・大本選手がライト線への二塁打でこの回、4点を平安が先制し優位に試合を進めていきます。

タイムリー2塁打の大本選手
タイムリー2塁打の大本選手

さらに平安は3回裏。
先頭4番・松田選手がセンター前ヒットで出塁すると、またしても岡田選手。 振りぬいた打球は打った瞬間に「ソレ」と分かるライトオーバーの本塁打で6-0とさらにリードを広げます。

ツーランホームランでホームインする岡田選手
ツーランホームランでホームインする岡田選手

一方の花園打線。
4回表1死まで、6者連続三振を奪われるなど、一人のランナーも出せずに平安・小寺投手にパーフェクトピッチングを許してしまいますが、2番・稲葉選手が四球で出塁し、ようやく初めてのランナーを出します。

花園チーム初ランナーの稲葉選手
花園チーム初ランナーの稲葉選手

しかしこの後、犠打で2死2塁と得点圏に進めるも、捕手からの牽制でアウトになりチャンスを生かすことができません。

すると直後の4回裏の龍谷大平安。
1死後、2番・木村選手がファーストへのセーフティバントで出塁すると、すかさず盗塁、牽制悪送球も重なり1死3塁とします。 続く前田選手が四球でつなぎ、1死13塁から、4番・松田選手がレフト線へタイムリー二塁打を放ち1点を追加。 尚23塁とします。

タイムリー2塁打の松田選手
タイムリー2塁打の松田選手

この後2死13塁となりますが、6番・金本選手の打席でパスボールがありさらに1点を追加8-0とします。

パスボールで松田選手が8点目のホームイン
パスボールで松田選手が8点目のホームイン

さらに金本選手にデッドボールを与えたところで、花園は背番号10の時井投手へ継投します。

花園2番手、時井投手
花園2番手、時井投手

しかし代わり端、パスボールや四球で満塁にすると、田島選手にレフト線を破られる走者一掃の2塁打を浴び11-0とさらに点差を広げられます。

走者一掃のタイムリー二塁打を放った田島選手
走者一掃のタイムリー二塁打を放った田島選手

この後、花園は3番手に背番号11の黒飛投手へ継投しますが時遅し。

花園・黒飛投手
花園・黒飛投手

5回表も、平安小寺投手が2奪三振を含む三者凡退に抑え大会規定によるコールドゲームが成立。

名門対決は思いのほか点差がつき11-0で龍谷大平安がベスト8へ進出を果たしました。

五回をノーヒットノーランに抑えた平安・小寺投手
五回をノーヒットノーランに抑えた平安・小寺投手

まず勝った平安、夏とはガラッとメンバーが代わってきました。
最近の平安のイメージとすれば、夏のメンバーが何名か残り、比較的完成度高く秋から、センバツにかけて大活躍といった印象がありますが、このチームは明らかに冬を越した後が本領発揮ではないでしょうか。

それでも中心打者も体格よく、また完成形とは思えないまでも、5回参考記録で10奪三振、ノーヒットノーランをやってのけた小寺投手など素材は一級品。
今後の成長に大いに期待をしたいと思います。

対する花園。
冬の前に大きな課題を突きつけられましたが、この時期に平安クラスとの実力差がはっきりしたことは、かえってプラスではないでしょうか?

どこが足りなくて、どこの箇所は互角だったか。
それらをしっかり把握、克服して春には両チームさらにグレードアップして再び上位で再戦していただけることを期待したいと思います。

花園
000 00=0
402 5x=11
龍谷大平安

平安5回コールド勝ち

花 加地、時井、黒飛 - 小林
平 小寺 - 田島

花 H0 E4
平 H10 E0

【打撃成績】
花園

選手名 第一打席 第二打席
9 安田 左飛 空振三振
7 稲葉 空振三振 四球 牽制死
8 小瀬 空振三振 犠打
3 板谷 二ゴロ 一ゴロ
5 上山 空振三振 空振三振
1 加地 空振三振 見逃三振
6 牧野 空振三振
4 木村 見逃三振
2 小林 空振三振

龍谷大平安

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席
8 松本 四球
二盗
遊ゴロ 三振 四球
4 木村 犠打 遊ゴロ 一安打
二盗
遊ゴロ
3 前田 四球
二盗
投ゴロ 四球
5 松田 四球 中前安打 左線二塁打(1)
7 岡田 右前安打(2) 右越本塁打(2) 二ゴロ
9 金本 遊ゴロ失(1)
二盗
二ゴロ パスボール(1)
死球
6 大本 右線二塁打(1) 中前安打 (時)パスボール
四球
2 田島 遊ゴロ 遊ゴロ 左線二塁打(3)
1 小寺 二安打  三ゴロ (黒)左前安打

【投手成績】
花園

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
加地 3 2/3 8 5 1 8 8
時井 0/3 1 1 0 3 1
黒飛 1/3 1 1 0 0 0

龍谷大平安

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
小寺 5 0 1 10 0 0

[ 三回戦 ] 龍谷大平安 VS 京都両洋

2016年7月16日、第98回全国高等学校野球選手権京都大会三回戦

太陽が丘球場

【スタメン】※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

京都両洋

8 高田
7 橋目
9 丸山
3 小田
6 廣永
2 井口
5 谷
1 河内
4 山岡

龍谷大平安

8 小川
9 松尾
4 久保田
3 橋本
5 冨田
7 岡田
6 西川
2 竹葉
1 吉村

2012年の第94回大会の京都大会決勝戦のカードであった、龍谷大平安と京都両洋の対戦。

まず守るは今春選抜ベスト4の平安。
背番号10の2年生右腕、吉村投手が先発します。

龍谷大平安先発の吉村投手
龍谷大平安先発の吉村投手

1回表の京都両洋の攻撃。
1番高田選手が初球を捉えて、右中間三塁打を放ち、すかさず続く橋目 選手のセンター前タイムリーヒットで、1点を先制します。

両洋、橋目選手の先制タイムリーヒット
両洋、橋目選手の先制タイムリーヒット
両洋高田選手が先制のホームイン
両洋高田選手が先制のホームイン

対して京都両洋の先発はエース右腕、河内投手。

京都両洋エースの河内投手
京都両洋エースの河内投手

1点を追う展開になった、1回裏の龍谷大平安の攻撃は、1死走者なしから2番松尾選手が、センター前ヒットで出塁すると、盗塁も決め1死2塁とチャンスを広げます。

ここで3番の久保田選手がセンター前に同点タイムリーヒットを放ちます。

平安松尾選手が同点のホームイン
平安松尾選手が同点のホームイン
同点タイムリーヒットの久保田選手
同点タイムリーヒットの久保田選手

2回裏の平安。
2死走者無しから7番の西川選手がレフト前ヒットで出塁すると、竹葉選手も両洋ショートの廣永選手のエラーで続き、12塁と勝ち越しのチャンスを迎えますが、9番吉村選手がショートゴロに倒れ無得点に終わります。

2回の打席では凡退した岡田選手
2回の打席では凡退した岡田選手

またしても平安は3回裏。
打順よく1番の
小川選手からの攻撃で、レフト前ヒットで出塁すると、牽制悪送球で無死2塁とします。

さらに続く松尾選手の投手への犠打を、両洋・河内投手が3塁送球しますがこれが野選となり、無死13塁とさらにチャンスが広がります。

三塁へ進塁する小川選手
三塁へ進塁する小川選手

さらに久保田選手が死球で繋ぎ無死満塁とすると、主砲橋本選手がレフト前へ弾き返し2点を勝ち越します。

橋本選手の2点タイムリーヒット
橋本選手の2点タイムリーヒット

さらに無死23塁から、続く冨田選手もレフト前にタイムリーヒットを放ち、1点を追加。4-1とリードし、尚無死13塁とします。

冨田選手のレフト前タイムリーヒット
冨田選手のレフト前タイムリーヒット

この後、岡田選手はショートゴロに倒れ1死23塁となったところで、7番の西川選手がライトへ犠牲フライを放ち、橋本選手が帰りこの回4点目。5-1と平安がリードを広げます。

犠牲フライを放ちベンチに向う西川選手(平安ユニフォームの左)
犠牲フライを放ちベンチに向う西川選手(平安ユニフォームの左)

前半5回はこのまま平安がリードして終了します。

グラウンド整備明けても、平安先発吉村投手が丁寧なピッチングで、両洋にチャンスを作らせないで進むと、6回裏、平安は先頭6番の岡田選手がセカンドへの内野安打で出塁します。

さらに続く西川選手もレフト前ヒットで外野がやや乱れた隙に、走者それぞれ進塁し、無死23塁とすると、続く竹葉選手は四球を選び無死満塁のチャンスを迎えます。

平安はさらに9番吉村選手も押し出しの四球を選び、1点を追加。
6-1と両洋を突き放しにかかります。

岡田選手が6点目のホームイン
岡田選手が6点目のホームイン

さらに無死満塁となったところで、両洋は背番号11の福田投手へ継投します。

両洋2番手の福田投手
両洋2番手の福田投手

代わり端、小川選手は空振三振に倒れますが、続く2番の松尾選手の当たりはサード強襲安打となり平安さらに1点を追加します。

タイムリーヒットの松尾選手
タイムリーヒットの松尾選手

さらに1死満塁から、3番久保田選手の当たりはライト線を破る走者一掃の二塁打となりこの回5点を追加し10-1と平安が大量リード体勢になります。

久保田選手の当たりはライト線を破る満塁走者一掃のタイムリー2塁打
久保田選手の当たりはライト線を破る満塁走者一掃のタイムリー2塁打
松尾選手が平安10点目のホームイン
松尾選手が平安10点目のホームイン

3点以上を取らないと7回コールドゲームが成立してしまう京都両洋。
その7回表、先頭5番の
廣永選手がショートへの内野安打でまず出塁しますが後続が続かず2死1塁と代わります(1塁ランナー入れ替わり谷選手)。

あと一人と追い込まれた両洋は、2番手投手の福田選手に代えて、背番号13の山本選手を代打で起用。
その山本選手は期待に応え、ライト前ヒットで2死13塁と望みをつなぎます。

ライト前ヒットの両洋、山本選手
ライト前ヒットの両洋、山本選手

ここで龍谷大平安はU15の代表選手でもあった、1年生右腕、背番号20の小寺投手へ継投します。

平安2番手の小寺投手
平安2番手の小寺投手

低めに球威のあるストレートを投げ込みますが、制球定まらず9番山岡選手は四球で出塁。
2死満塁としたところで、さらに京都両洋は1番高田選手、2番橋目選手が連続押し出し四球で2点を返し3-10と追い上げます。

山本選手の代走岡田選手が両洋3点目のホームイン
山本選手の代走岡田選手が両洋3点目のホームイン

さらに続く3番丸山選手のカウント、0-1からパスボールでもう1点を返し4-10と6点差に詰め寄ったところで、両洋まずは7回表でのコールドゲーム成立は阻止します。

山岡選手が両洋4点目のホームイン
山岡選手が両洋4点目のホームイン

しかしその直後、7回裏の平安は、代わったばかりのセンターを守っていた左腕、高田投手から、先頭6番岡田選手がライトオーバーの三塁打を放ち、この走者が還ればコールド勝ち成立という場面をまたしても迎えます。

両洋3番手の高田投手
両洋3番手の高田投手
三塁打の平安、岡田選手
三塁打の平安、岡田選手

この後、2死23塁となり、1番の小川選手に打席が回り、打った打球はセンターの頭上を。
しかしこの大飛球を、両洋・橋目選手が好捕!
サヨナラコールドゲームの大ピンチを救い、7回裏の平安の攻撃は無得点に終わります。

両洋、センター橋目選手の超ファインプレー
両洋、センター橋目選手の超ファインプレー

試合はそのまま9回表の京都両洋。

1死後、8番岡田選手への代打、中西選手がレフト前ヒットで出塁すると、続く山岡選手もセンター前ヒットでつなぎ、1死12塁とチャンスを作ります。
この後、1番、高田選手はショートゴロの間に2死13塁と両洋、最後まで平安相手に意地を見せますが、反撃もここまで。
10-4で龍谷大平安が勝利しました。

3塁へ進む中西選手の代走、大森選手
3塁へ進む中西選手の代走、大森選手

勝った平安、ここまで公式戦では1番や2番を打つことが多かった久保田選手がサードに入り、投手陣も公式戦は恐らく初登板になると思う下級生同士での継投など、まだチーム力を試しながら勝負しているような印象を受けました。

しかし、両洋エース河内投手も力のあるストレートを投げ込んでいましたが、あわやコールドといった打線爆発力はさすがといったところ。

そしてこのゲームは初戦の農芸戦に続き、1年生右腕、小寺投手も登板。吉村投手も丁寧に打たさせてとるピッチングで両洋を抑えこみましたが、こちらは1年生のこの時期とすれば、十分ではと感じるほど低めに力のあるボールを投げ込んでいました。
気が早いですが、秋季の新チームも楽しみになってきたと思います。

そして敗れた京都両洋。
7回表の2死1塁からの3点を奪ってコールドゲームを防ぐ意地を見せたのはお見事。
経験不足の1年生投手相手とは言え、執念の粘りだったと思います。

京都大会準優勝後、やや低迷が続く両洋ですが、このゲームをきっかけに再度京都大会の上位常連に名を連ねて欲しいと思います。

龍谷大平安ナインの校歌斉唱
龍谷大平安ナインの校歌斉唱

 

京都両洋
100 000 300=4
104 005 00x=10
龍谷大平安

両 1河内、11福田 - 井口
平 10吉村、20小寺 - 竹葉

両 H6 E3
平 H12 E0

【打撃成績】

京都両洋

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
81 高田 右中間三塁打 左飛 二ゴロ 四球(1) 遊ゴロ
78 橋目 中前安打(1) 空振三振 左飛 四球(1) 三ゴロ
9 丸山 二ゴロ
二盗
遊ゴロ 四球 パスボール(1)
左飛
3 小田 三ゴロ 死球 二ゴロ併殺打 遊ゴロ
6 廣永 左飛 投ゴロ 遊安打 投ゴロ
2 井口 中飛 左飛 遊ゴロ 見逃三振
5 谷 中飛 四球 捕ゴロ 見逃三振
1 河内 空振三振 投犠打 右前安打
1 福田
H 山本 右前安打
R7 岡田
H 中西 左前安打
R 大森
4 山岡 三ゴロ 見逃三振 (小)四球 中前安打

龍谷大平安

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
8 小川 空振三振 左前安打 二ゴロ (福)空振三振 中飛
9 松尾 中前安打
二盗
投ゴロ野選 三邪飛 三強襲安打(1) 右前安打
4 久保田 中前安打(1)
牽制死
死球 左飛 右線二塁打(3) 空振三振
3 橋本 右飛 左安打(2) 一飛 投ゴロ 右飛
5 冨田 二飛 左安打(1) 右飛 遊ゴロ 二ゴロ
7 岡田 左飛 遊ゴロ 二安打 (高)右越三塁打
6 西川 左安打 右犠飛(1) 左安打 右直
2 竹葉 遊ゴロ失 中飛 四球 死球
二盗
1 吉村 遊ゴロ 見逃三振 四球(1)
1 小寺 見逃三振


【投手成績】

京都両洋

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
河内 5 0/3 8 3 2 6 9
福田 1 2 0 1 4 1
高田 2 2 1 2 0 0

龍谷大平安

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
吉村 6 2/3 5 3 3 1 3
小寺 2 1/3 2 3 2 3 1

[ 準決勝 ] 京都翔英 VS 龍谷大平安

2016年5月14日、春季京都大会2次戦準決勝

わかさスタジアム京都

【スタメン】※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

京都翔英

8 山本
5 新田
3 川本
2 石原
6 森元
9 高野
7 浜野
1 瀧野
4 栄本

龍谷大平安

4 久保田
9 竹内
6 西川
3 橋本
5 冨田
7 岡田
2 竹葉
8 小川
1 大野

春季大会3連覇のかかる龍谷大平安と、初の決勝進出を目指す京都翔英の対戦(2012年秋に優勝経験有)。

まず守る平安の先発は背番号10の大野投手。

龍谷大平安先発の大野投手
龍谷大平安先発の大野投手

1回表の京都翔英の攻撃を、三振一つを含む三者凡退と上々の内容で抑えます。

対する翔英の先発はエース右腕瀧野投手。

京都翔英エース瀧野投手
京都翔英エース瀧野投手

1回裏の平安。
先頭1番の久保田選手が四球で出塁すると、2番竹内選手の打席で、翔英の強肩捕手石原選手から盗塁を成功させ無死2塁と先制のチャンスを作ります。

久保田選手が二盗成功
久保田選手が二盗成功

さらに1死後、3番西川選手の内野安打で1死13塁とし、主砲の橋本選手も四球で繋ぐと1死満塁と大きなチャンスを迎えます。

しかしここで5番冨田選手、岡田選手と期待の強打者が凡退し、平安先制のチャンスを逃します。

2死満塁の場面で強打者岡田選手を見逃し三振に獲った瀧野投手
2死満塁の場面で強打者岡田選手が見逃し三振

1回、2回と三者凡退が続いた京都翔英。
3回表、先頭6番の背番号19・浜野選手がレフトへ大きな当たり。
これがスタンドにまで届きチーム初安打がホームランとなり1-0と翔英が先制します。

先制ホームランの翔英・浜野選手
先制ホームランの翔英・浜野選手

1点を追う平安は、直後の3回裏。
1死後、2番竹内選手がセンター前、続く3番西川選手がレフト前に連打で12塁とチャンスを作ります。

得点圏にランナーを進める平安
得点圏にランナーを進める平安

しかし、期待のクリーンアップは、橋本選手がサードゴロ、冨田選手が空振り三振に倒れ無得点に終わります。

するとその直後の4回表、翔英は1死後、3番川本選手が一塁線へのゴロ。
これが投手前内野安打となり、2死後、5番森元選手は空振り三振に倒れますが、竹葉捕手が逸らしてしまい、振り逃げで2死12塁となります。

この場面で6番・高野選手がセンター前にヒットを放ち2-0とリードを広げます。

川本選手が2点目のホームイン
川本選手が2点目のホームイン
タイムリーヒットの高野選手
タイムリーヒットの高野選手

翔英は5回表も1死から、9番栄本選手がレフト前ヒットで出塁すると、内野ゴロとパスボールで2死3塁とし、3番川本選手がライト線にタイムリーヒットを放ち3-0とします。

川本選手がタイムリーヒットを放つ
川本選手がタイムリーヒットを放つ
栄本選手が3点目のホームイン
栄本選手が3点目のホームイン

その裏から、翔英は背番号10の高向投手へ継投。
瀧野投手はここでお役御免となります。

翔英2番手の高向投手
翔英2番手の高向投手

代わった直後の5回裏の平安の攻撃を、久保田選手に四球を出しますが、ノーヒット、奪三振1つとまずまずの内容で抑え、前半の5回の攻防を終えます。

6回表の翔英。
簡単に2死走者無しとなりますが、7番浜野選手がなんとこの試合2本目のソロホームランをまたもレフトスタンドへ叩き込み4-0と平安を突き放したところで、先発の大野投手はマウンドを降ります。

この試合2本目のソロホームランを放った浜野選手(右端)
この試合2本目のソロホームランを放った浜野選手(右端)
平安2番手の島田投手
平安2番手の島田投手

背番号11の島田投手がマウンドへあがりますが、高向選手、栄本選手2人に対しストライクがわずか1球しか入らず連続四球でマウンドを早くも、19番の増田投手へ譲ります。

平安3番手の増田投手
平安3番手の増田投手

しかし代わった増田投手も山本選手にストレートの四球を与え、2死満塁となったところで、平安は京都外大西戦に続いて、エース市岡投手をリリーフ登板させます。

平安エース市岡投手
平安エース市岡投手

このピンチに登板した市岡投手ですが、新田選手をファーストゴロに打ち取り、全国クラスの投手の貫禄を見せます。

4点を追う展開になった平安は、直後の6回裏、1死から5番冨田選手が、ボテボテの当たりながらも、投前内野安打で出塁すると、2死後、竹葉選手がセンター前に弾き返し13塁とチャンスを作ります。

しかしここで8番小川選手がセンターフライに倒れまたも無得点に終わります。

チャンスであと一本が出ない平安打線
チャンスであと一本が出ない平安打線

平安は7回裏、先頭の9番市岡選手がライトスタンドへソロホームランを放ち、一矢を報います。

ソロホームランの平安市岡選手
ソロホームランの平安市岡選手

一方、翔英は市岡投手に代わってから、7回、8回とノーヒットに抑えられてきましたが、9回表、1番からの好打順。

まずは山本選手がレフト前ヒットで出塁します。
さらに犠打と内野ゴロで2死3塁とし、主砲石原選手との注目の打席を迎えます。

石原捕手が四球を選ぶ
石原捕手が四球を選ぶ

しかしここは、市岡投手、この春季大会初めての四球を与え、2死13塁とピンチを拡大させてしまいます。

この場面で、5番森元選手がレフト前にタイムリーヒットを放ち、貴重な追加点。
5-1と京都翔英が龍谷大平安をリードします。

山本選手が5点目のホームイン
山本選手が5点目のホームイン
タイムリーヒットの森元選手
タイムリーヒットの森元選手

試合はこのまま、9回裏の平安の攻撃は、2死から市岡選手が四球で出塁しますが後続が続かず、昨夏の京都大会に続いて、京都翔英が龍谷大平安を破り、春季大会は初の決勝へコマを進めました。

試合後の応援席への挨拶
試合後の応援席への挨拶

太田前監督時代の平安戦と言えば、時に高校野球らしからぬ「場外戦」でも注目を集めたこのカード。

京都廣学館戦でも感じましたが、正統派のチームに生まれ変わった新生翔英が、王者平安相手にも堂々たる横綱相撲で、試合内容も「完勝」と言っていい展開でした。

もちろんこの試合、平安はエース市岡投手でなく、2番手投手育成を目的に戦ってきたため、夏に再戦するときは同じような展開にはならないと思います。

しかし瀧野投手という投の軸。
野手陣では圧倒的な存在感を放つ石原捕手と、それぞれ軸になる選手を持ち、それぞれに層も厚いチーム。
初の夏の甲子園を十分に狙っていけるチームであることを、十分に示したと思います。

対する平安。
この春は2番手投手育成も重要な目的だったと思いますが、この大会に限って言えば夏に不安を残した大会だったと思います。

また攻撃陣もやや気になるところ。
センバツや、練習試合の疲れもあると思いますし、これが実力でないことは誰もがわかっていることですが、甲子園通算100勝まであと1勝。
この夏に達成するためにも、もう京都で負けることは許されません。

この敗戦を糧に、あと2ヶ月ほどですが、再びチーム力をピークに仕上げてくると思います。

甲子園がかかった大一番でこの両チームの激突がみらられば、新たな京都のゴールデンカードとして盛り上がっていくと信じています。

そうなることを両チームに期待したいと思います。

京都翔英
001 111 001=5
000 000 100=1
龍谷大平安

翔 瀧野、高向ー石原
平 大野、島田、増田、市岡ー竹葉

翔H9 E0
平H8 E0

本塁打
翔 浜野(1)、浜野(1)
平 市岡(1)

【打撃成績】

京都翔英

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
山本 中飛 二飛併殺打 二ゴロ 四球 左前安打
新田 二ゴロ 遊ゴロ (パスボール)
四球
一ゴロ 三前犠打
谷崎
川本 空振三振 投安打 右線安打(1) 一ゴロ 二ゴロ
寺田
石原 遊邪飛 左飛 空振三振 四球 四球
森元 中飛 空振三振
(振り逃げ)
一ゴロ 右飛 左前安打(1)
高野 投ゴロ 中前安打(1) 二飛 遊ゴロ 二ゴロ
浜野 左本塁打(1) 空振三振 左本塁打(1) 二飛
大谷
瀧野 中飛 一飛
高向 四球 見逃三振
栄本 右前安打 左前安打 四球 三飛

龍谷大平安

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
久保田 四球
二盗
右飛 二ゴロ 見逃三振 右飛
竹内 遊ゴロ 中前安打 四球 一ゴロ
西川 三安打
二盗
左前安打 見逃三振 空振三振
橋本 四球 三ゴロ 中飛 空振三振
冨田 捕邪飛 空振三振 投安打 右前安打
岡田 見逃三振 二飛 一邪飛 二ゴロ併殺打
竹葉 二飛 中飛 中前安打
木村 空振三振
小川 遊安打
盗塁死
三ゴロ 中飛 右飛
大野 二飛 ()中飛
島田
増田
市岡 右本塁打(1) 四球


【投手成績】

京都翔英

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
瀧野 4 4 2 2 0 0
高向 5 4 2 5 1 1

龍谷大平安

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
大野 5 2/3

[ 準々決勝 ] 龍谷大平安 VS 京都外大西

2015年5月8日、春季京都大会2次戦準々決勝

わかさスタジアム京都

【スタメン】※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

京都外大西

8 福尾
6 緒方
4 谷本
3 大黒
7 米地
5 齋藤
9 原田
2 伊藤
1 宮城

龍谷大平安

4 久保田
9 竹内
6 西川
3 橋本
5 冨田
7 岡田
2 並河
8 小川
1 西田

久しぶりに実現した京都の「黄金カード」。
先攻は京都外大西、平安の先発は先日の洛星戦での高井投手に続いて、下級生の西田投手(背番号20)。

平安先発の西田投手
平安先発の西田投手

1死から、プロも注目し始めた緒方が四球で出塁しますが、続く谷本選手がサードゴロ併殺打に倒れ、1回表、京都外大西は無得点に終わります。

ネクストバッターサークルで準備する緒方選手
ネクストバッターサークルで準備する緒方選手

一方、外大西の先発はエース右腕の宮城投手。

京都外大西エース宮城投手
京都外大西エース宮城投手

1回裏、平安は先頭の久保田選手がレフト前ヒットで出塁すると、続く竹内選手が犠打を決め1死2塁と先制のチャンスを作ります。
ここで3番西川選手がライト線へ二塁打を放ち、あっさりと平安が1点を先制します。

西川選手がタイムリー2塁打を放つ
西川選手がタイムリー2塁打を放つ

 

久保田選手が先制のホームイン
久保田選手が先制のホームイン

続く橋本選手はセカンドゴロに終わりますが、その間に西川選手は3塁へ進み、5番冨田選手がライト前タイムリーを放ち2-0と平安がリードを広げます。

西川選手が2点目のホームイン
西川選手が2点目のホームイン

ここで打席は岡田選手。
春季大会はこれが初登場ですが、背番号は17に変わっています。
センバツの明徳義塾戦で放った弾丸ホームランですっかり全国に名がしれた選手ですが、ライトオーバーの3塁打を放ち、1回を終えて3-0と平安がリードします。

平安岡田選手
平安岡田選手

しかし外大西は直後の2回表。
先頭4番の大黒選手がショートへの内野安打で出塁すると、続く米地選手もレフト前に連打。無死12塁とチャンスを作ります。

米地選手がレフト前ヒット
米地選手がレフト前ヒット

齋藤選手のショートゴロで、2塁米地、1塁齋藤選手とランナー入れ替わり、7番原田選手がまたもショートへ内野安打を放ち1死満塁の大きなチャンスが訪れ、8番伊藤選手が押し出し四球を選んで1-3と外大西が反撃に転じます。

押し出し四球で米地選手がホームイン
押し出し四球で米地選手がホームイン

さらに畳み掛けていきたい外大西ですが、続く9番宮城選手がショートゴロ6-4-3の併殺打に倒れ、2回表は1点に終わります。

直後の平安は1死後、投手の西田選手がライト線に三塁打を放ちますが、後続が続かず追加点は入りません。

三塁打の西田選手
三塁打の西田選手

初回こそ、平安打線に捕まった宮城投手ですが、3回裏は平安の攻撃を2奪三振含む三者凡退に抑えると、直後の4回表、外大西は1死後6番の齋藤選手が四球で出塁、続く原田選手のサードゴロは併殺打かと思われましたが、原田選手が残ります。

この2死1塁から伊藤選手がショートゴロエラーで出塁。
宮城選手も四球で2死満塁として1番の福尾選手へつなぎます。

ここで期待に応えレフト前へ2点タイムリーヒットを放ち、3-3の同点に追いつきます。

伊藤選手が同点のホームイン
伊藤選手が同点のホームイン

 

同点タイムリーヒットの福尾選手
同点タイムリーヒットの福尾選手

平安はここで先発西田選手を諦め、右の大野投手(背番号10)をマウンドへ送ります。

平安2番手の大野投手
平安2番手の大野投手

代わり端、緒方選手を打ち取り外大西の攻撃を、同点まで止めます。

平安は5回表途中から、下級生捕手の並河選手に代えて、レギュラー捕手の竹葉選手が出場。

そのまま前半の5回を両チーム終えますが、平安、初回に集中打で3点を取った以外は、2回以降、外大西の宮城投手の丁寧な投球の前に、安打は西田選手の三塁打1本と、完全に自慢の打線が沈黙します。

しかしグラウンド整備後、6回裏平安は先頭5番の冨田選手、続く岡田選手の連打で無死13塁とし、さらに岡田選手の二盗で23塁と絶好の勝ち越しのチャンスを作ります。

エンドランで冨田選手が3塁へ
エンドランで冨田選手が3塁へ

ここで途中出場の竹葉選手がセカンドゴロを放ち、その間に冨田選手が還り4-3と平安1点を勝ち越します。

竹葉選手のセカンドゴロで勝ち越し
竹葉選手のセカンドゴロで勝ち越し

 

冨田選手が勝ち越しのホームイン
冨田選手が勝ち越しのホームイン

しかし無死23塁の大ピンチの場面でしたが、外大西・宮城投手は最小失点の1点に抑えます。

その直後の7回表の外大西。
先頭1番の福尾選手がライト前ヒットで出塁すると、続く緒方選手がバントの構えも見せつつ強打。
右中間を破るタイムリー3塁打となり、再度外大西が4-4の同点に追いつきます。

福尾選手が同点のホームイン
福尾選手が同点のホームイン

 

同点スリーベースヒットの緒方選手
同点スリーベースヒットの緒方選手

この後、谷本選手がサードゴロのあと、大黒選手が死球で1死13塁となり、代走に松本選手が送られたところで、平安はエース市岡投手がマウンドへ上がります。

平安エースの市岡投手
平安エースの市岡投手

一打勝ち越しの絶好のチャンスで、外大西は米地選手がスクイズを試みますが、センバツでも同様のシーンを経験した市岡、竹葉バッテリーは落ち着いて外し、緒方選手を三本間に挟んでアウト。

さらに米地選手も三振に取り、平安はピンチを脱します。

米地選手のスクイズが外された場面
米地選手のスクイズが外された場面

この後、両エースが意地のピッチングで両チーム決定的な場面もなく、延長戦へ突入します。

10回表の外大西は、先頭の3番谷本選手が三振振り逃げで出塁するも、後続続かず無得点に終わります。

その直後の平安。
2死走者無し、ツーストライクと追い込まれた主砲橋本選手がセンターオーバーのスリーベースヒットで出塁します。

スリーベースヒットの橋本選手
スリーベースヒットの橋本選手

一打サヨナラの場面で続く冨田選手の打球も同じような軌道を描き、センターオーバーのサヨナラタイムリーヒットとなり、平安が5-4で熱戦を制し、ベスト4へ進出しました。

冨田選手がサヨナラタイムリーヒットを放った場面
冨田選手がサヨナラタイムリーヒットを放った場面

 

マウンドに崩れ落ちた宮城投手
マウンドに崩れ落ちた宮城投手

この試合、失礼ながら始まる前は、センバツベスト4の平安が、コールドゲームに近い点差で勝つのではと想像していました。

試合開始直後の1回裏の平安の集中打は予感的中と思いましたが、中盤以降、外大西の宮城投手の素晴らしい投球の前に、京都のゴールデンカードに相応しい名勝負になりました。

夏も対決があれば、準々決勝以降の重要な局面での対決になります。

その際は、恐らく平安は市岡投手が先発するものだと思われます。
市岡投手、この試合は完璧な内容で、さすがセンバツベスト4で、日本代表候補にもなっただけの実力者であることを見せ付けました。

外大西は、真剣勝負の場で、全国レベルの投手の球と対決できたことは大きな糧になったと思います。
この春は、確かな復活の息吹を多くの高校野球ファンに感じさせたと思います。
いよいよ勝負の夏。
外大西に大きな期待をしたいと思います。

そして平安。
この試合でも西田、大野投手と市岡投手の差がはっきりとしすぎていました。
夏、甲子園で頂点を狙っていくには、やはりあと一人先発完投能力のある投手が必須条件になってくると思います。

次の準決勝。
誰が指名されるか分かりませんが、注目をしています。

素晴らしい熱戦でした
素晴らしい熱戦でした

京都外大西
010 200 100 0=4
300 001 000 1x=5
龍谷大平安

京 宮城ー伊藤
平 西田、大野、市岡ー並河、竹葉

京H6 E1
平H10 E1

【打撃成績】

京都外大西

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
福尾 空振三振 四球
(二盗)
左前安打(2) 右前安打 空振三振
緒方 四球 右飛 遊飛 右中間三塁打(1) 空振三振
谷本 三ゴロ併殺打 空振三振 四球 三ゴロ 空振三振(振逃げ)
大黒 遊安打 右飛 投前犠打 死球
松本
平林 三振
(スリーバント失敗)
米地 左前安打 中飛 遊ゴロ (スクイズ失敗)
三振
右飛
(谷本牽制死)
齋藤 遊ゴロ 四球 遊ゴロ 見逃三振
原田 遊安打 三ゴロ
(三盗)
空振三振 左飛
伊藤 四球(1) 遊ゴロ失 空振三振 二飛
宮城 遊ゴロ併殺打 四球 一邪飛 一邪飛

龍谷大平安

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
久保田 左前安打 中飛 投ゴロ 左飛 一直
竹内 三前犠打 四球 二ゴロ失 左飛 二ゴロ
西川 右線二塁打(1) 遊ゴロ 二飛 二ゴロ 二飛
橋本 二ゴロ 空振三振 遊ゴロ 右前安打 中越三塁打
冨田 右前安打(1)  二ゴロ 左前安打 捕ゴロ 中越安打(1)
岡田 右越三塁打(1) 空振三振 右前安打
(二盗)
一ゴロ
並河 二飛 捕飛
竹葉 二ゴロ(1) 二飛
小川 二ゴロ 投ゴロ 一邪飛 見逃三振
西田 右線三塁打
大野 右飛 右飛
市岡 遊ゴロ


【投手成績】

京都外大西

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
宮城 9 2/3 10 1 3 5 5

龍谷大平安

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
西田 3 2/3 4 5 2 3 2
大野 2 2/3 2 1 2 1 1
市岡 3 2/3 0 0 6 0 0

[ 二次戦 ] 龍谷大平安 VS 洛星

2016年5月3日、春季京都大会2次戦一回戦

太陽が丘球場

【スタメン】※球場でメモしていますので誤字などあるかもしれません

洛星

8 酒井
5 岸野
9 河野
7 奥村
4 佐藤
3 渡辺
2 小倉
6 大橋
1 松田

龍谷大平安

4 久保田
7 竹内
9 市岡
3 橋本
6 西川
5 冨田
2 竹葉
8 小川
1 高井

センバツはベスト4まで進出した龍谷大平安。
しかし2年ぶりの優勝にはあと一歩及ばず、夏に巻き返しを図るためにもこの大会、エース市岡投手に続く2番手投手の育成が命題。

この試合は中学時代、U15の日本代表を務め、鳴り物入りで平安に入学してきた高井投手が公式戦初登板です。

エース市岡選手は野手として出場(手前)
エース市岡選手は野手として出場(手前)
平安恒例の試合前の「儀式」
平安恒例の試合前の「儀式」
平安先発の背番号18高井投手
平安先発の背番号18高井投手

一次戦では甲子園経験校の立命館宇治に逆転勝ちして、勢いに乗る洛星は、1回表、先頭の酒井選手、岸野選手がレフト前へ連打で無死12塁と先制のチャンスを作ります。

レフト前ヒットで出塁した洛星の酒井選手
レフト前ヒットで出塁した洛星の酒井選手

続けて3番河野(かわの)選手もセンター前にタイムリーヒットを放ち1点を先制したところで、先発高井投手は降板。
2番手に昨年の春季大会も経験している大野投手がマウンドへ上がります。

洛星酒井選手が先制のホームイン
先制タイムリーを放った河野選手
平安2番手の背番号10大野投手

しかし代わった大野投手も勢いに乗る洛星打線を止めることができません。
4番奥村選手にライト前に運ばれ、なんと洛星4連打。
ここでセカンドの岸野選手がホームを狙いますが、ここは平安の中継プレーに阻まれてホームでタッチアウトになります。

洛星岸野選手は生還ならず
洛星岸野選手は生還ならず

しかし、続く佐藤選手もライト前に運び1死満塁とすると、6番渡辺選手がなんと6連打となるタイムリーヒットをレフト前へ。
洛星が2-0とリードを広げます。

渡辺選手の打球はレフト前へ!サードから河野選手ホームイン
渡辺選手の打球はレフト前へ!サードから河野選手ホームイン
タイムリーヒットの渡辺選手
タイムリーヒットの渡辺選手

大野投手に代わってからも3連打を浴びますが、続く7番小倉選手をファーストゴロ。
ここを3-4-3と送って併殺打で何とか初回、平安は洛星の攻撃を2点で「凌いだ」形になりました。

2点を先制した洛星。
初回のマウンドはエース岩本ではなく、背番号6の松田投手。

洛星先発の松田投手
洛星先発の松田投手

1回裏の平安は、先頭の久保田選手が死球で出塁すると、竹内選手の3ボール1ストライクからの5球目で二盗に成功します。

久保田選手が二盗成功
久保田選手が二盗成功

1死後、3番ライトで先発出場の市岡選手が、ライト線へのタイムリー3塁打でまず1点を返します。

久保田選手還り平安まず1点
久保田選手還り平安まず1点
タイムリー3塁打の市岡選手
タイムリー3塁打の市岡選手

続く甲子園の明徳義塾戦でもホームランを放った主砲橋本選手が、レフトへ犠牲フライを放ち、市岡選手が還り2-2の同点に追いつきます。

同点犠牲フライを放つ橋本選手
同点犠牲フライを放つ橋本選手

この後、なお西川選手のヒットなどで2死23塁のチャンスを作りますが、1回裏の平安は同点止まりに終わります。

2回表の洛星は三人で攻撃を終えますが、直後の2回裏、平安は先頭の8番小川選手がライトフライかと思われましたが、洛星河野選手が落球し、無死2塁と勝ち越しのチャンスを得ます。

続く大野選手がきっちり送って1死3塁とすると、1番久保田選手がセンター前に弾き返し3-2と平安が1点を勝ち越します。

久保田選手が勝ち越しタイムリーヒットを放つ
久保田選手が勝ち越しタイムリーヒットを放つ

ここで洛星はエース岩本投手をマウンドへ送ります。

洛星2番手のエース岩本投手
洛星2番手のエース岩本投手

岩本投手は代わり端、竹内選手のセンター前ヒットを打たれ1死13塁とピンチを拡大させます。
続く市岡選手はサードへのファールフライに打ち取りますが、続く橋本選手の初球で痛恨のボークが宣告され、4-2と平安2点のリードに変わります。

久保田選手が還り平安4-2とリード
久保田選手が還り平安4-2とリード

平安は3回裏も先頭5番の西川選手が四球で出塁すると、続く冨田選手の打席で二盗を成功させます。
さらに、冨田選手の投手ゴロで、西川選手飛び出すも、洛星岩本投手のセカンドへの送球が悪送球となり無死13塁となります。

冨田選手が二盗を失敗し、1死3塁となりますが、7番竹葉選手がライト前に運び5-2と平安がリードをさらに広げます。

西川選手が還り平安5点目
西川選手が還り平安5点目

竹葉選手は2塁へ進み、続く8番小川選手の打席で、牽制悪送球を誘い1死3塁とチャンスを広げます。

竹葉選手が5点目のタイムリーヒット
竹葉選手が5点目のタイムリーヒット

2死後、大野選手のライト前タイムリーヒットで6-2とリードを広げ、さらに久保田選手が四球でつなぐと、2死12塁から2番竹内選手がセンター前に弾き返し7-2と平安が一気に5点のリードに変わります。

センター前タイムリーヒットの竹内選手
センター前タイムリーヒットの竹内選手

一方の洛星。
4回表も1死から岩本選手がセンター前ヒットで出塁しますが、続く小倉選手がセカンドゴロ併殺打に倒れ、反撃の機会を潰えしてしまいます。

しかし諦めない洛星は5回表。
1死後、9番松田選手がライト線へ2塁打を放つと、続く1番酒井選手もセンター前ヒットで続き1死13塁とチャンスを作ります。

ここで2番岸野選手がレフト前にヒットを放ち3-7と洛星が1点を返します。

洛星松田選手が還り3点目
洛星松田選手が還り3点目
タイムリーヒットの岸野選手
タイムリーヒットの岸野選手

さらに河野選手が死球で1死満塁とし、2死後、5番佐藤選手のショートへの内野安打で洛星が4-7と3点差にまで差を縮めます。

4点目のタイムリーヒットを放った佐藤選手
4点目のタイムリーヒットを放った佐藤選手

洛星の粘りに苦しむ平安ですが、6回裏、先頭1番の久保田選手がセンター前に抜けそうな当たりを、洛星松田選手がよく止めますが、ショートへの内野安打となり出塁。

続く竹内選手もセンター前に弾き返し、俊足を活かし無死23塁とチャンスを広げます。

続く市岡選手のセカンドゴロの間に久保田選手が還り8-4と平安が追加点をあげると、続く主砲橋本選手がライトオーバーの2塁打で竹内選手も還り9-4と再び平安のリードが5点に変わります。

平安竹内選手が9点目のホームイン
平安竹内選手が9点目のホームイン
タイムリー2塁打を放った平安橋本選手
タイムリー2塁打を放った平安橋本選手

さらに西川選手がセンター前にヒットで1死13塁と繋ぐと、続く6番冨田選手もセンター前へタイムリーを放ち、10-4と平安が二桁得点に乗せます。

橋本選手が10点目のホームイン
橋本選手が10点目のホームイン

スコア以上に平安が苦しんだイメージのあるこの試合。
決めたのは8回裏。

この回先頭の3番市岡選手がセカンド後方への飛球。
グラブに当てて落球しますが、球場のスコアを確認すると、これはヒットと記録されたのでしょうか?(詳細分かりません)

いずれにしても市岡選手が無死2塁で出塁。
生還すれば8回コールドゲームが成立という場面になります。

続く橋本選手は敬遠気味に四球で出塁し、今日ここまで3打数3安打と当たっている西川選手は犠打を決め1死23塁とします。

ここで6番冨田選手が初球を迷わずセンター前に弾き返し、市岡選手がホームイン。
7点差がついて8回コールドゲームが成立し、龍谷大平安がベスト8進出。夏の大会のシード権を獲得しました。

冨田選手がセンター前にサヨナラタイムリーヒット!
冨田選手がセンター前にサヨナラタイムリーヒット!
市岡選手がサヨナラのホームイン
市岡選手がサヨナラのホームイン

センバツ後、これが初めての公式戦となった龍谷大平安。
いろいろと試そうとしていることは伝わる試合でした。

平安にはどうしても求める内容が高くなるため、厳しい表現になるかと思いますが、結果はコールドゲームですが、もろ手を挙げて勝利を祝福するという内容ではなかったと思います。

なにより最大の課題の2番手投手争いですが、高井投手、大野投手共、洛星戦の内容だけで判断すると厳しいものがあると感じました。

洛星も立命館宇治戦で、途中まで完全に抑えられていた田中投手を一気呵成で打崩し逆転したように、勢いに乗ると手がつけられなくなる打線だと思いますが、層が厚いチームだけに、公式戦で「追試」が行われるのか、観客の立場としても興味が尽きません。

打線は立命館宇治も苦しんだ、洛星岩本投手をしっかりと捉え、松田投手と2人に対し16安打を浴びせ、大量11得点。
センバツではやや攻撃面が湿り気味でしたが、この試合を観る限りでは攻撃面に関しては相変わらず高い得点能力を見せてくれたと思います。

対する洛星。
結果はコールド負けでしたが、十分に「洛星ここにあり」といった印象を多くの高校野球ファンに見せ付けた内容であったと思います。

ややこの試合に限るとミスも多く、それが失点にもつながりましたが、平安という名前の「見えない圧力」も相当あったかと思いますので、この範囲であれば「想定の範囲」と言えるかもしれません。

立命館宇治に勝ったことは決してフロックではなく、この夏十分に上位常連チームにとって脅威になるチームであることが証明できたと思います。
自信を持って夏本番を迎えて欲しいと思います。

勝利の報告を応援席に行う平安ナイン
勝利の報告を応援席に行う平安ナイン

洛星
200 020 00=4
223 003 01x=11
龍谷大平安

洛 松田、岩本ー小倉
平 高井、大野ー竹葉

洛H12 E3
平H16 E1

【打撃成績】

洛星

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席
酒井  左前安打  三ゴロ  中前安打
(二盗)
 見逃三振
岸野  左前安打  中前安打  左前安打(1)  遊ゴロ失
河野  中前安打(1)  左飛  死球  空振三振
奥村  右前安打  (岸野牽制死)
中飛
中飛 四球
佐藤 右前安打 中飛  遊安打(1) 三ゴロ
渡辺  左前安打(1)
岩本  中前安打  遊ゴロ  空振三振
小倉  一ゴロ併殺打  二ゴロ併殺打  空振三振  二ゴロ
大橋 空振三振 左飛 二ゴロ
増村 死球
松田  遊飛  右線二塁打 二ゴロ 投ゴロ

龍谷大平安

選手名 第一打席 第二打席 第三打席 第四打席 第五打席
久保田 死球
二盗
中前安打(1) 四球 遊安打 右前安打
竹内 遊直 中前安打 中前安打(1) 中前安打
(23塁)
左飛
市岡 右線3塁打(1) 三邪飛 中飛 二ゴロ(1)  二安打
橋本 左犠飛(1) ボーク(1)
死球(盗塁死)
一邪飛 右越二塁打(1)  四球
西川 右前安打 四球
二盗
右線安打
(二塁でアウト)
中前安打  投前犠打
冨田 四球 投ゴロ失
(二盗死)
二直 中前安打(1)  中前安打(1)
竹葉 二ゴロ 右前安打(1) 中飛 遊ゴロ併殺打
小川 右飛失 (牽制悪送球)
右飛
 投ゴロ  二ゴロ
高井
大野 三前犠打 右前安打(1)  右邪飛  右飛

【投手成績】

洛星

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
松田 1 1/3 3 2 0 3 3
岩本  7  13  4  0  8  7

龍谷大平安

選手名 イニング 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点
高井 0/3 3 0 0 1 2
大野  8  9  3  5  3  2

龍谷大平安 VS 明徳義塾

2016年3月21日、第88回選抜高等学校野球大会一回戦

阪神甲子園球場

【スタメン】※球場でメモってますので誤字などあるかもしれません
※大会主催者より球場の写真を掲載することを禁止されていますので写真はありません

龍谷大平安(京都)
8 小川
4 久保田
6 西川
3 橋本
7 岡田
1 市岡
5 冨田
9 竹内
2 竹葉

明徳義塾(高知)
8 立花
4 金田
9 西浦
2 古賀
7 西村
3 平石
5 大北
6 高村
1 中野

いつもわかさスタジアム等で観戦している平安を甲子園で観るのは思えば初めて!
秋と比べると岡田選手がクリーンアップに入り、秋季大会でホームランを打つなど活躍した強打者の冨田選手が7番に入った以外はほぼ秋と同じメンバー。

まず攻める平安ですが、明徳義塾のマウンドはエース右腕の中野投手。

1回表の平安は先頭の小川選手がライト前にヒットを放ちますが、2塁を狙いタッチアウト。
しかしイヤな雰囲気になる前に、続く久保田選手が四球で出塁、3番の西川選手がセンター前ヒットで1死12塁とチャンスを作ります。

しかし橋本選手、岡田選手がそれぞれ見逃三振に終わり平安無得点に終わります。

その平安の先発はエース左腕の市岡投手。
1回裏の明徳義塾は1死後、2番の金田選手がセンター前ヒットで出塁。
2死後、4番の古賀選手がライト線を破り金田選手が本塁を狙いますが、平安の素晴らしい中継プレーの前にタッチアウト。
先制することが出来ません。

2回表の平安。
先頭の6番市岡選手がライト前ヒットで出塁。
続く冨田選手のセンター前ヒットはヒットエンドランが成功し無死13塁とチャンスが拡大します。
ここで竹内選手が初球をセンター前に弾き返し1点を先制します。

1点を先制された直後の2回裏の明徳義塾。
先頭の5番西村選手のレフトへの大飛球を岡田選手がフェンスにぶつかりながらも好捕。
しかし続く平石選手がセンター前ヒットで出塁。
2死後、8番の高村選手が四球で2死12塁とすると、続く中野選手が打席の際、2球続けてバッテリーミスが起き1-1の同点に追いつきます。

チャンスを作るもあと1本が出ていない印象の平安でしたが3回表。
1死後から4番橋本選手がレフトスタンドへソロホームラン。
2-1と勝ち越すと、続く5番岡田選手もセンターへ弾丸ライナーのホームラン。
3-1とリードを広げます。

明徳義塾は4回表から背番号18の右腕北本投手へ継投します。

5回表の平安は、1死から5番岡田選手がレフト前ヒットで出塁。
市岡選手が打席の際にボークが宣告され1死2塁とすると、市岡選手自身もセカンドへの内野安打で1死13塁とチャンスを拡大します。
続く冨田選手が打席の際に、市岡選手が二盗を成功させますが、冨田選手はライトへの浅いフライ。
またもチャンスをモノに出来ないかと思った矢先、先制点をたたき出した竹内選手が一塁手強襲の2塁打で貴重な2点を追加し5-1と平安がリードを広げます。

グラウンド整備後の7回表の平安。
先頭の橋本選手が四球で出塁、続く岡田選手のファーストゴロの間に1死2塁と追加点のチャンスを迎えます。

続く市岡選手が初球をライト前に弾き返し橋本選手が還り6-1とリードを広げます。
さらに冨田選手がセンター前ヒットで1死13塁とチャンスを広げ、さらに自身の盗塁で23塁とすると、またも竹内選手がレフト前ヒットで7-1と平安が大量リード体勢に入ります。

秋はストレートとスライダーで三振を奪うも制球難から崩れる場面もあった市岡投手ですが、この試合はまとまりもよく中盤以降ほぼ明徳義塾にチャンスらしいチャンスを与えないピッチングを見せます。

8回表から明徳義塾は背番号11の右横手の林田投手が3番手のマウンドへ。
8回、9回の平安の攻撃をきっちりと抑え、味方の反撃を迎えます。

9回裏の明徳義塾は4番古賀選手からの攻撃も、市岡投手の前に2死走者無しとされ、平石選手を迎えますが、カウント2-2からのスライダーを空振三振に取られゲームセット。
1回戦屈指の好カードと戦前の評判にあった戦いは7-1と思いもよらず一方的な展開のまま平安が2年ぶりの頂点に好発進しました。

まず勝った平安、打線は秋同様強力。
3回表の岡田選手のバックスクリーン右へのライナー性のホームランは、見事の一言。

なかなかチャンスをモノに出来ず、重い空気になりそうなところを一気に流れを平安に引き寄せました。

市岡投手も7奪三振に加え、課題だった四死球も2つと安定した内容。
ストレートは最速137キロでしたが、ほとんど130キロ台の前半。
それでも名門明徳打線を6安打に抑え、勝利に大きく貢献しました。

対する明徳義塾。
昨夏の敦賀気比戦に続き2季続け甲子園初戦で敗退となりました。

初回の先制のチャンスでもし生還していれば、少しは違った展開になったかもしれませんが、この試合に関して言えば完敗といった内容。
しかし名門明徳義塾ですから、必ず夏に向けてチームを立て直してくると信じています。

龍谷大平安
012 020 200=7
010 000 000=1
明徳義塾

平 市岡 – 竹葉
明 中野、北本、林田 – 古賀

平H15 E1
明H6 E0

本塁打
平 橋本①、岡田①

 

[ 準決勝 ] 滋賀学園 VS 龍谷大平安

2015年10月31日、秋季近畿大会準決勝

皇子山球場

【スタメン】※球場でメモってますので誤字などあるかもしれません

龍谷大平安(京都1位)

8 小川
4 久保田
6 西川
5 橋本
3 冨田
1 市岡
7 岡田
2 竹葉
9 竹内

滋賀学園(滋賀3位)

9 徳留
4 井川
2 後藤
3 馬越
5 松岡
8 西村
7 山口
6 小浜
1 神村

センバツ出場をほぼ当確にした両チームの対決。
次は2年ぶりの平安か、滋賀県勢初の滋賀学園か、近畿大会の頂点を争う局面へ。

まず守る滋賀学園の先発は1年生右腕の神村投手。

滋賀学園の1年生エース神村投手
滋賀学園の1年生エース神村投手

1回表の平安の攻撃。
先頭の小川選手が死球で出塁すると、犠打で進塁後、3番西川選手のレフト前ヒットで13塁といきなりのチャンス。

ここで4番橋本選手がレフト前ヒットで1点を先制します。

小川選手が先制のホームイン
小川選手が先制のホームイン
先制タイムリーヒットの橋本選手
先制タイムリーヒットの橋本選手

さらに冨田選手もセンター前にヒットで1死満塁とし、市岡選手のセンターへの飛球は、その手前に落ちます。

2点目のホームインとなったと思ったところ、ホームで西川選手がホームでアウト。
1回の平安の攻撃は1点に終わります。

西川選手はホームでアウト
西川選手はホームでアウト

対して守る龍谷大平安はエース左腕の市岡投手。

平安のエース市岡投手
平安のエース市岡投手

1回裏の滋賀学園。
徳留選手への1球目にストライクがコールされた後、続く井川選手まで8球連続のボール。
2者連続の四球で無死12塁となります。
3番、後藤選手の打席で徳留選手が捕手竹葉選手からの牽制でアウトになり、ピンチを脱したかと思いましたが、さらに後藤選手へもストレートの四球で12球連続のボールとなります。

1死12塁で主砲馬越選手を迎え、ショートへの強い当たり。
これが強襲安打となり滋賀学園が同点に追いつきます。

井川選手が同点のホームイン
井川選手が同点のホームイン
タイムリーヒットの馬越選手
タイムリーヒットの馬越選手

さらに続く松岡選手もストレートの四球で1死満塁となり、山口選手は空振り三振となりますが、7番の山口選手がライト前にヒットを放ち、2-1と滋賀学園が逆転に成功します。

タイムリーヒットの山口選手
タイムリーヒットの山口選手

続く2回裏も平安・市岡投手の制球が定まりません。
先頭の9番神村選手、1番の徳留選手に連続で四球を与え無死12塁とすると、2番井川選手の当たりはセンター前へ。
しかし、スタートの遅れた徳留選手がセカンドで刺されセンターゴロとなり1死13塁となります。

さらに3番後藤選手が空振り三振に倒れると、井川選手が盗塁失敗。
三振ゲッツーとなりチャンスを生かすことができません。

中盤やや落ち着いた展開にその後なりますが、グラウンド整備休憩前の5回裏、滋賀学園の攻撃。
先頭の1番徳留選手がショートへの内野安打で出塁すると、井川選手の犠打を市岡投手がセカンドへ送球しますが、野選となり無死12塁となります。

後藤選手が送ったあと、同点タイムリーを放っている馬越選手がセンターへ犠牲フライを放ち3-1とリードを広げます。

ホームに戻る徳留選手
ホームに戻る徳留選手

さらに松岡選手が四球で2死13塁から、6番、西村選手の打席でパスボールがありさらに1点を追加。
前半を終えて4-1と滋賀学園がリードする展開になります。

ここまで京都大会から「無敵」状態で勝ち上がってきた平安。
この秋初めて迎える劣勢の展開の中、6回表、先頭の4番橋本選手がセンター前にヒット。
1死後、6番市岡選手がライト線への2塁打で1死23塁とチャンスを作ります。

ここで迎えるのは、先週の阪南大高戦ではホームランを放っている、神村投手と同じ1年生スラッガーの岡田選手。

しかしここは空振り三振。
さらに8番の竹葉選手もセンターフライに倒れ平安チャンスを生かすことができません。

チャンスで残塁に終わった平安(三塁上の橋本選手)
チャンスで残塁に終わった平安(三塁上の橋本選手)

するとその裏、滋賀学園は先頭の7番山口選手が、この試合9つ目の四球を選び出塁。
小浜選手の犠打で進塁すると9番神村選手のレフト前タイムリーヒットで5-1とリードを広げます。

タイムリーヒットの神村選手
タイムリーヒットの神村選手

平安も意地を見せ、7回表、2死走者無しから2番久保田選手のサードへの内野安打、3番西川選手のセンター前ヒットで2死13塁とチャンスを作りますが、4番橋本選手がセンターフライ。
あと1本がこの試合の平安には出ません。

すると7回裏の滋賀学園。
先頭の3番後藤選手がこの試合10個目の四球で出塁。
続く4番馬越選手がレフト線へ2塁打を放ち無死23塁とチャンスを広げます。

ここで京都大会2次戦から一人でマウンドを守ってきた市岡投手に代わり、背番号10右の大野投手がマウンドへ上がります。

平安2番手の大野投手
平安2番手の大野投手

5番の松岡選手はショートゴロに倒れますが、西川選手はリードの大きい三塁後藤選手を刺そうとサードへ送球しますが、これが野選となって無死満塁となります。

続く6番西村選手が押し出しの死球で6-1。
1打サヨナラコールド勝ちの場面で7番山口選手を迎えます。

後藤選手が6点目のホームイン
後藤選手が6点目のホームイン

ここでライト線へヒットを放ちセカンドの松岡選手もホームに戻り8点目。
新チーム発足後、公式戦無敗を続けてきた龍谷大平安はまさかのコールド負け。
滋賀学園が勝って1998年の比叡山以来、17年ぶり2度目の秋季近畿大会の決勝へ駒を進めました。

松岡選手がサヨナラのホームイン
松岡選手がサヨナラのホームイン

滋賀学園の試合を観戦するのは、初戦の大商大堺戦以来。
投打に圧倒して勝ち上がったイメージがありました。
準々決勝の報徳学園戦は観戦していませんが、延長14回の熱闘の末1-0と勝ち上がりここまで駒を進めてきました。

守りからリズムをしっかりと作り、近畿を代表する強豪を撃破してきたチーム通りこの試合も、滋賀学園旋風が止まりませんでした。

神村投手は強打の平安に7回を投げ、被安打は8と浴びましたが、奪った三振も5つと決して力負けせず要所を押さえ最小失点で抑えました。

また打線もここぞの場面で、市岡投手を攻め立て6安打ながら8点を奪い、またも強豪チームを撃破し、秋季近畿大会、滋賀県勢初の優勝に王手をかけました。
もうセンバツは確実に決まったといえる滋賀学園。

全国大会でも十分に太刀打ちできるチームだと思います。
しかし、そこで敢えて言えば、この試合、平安の「自滅」によるところが目立ちました。
市岡投手が制球に苦しむ中、それを手助けしてしまうような攻撃上のミスも目立ちました。

勝って反省できることは幸せなことだと思います。
しっかりと兜の緒を引き締めなおし、滋賀勢初の快挙を目指して決勝も暴れて欲しいと思います。

一方の平安。
市岡投手の10与四死球が全てでした。
まさに自滅と言ったゲーム。
記録上はノーエラーでしたが、パスボール、大事な局面での野選。
また3点目のきっかけとなった徳留選手のショートゴロも、この試合も何度も好プレーを見せてきた名手西川選手らしくない、「待って」しまったプレーで内野安打にしてしまい傷口が広がってしまいました。

また攻撃陣も初回、あの2点目のシーンがセーフであれば・・・
この試合の流れも大きく変わったと思いますが、元々、そういった思い描いた展開から外れると途端に脆さを見せるのが平安の悪い一面だと思っています。

今日の試合も「らしくない」試合運びになり結果8安打で1点しか奪うことができませんでした。

センバツ前に攻守全てに悪い面が出切ったのは、考えようによってはプラスです。
今年の平安の実力がこんなものではないことは分かっていますので、冬場さらにスケールアップして、2年ぶりにセンバツの頂点を目指して欲しいと思います。

龍谷大平安
100 000 0=1
200 021 3x=8
滋賀学園

平 市岡、大野 ー 竹葉
滋 神村 ー 後藤

平 H8 E0
滋 H6 E1